映画・小説の感想棚

映画、小説、アニメなどの感想。作品によって文章量はまちまち。土日正午を中心とした不定期更新。

ハリー・ポッター死の秘宝 PART1

主演:ダニエル・ラドクリフ

ハリーの宿敵、ヴォルデモートを倒すために、
ヴォルデモートの魂が入った分霊箱を
探して破壊しなければならない。
ハリー、ハーマイオニー、ロンの三人は
分霊箱を探す旅に出るが、
途中でけんかをしてしまい…!!

【ネタバレ】

長い原作を縮小しているからだと思うが、
場面転換や、キャラクターの心情が、
相変わらず急だったりする…。

作中童話の、『死の秘宝』に見入ってしまった。
内容は、3兄弟の魔法使いと「死」の話。
長男は「死」からニワトコの木をもらって
村を支配するが、その夜、
別の魔法使いに杖を奪われ殺される。
次男は人を生き返らせる石をもらって
好きな人を生き返らせるが彼女は
現世になじめず次男も彼女を追って死んだ。
三男は「死」から隠れる透明マントをもらい、
年をとって、マントを息子に渡したとき、
「死」とともにこの世を去った。
という話。
その時のアニメーションが素敵だった。
ハーマイオニー(CV須藤祐実さん)の
ナレーションでセピア色のCGアニメーション
ずっと見てられる。
童話が終わってハリポタの世界に戻った時、
「あ、ハリー・ポッターだこれ。」って思った。

ハリー達三人はヴォルデモート卿たちに
つかまるが、ドビーに助けられる。
屋敷しもべドビーは以前
マルフォイ家に仕えて
ひどい仕打ちを受けていた。
「屋敷しもべ妖精」とは主人から
衣服を与えられると、その主人のために、
無償で奉仕しなければならない妖精だ。
ドビーの現状を知ったハリーは、
ルシウス・マルフォイに返した日記に
靴下を仕込み、ルシウスが靴下を投げ、
ドビーがキャッチした。
その瞬間、主人は変わり、
マルフォイ家から解放されたのだった…!!
それ以降、ドビーは自由に生き、
ハリーに恩を持って生きていた。

「ドビーにはご主人様などいません。
 ドビーは自由な妖精なのです。
 ドビーはハリー・ポッターとその友達を、
 助けに来たのです!!」

ドビーの機転でハリー達は
逃げることができたが、逃げる直前、
ドビーは敵のナイフを受けていて、
逃げた先で、死ぬことに…。
悲しかったな。

この映画でも、この続編PART2でも
昔からのキャラが死んでいくが、
死が大事に描かれているキャラは少ない…。
だからドビーは、作者にも
大切にされていたんだろうなと思った。

ルーナは今回も可愛かった。