映画・小説の感想棚

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メリー・ポピンズ リターンズ

主演:エミリー・ブラント

メリーがいなくなって20年…、
バンクス家に再び彼女が帰ってくる…!!

【ネタバレ】

いやー、楽しかったなー!!
ネットで調べたら、
「制作人のほとんどは子どもの時に
オリジナルを楽しんでおり…」とあったので、
オリジナルを見た時と同じ気持ちが、
リターンズでもあった。
にぎやかな歌と踊りと意味のないファンタジー!!
これがメリー・ポピンズの見どころだろう。
もう、舞台を見てるような迫力と華やかさで、
映画のスクリーンじゃ足りないくらい…!!
もっともっとすべてを見たかった!!

ファンタジー良いね、
子どものために作られたというか…、
オリジナルや原作のような、
まったく脈絡のない展開。
風呂に入って海につながる意味が分からない!!
さらにCGも加わって、海の景色がきれい!!
パフォーマンスで一番すごかったのは、
終盤の、電燈つける人たちのダンスと歌。
電燈やはしごを道具に、
タップダンスやいろんなダンスをする。
オリジナルでいう煙突掃除のような感じ。
汚い雰囲気だけどとても楽しくなれる。
アニメと実写の融合のシーンも素晴らしい…!!
特にジャック単体の
ラップみたいなシーンは見入ってしまった。

少し思ったのは、
大人同士のやり取りが多かったかな…。
オリジナルでは、
早い段階で子どものジェーンとマイケルに
スポットを当てていたけど、リターンズでは、
大人になったジェーンとマイケルの
現状がしばらく続く。
私は見ながら、
大人になった二人とメリーの話なのかな、
と思っていたけど、話の中心は、
マイケルの子どもたち3人とメリー。
オリジナルのファンにとって
ジェーンとマイケルは大切な登場人物だけど、
そこを削ってもう少し
メリーの魔法が見たかったな。

でもほんとうに素晴らしい映画でした。
さいごの最後で、
2ペンスと凧揚げの歌が少し流れて、
鳥肌立った…。
大人になって、
忙しくて責任もいっぱい出てきて、
大切なこと忘れたりするよね。
…今これ書いて思ったけど、
オリジナルは完全に子どもの映画だけど、
リターンズは大人に向けての
映画でもあるのかな。
子どもの時にオリジナルに
夢中になっていた大人に向けて…。
そう思ったら、
最初の長めの情けないマイケルのくだりも
分かるな…。
かつて子どもだった大人と、
現在の子どもたちが、
メリーの魔法に巻き込まれるのか…。
そういう映画だったら、かつての子どもは
ラストの2ペンスがかかるくだりで
いろいろ考えさせられるだろうなぁ。
自分は空想も忘れて
つまらない大人になったんじゃないか、って。
私はそう思ったかな…。
子どもの時はもっともっと自由だった…。

ほかにもメリーはいっぱい
いいこと言っていたな。
「本は表紙だけじゃわからない
中身を知らないと。」的な。
タッタカタも健在でよかった。

この映画、
日本ではあまり話題になってない気がする…。
もう公開して1か月以上たったから
こんなもんなだけ?
私が行った映画館は
1日1回しか上映しておらず、
さらに観客は私とおじいさんだけだった…。
ちょっと寂しかったな。
ぜいたくだったけど。