映画・小説の感想棚

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トビー・ロルネス エリーシャの瞳

木から逃亡し、草原で数年を暮らしていたトビーだが、両親とエリーシャを助けるために再び木に戻る。
両親はミッチの下でクレーターの穴掘りをさせられ、エリーシャはレオの婚約者として捕まっていた。


面白かった。
作者は本当に今の世界環境に対して思うことがあるんだろうな。
「トビーの逃走(両親とエリーシャを助けたい)」と「木の破壊」、全く別物だけど、うまくテーマになっている。
「木の破壊」が舞台で、「トビーの逃走」が展開される物語。

… キャラクターの動きや関係がどんどん複雑になっていく。


トビーは初登場時から一貫して、両親を救うことが目的で、さらにエリーシャを救うことも追加された。
エリーシャは自分で何度も脱走を、両親も仲間とともに脱走の抜け穴を掘って自分たちで動いている。
敵であるレオはエリーシャを閉じ込め、エリーシャに好かれるため「影」としてもエリーシャに近づく。
アンポンタンは、レオの下で働きエリーシャの見張りにつくが、唯一エリーシャに心を開かれている。
アルバイアンは、レオの父の友人で、レオの一番の部下になり、身の回りの世話をする。
エリーシャの母イーシャは、アスルドール家に住んでいたが、逃げて自宅で過ごしている。

 木こりの棟梁ニルスはトビーのために、レオと友好関係になりエリーシャと面会する。
アスルドール家の娘ミアは、早くにレックスと結婚し、ニルスにかくまってもらって生活している。
そのほかのアスルドール家は、自宅に残っていたがモーをおとりに逃走し、ミアたちとともに住む。
アスルドール家を逃がすため、モーは自らおとりになり、ジョー・ミッチの部下につかまり閉じ込められる。

ジョー・ミッチはトビーの両親や学識のある老人たち、ヒビの民を奴隷に、クレーターを掘り続ける。
ヒビの民「月の顔」は、ジョー・ミッチにつかまり、奴隷として働かされている。