映画・小説の感想棚

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ローワンとゼバックの黒い影

ローワンの母ジラーとジョンの結婚式に、妹のアナドがゼバック国が飼っている動物にさらわれた。
ビビり症なローワン、勇敢な少女ジール、冷静なパーレン、陽気なアランがゼバック国に乗り込む。

【ネタバレ】

ローワンシリーズ4作目。
シリーズで一番面白い!!
ポテンシャルがすごく高い仲間たちの能力で障害を乗り越えていく旅が見どころ。

水に強いマリスの民パーレンは、ゼバック国に向かう最中嵐の中舵を切り、みんなを入国させることに成功する。
『リンの谷』と『旅の人』のハーフでムードメーカーのアランは、持ち前の明るさで、疲れ果てたみんなを前へ前へと足をすすめさせる。
風に強く生まれがゼバック国のジールは、ゼバックの人のふりをして、みんなをアナドがいるところへと導く。
賢くて心優しいローワンは、脱出時にのったグラックという空飛ぶ大きい生き物を一生懸命慰めたため、みんなで無事にリンの谷へ帰ることができた。

落ちもとてもよかった。
確かに、1巻の竜は戦闘に使えないのかと思っていた。
食物連鎖じゃないけど、ローワンシリーズの世界でも生き物はうまいこと回っているな。

ジールの、頭が切れて強気なところがとてもかっこよく、はまってしまった。
女戦士なのに、女性言葉を使っているギャップがいい。
翻訳でほかの男キャラと差別化を図るためかもしれないけど。
挿絵を見るに、髪が長く、手首・足首も細く女性らしい体つき。
ローワンシリーズには勇敢な女性は何人も出てくるけど、ジーナみたいな、母性を持たないけど見た目女性らしいっていうキャラクターが好き。
ローワンと結ばれてほしいが、ローワンは、奴隷の女の子シャーランとお似合いな気がする。
ローワンは恋愛とかまだしなさそうだけど。

リンの谷では、家畜を育て、作物を育て、パンやチーズを売り、学び、結婚し、子どもを産み、って人としての営みがきちんとされている。
SNSの~、とかしんどい話題見てたから、これが本来あるべき人の姿だな、と思ってしまった。