小泉吉宏
読むとちょっと人生が
楽になる漫画本。
奥深くて理解できんとこも
あるけど、生きるのが
楽になる考え方や言葉が
いっぱい載ってる。
「自分の生き方にも
自分にも自信のないブタは
威張ってみたり自分を
よく見せることに躍起になる
自分の生き方と自分に
自信のあるブタは他のブタが
自分をどう見ているか
気にすることはない」
って言葉が好き。
漫画やから読みやすいし。
他のシリーズも読みたい!!
【再読】
メンタルがどうしてもいかれだしたら読んだ方が良い本。
シリーズは③だけど、別にどこから読んでも大丈夫。
哲学的で、ある意味気取った本かもしれないけど、私にとったら押しつけがましくなく、生き方についてさりげなく教えてくれるイメージ。
4コマだからすぐ読めるし豚たちの掛け合いが面白い。
■すがりついてない?
「多くの豚はたった一人だと不安なので 誰かや何かにすがりつく
学歴や成績にすがりつく 恋人にすがりつく 家にすがりつく 神様にすがりつく
お金にすがりつく 会社にすがりつく 肩書きにすがりつく 道徳にすがりつく」
『あいつを部長の座から引きずり降ろしてやる』
「すがりつくことでかえって葛藤を引き起こしているような気がするなぁ…」
■作り物の安心でなく
「本当に自分とは何かと問うて頭に浮かぶ『言葉による答え』は 作り物の安心だよ
心は本来不安定なものだ その心が提供する答えで安心しているからまたすぐ不安に振り回されるのだ
答えを探すんじゃなくて 肩書きやら形容詞やら知識やらを引っ張り出すのではなくて」
〈明るい〉〈太い〉〈ハンサム〉
「『自分』を見なさい」
『自分』…。
私は、『自分』という人間の外側にあるもの。
つまり夢とか周りからのイメージとか、そういうのをはいでいったら何になるんだろと思った。
意外と何もないかもしれない。
何もないということは、結局周りからの視線を大事に生きてる証拠…。
まっさらになった時、私は絵を描きたいのか、歌を歌いたいのか。
どれも、違う気がする。
絵も歌も、うまくなってほめられたいという欲があるし。
ただ私は、本に囲まれてすごしていたいのかもしれない。
以前すごく疲れていた時に、おしゃれな本屋に入った時、一瞬で疲れが吹き飛んでしまった。
他人とか自分とか関係なく、本当的に本に囲まれた空間で癒されたというか。
だから、私の外の皮をはいでいったら、ただただおしゃれな本屋の空間が好き、になる。
違うかな、この本の言いたいことって。
私はこの本を読んで自分をそう見つめた。