妹のねず子が鬼になり、ねず子を人間に戻すために鬼殺隊に入った15歳の少年、かまど炭治郎。
任務で列車に乗っていくことになるが、その列車がすでに鬼に支配されており…!!
日本の映画、興行収入第2位としてみると、微妙だった…。
コナンの映画みたいに冒頭に簡単なあらすじがあるわけでなく、初心者の置いてけぼり感がすごいと思う。
正直私は、これが「タイタニック」以上「千と千尋の神隠し」以下か、と思ってしまった…。
【ネタバレ】
ストーリーの規模もなんか、列車内で終わってしまう物語なので、小さく感じた…!!
列車という限られた空間を舞台にするなら、時間制限という設定があったほうがドキドキしたのに、とか。
漫画での無限列車編は漫画の流れの中の一部だからいいんだけど、映画はやっぱり、約2時間という時間があるから、いろいろつめてメリハリを増やしてほしかったというのが本音。
まぁ原作を忠実に再現するしかないんだろうけど。
そもそも、夢の中と鬼とのバトルがメインの話だから、あまり映画向きではないんじゃないかな。
あかざとか蛇足でしかないし。
長編漫画という規模で見たらもちろん意味のある登場だけど、映画だけ観たら、煉獄を殺すためだけに出てきたキャラクター。
あと、炭治郎の夢、めっちゃ長く感じたな…。
ストーリー進まん感やたらあった。
とはいえ、「鬼滅の刃」漫画ファンからしたら、とても満足な映画だった。
”映画として全国民が楽しめるか”っていう部分で、すごく否定するけど、ファンにはよかった。
1番良かったのが、夢から覚める際の、善逸と伊之助のかっこよさ!
列車内ピンチだどうしようっていうときに、暴れだす二人の演出がとてもとてもよかった…!!
特に善逸のスピード感は、アニメだからこその迫力!!
善逸のかっこよさ100%引き出されていた。
炭治郎がリアル世界で自決しようとしたとき、伊之助が止めるシーンが原作で好きだけど、そこもきちんとあって良かった。
炭治郎と伊之助の声優がすごかったな。
後半叫びすぎて何言ってるか聞き取れなかったところいくつかあったけど、それだけ魂のこもった叫びをしていた。
必死感が伝わってきて、引き込まれてしまった…!!
あと、本当に絵のクオリティが高かった。
アニメとして演出のクオリティももちろん、冒頭のお館様夫婦が歩いているお墓の背景、写真みたいにきれいだった…!!
本当に、観てよかった。
けど、興行収入(略)