映画・小説の感想棚

映画、小説、アニメなどの感想。作品によって文章量はまちまち。土日正午を中心とした不定期更新。

逃げるは恥だが役に立つ ガンバレ人類!新春スペシャル!

主演:新垣結衣

森山みくりと津崎ひらまさは秘密の契約結婚するが、一緒に住むうち両想いになり本当に結婚をした。
みくりのおなかに赤ちゃんがいることがわかるが、育休、コロナ、と目の前にたくさんの問題が生じる…!!




楽しかった。
OP「進め、たまに逃げても」と、ED「恋」が変わらなかったのがうれしい。
新しい恋ダンス最高だった!!
BGMも変わらずで、本当に良かった!!
4年前がとても懐かしかった。

育休を取ることについて。
母になるみくりはまぁまぁすんなり取れたが、父になるひらまさは1か月取るのも難しい。
父親の育休って実際どうなんだろ。
ひらまさのが育休を取ったらみくりは楽になるけど、仕事のしわ寄せは会社の人たちにくる。
会社の人たちは、「俺もいずれ育休取れる!」と思えたらいいけど、もしその中にシングルマザーがいるなら、「母親一人で頑張れよ。」とかならないのかな。
私は妊婦と育児のしんどさ分からないけども。

あと、ひらまさの厳格な父親が発した、「一家の大黒柱として」「男として」という発言にひらまさは引っかかっていた。
別に強く否定するわけではなかったけど、まぁドラマの方向性として、ひらまさの父の古風な意見は否定気味だった。
最近は、昔の考え方を否定する物語が多くて少し寂しくなる。
もちろん、無意味な暴力や偏見は新しい時代に合わせてアップデートした方がいいけど、「大黒柱として」「男として」まじめに頑張ってきた人はたくさんいる。
それを、「もう古いから」といって、否定するのはどうなのかと。
最終的にひらまさの父親は、ひらまさが使っていた新しい家電を買い、楽しそうに?新しい時代に乗りかけていたから、よかったけど。
こういう昔の考え方が否定されるたびに、少し寂しくも感じる。
新しい考え方に共感することも多々あるけども。

さいごのリモート飲み会。
ひらまさの上司の灰原が、リモートに参加している女性たちを見て、

「おわ!きれいな女子がたっくさん。うっひひひ。」

と言い、沼田さんに、

「灰原君、罰金。」

と言われているけど、男が女に、「きれい」「かわいい」も言えなくなってる世の中ってもう終わってないか?
…灰原の場合、言い方もあって女側は気持ち悪く感じたのかもしれないけど。

あと、コロナで不況になってるバーの店主が気の毒。
リモート飲み会が2020/5/7なので、これからもっと大変になっていくんじゃないだろうか。

観終わってハッピーな気持ちにはなれたけど、コロナ流行の真っ最中でドラマは終わったから、ハッピーエンドって感じではなったな。
でも、みくりとひらまさが元気そうでよかった。
いろんなことがある世の中だけどめげずに生きてます、って教えてくれてるみたいだった。
また続編してほしい!!