映画・小説の感想棚

映画、小説、アニメなどの感想。作品によって文章量はまちまち。土日正午を中心とした不定期更新。

透明なゆりかご 5・6話

主演:清原果耶

17歳のあおいは産婦人科見習いとして
働きながら、命を大切さを知っていく…!!

1~4話の存在を知らず、
5話以降から録画しています。
原作のエッセイを少し読んだことがあって、
気になっていた話。

【ネタバレ】

5話の女の子の話ジーンときたな…!!
ちゃんとお父さんは協力してくれたのかな。

産みたい14歳、中絶させようとする両親。
産婦人科でもつれにもつれ、
女の子は両親に叫ぶ。

娘「…やだ!!
 みんな降ろすのが当たり前だと
 思ってるんでしょ!?
 …どうせ育てられない。
 なかったことにしてやるのが
 一番いいって…!!でも本当にそうなの?
 赤ちゃんは、殺された方が幸せなの!?」
父「そんな言い方するな。お前のためだ。」
娘「嘘!!恥ずかしいって思ってるんでしょ?
 パパもママも、
 本当は私のことなんて考えてない!!
 パパは面倒が嫌なだけ、ママは!!
 賢くて勉強のできる
 自慢の娘が欲しいだけ!!
 …それが私のため?違うよ!!」

このシーンぐっと来たなぁ…!!
女の子いけいけ!!と思った。
というかこの女の子演技うまくないか?
感情が私の心にすごく入ってくる。

その後女の子が一人で産んだけど
最終的に応援してくれた母が死に、
途方に暮れてるとき。
母の、「あとは赤ちゃんのために
何をすればいいか考えなさい。」
という言葉を思い出す。
そして涙を拭いて、髪を縛る…!!
母が何か(家事?)をする前
髪を縛っていたみたいに…!!

もうここのシンクロの演出がやばい、鳥肌…。
女の子が泣いてる子どもを
抱きかかえると同時に
チャラさんの主題歌が挿入…。
泣けるわこりゃもう。
育った男の子の生意気具合もリアルだった。
ちゃんとお母さんのことを思っているのかな。
最後あいまいに終わったから
よくわからなかったけど。

6話、中絶する17歳のヤンキーに
あおいがついていく話。
ヤンキーのビジュアルがよかった。
そばかすでうつろな目で、
全体的にけだるい雰囲気。
あいみょんさんみたいな。
後半あおいが想像する、
ヤンキーが中絶した老夫婦の元に
再訪するシーン。
それは中絶しに行くわけではなくて、
ちゃんと望まれて生まれてきた自分の子を
抱え見せに行くヤンキー。
と二人を迎え入れる老夫婦。
そこでも泣けますからね。
ぜひかなうといいな、その想像。

いろんな人、人生があって勉強になる。
ていうか頑張ろうとなる。