ティモテ・ド・フォンベル
木の世界にすむ
1.5㍉の少年、
捕まった両親を助けるため
何度も命の危険に
さらされながらも
飛び回る…、
1巻の続き。
いやー、ハラハラドキドキ!!!
1巻で整理できなかった
登場人物もちゃんと
繋がってきて、
全部私の予想を
上回る展開になる。
家族の絆もヤバい。
もっと評価されるべき小説!!!
【再読・ネタバレ】
伏線がヤバイ。
1巻は、過去と現代と行き来して、物語の中に入り込むのに苦労したが、ばらばらに登場した人物たちがつながる瞬間が面白い。
なるほどと思ったのは、トビーが、両親がつかまっているというトンブル刑務所に入った時。
トビーの両親を知らないエリーシャは、トビーの両親だと信じていた夫婦に、「もうすぐ息子が迎えに来ます。」という張り紙を見せる。
しかし実際トビーが向かうとそこにいたのは、以前自分をはめたオルメック夫妻と、ちょうど同じように両親を助けに来たレックスだった。
この時のトビーほどの絶望感はないし、読んでてとてもきれいに騙された。
エリーシャがトビーの両親のこと知らないというのも知らなかったしな。
こういう伏線がすごくちりばめられていて、めちゃくちゃ読みごたえがある。
相変わらずトビーは柔軟で諦めないし、児童書って本当に面白い。