桂が松平邸に家政婦として潜入捜査する223話、銀さんが手に入れてしまった「呪いのブルーレイ」224話、監獄から手紙を出すじいさんと鬼看守の関係225~227話、新八がはまった恋愛ゲームに参戦する銀さん228.229話。
【ネタバレ】
223話のエヅラ子の話が秀逸。
攘夷志士の桂は警察庁長官の松平を失脚させようと家政婦として松平邸に潜り込む。
松平家での松平はたくさんの兵を動かしているときの威厳はなく、たらいで自分のパンツのうん筋を取る情けないおっさんだった。
さらに、妻や娘にも邪見にされるため、松平はまたキャバクラなどに遊びに出かける。
そしてまた家庭での居場所はなく情けないおっさんに成り下がってしまう。
そんな姿を見た桂は、「父とは?いったい何のために闘い続けているのだろう?」と思いだし、松平を失脚させようとするより、父娘の仲を取り持つような手助けをし始める。
娘の誕生パーティーで娘のピンチに駆けつける警察庁長官の松平。
「クソつけたパンツくらい…、てめぇで洗いあがれ!!」
松平はこう叫んで敵を殴りつけた。
自分のうんこついたパンツ事情と、敵のうんこついたパンツ事情がこれまでのエピソードで展開されていたからこそのキメゼリフ。
ていうか敵が逮捕されるときパンツかぶらされてるの笑った。
逮捕はされてもパンツをかぶる必要はないやろ。
最終的に、「父とは?」の回答を見れた桂…、そして視聴者の私。
桂のモノローグが入る。
『俺は確かにこの目で見た。背中合わせではあるが、確かにつながる父と娘のきずなを。そして、天下のクソオヤジの威厳を。』
桂は松平邸から去るが、松平は相変わらず自分のパンツのうん筋を取っている。
うん筋を取っているが、「父とは?」の答えをもう視聴者も知ったので、松平の背中は情けないけど、情けなく見えない。
こういう終わり方スキ。
状況はほとんど変わってないけど、話丸々見せたことによって、ラストの感じ方変わる、というもの。
少年漫画や少女漫画など小さい子ども相手の物語なら、主人公がいてこう変化した、とわかりやい変化がある。
しかしこの物語は、わかりやすい変化はなく、わかりにくい変化をわかりやすく表現させている。
こういう大人向けのこじゃれた表現とても好き。
情けないところもリアルだし。
この時のEDも良かったな。
この時期のED映像は、1か所、その話にまつわるイラストが描かれる。
エヅラ子回は、娘のパンツと父のパンツを一緒に干した物干しざおを、娘の栗子がそれを見ている、という絵。
可愛いし素敵だった。
新八がはまった恋愛ゲームの話、すごかったないろいろと。
バーチャルとはいえ、女性に裸ペイントし動物園のおりにぶち込み動物と同じお茶を与える沖田。
一回精神病院行った方がいいんじゃないかと心配になるわ。
人をこんなに辱めて満たされるって何。
小さいころから親がいないからか、姉を失ったからか、人を殺しまくっているからか…。
沖田がこんなにドエスな理由が単純に知りたい。
まぁ、そんな頭おかしい性癖含め爆笑したからいいんやけども。
銀魂キャラってほぼ全員、嫌われるぎりぎりのゾーンついてくるな。
実際おったら絶対かかわらんけどいざっていうときみんなめっちゃかっこいいから結局みんなめっちゃスキ、みたいな。
まぁ、結局みんなスキ。