主人公坂田銀時が万事屋へ帰ると坂田金時と名乗る男が主人公をしていた253~256話、スズランというばあさん花魁と長年の想い人を会わせるため万事屋と月夜が幕府に乗り込む257~261話。
重めな長編が2つ続いた。
【ネタバレ】
金魂篇。
シリアスシーンの中村悠一声で、きんたまきんたまいってるの笑った。
設定自体はふざけててギャグも多いけども、仲間が全員敵になるという割と重たい設定。
新八と神楽とお妙は銀さんの仲間として描かれ、桂と長谷川さんは友として描かれている。
さっちゃんと月夜と久兵衛はヒロイン枠として描かれているように見える…。
獲物(銀さん)を殺るのは私だ、と言いながら銀さんを取り合ってるハーレムにしか見えない…!!
でも金魂篇の真のヒロインは、たまだったと思う。
「銀時様?やっぱり、銀時様は何があっても銀時様なのですね。ここから逃げ出すと言ったら、私が怒ると思いましたか?…怒りませんよ。私も一緒に連れてってくれるのなら。」
カラクリだから初めから銀さんの正体を分かっており、信じてついていき、なおかつ「自分が何とかしなければ」と単独で行動するのも、もうマジでヒロイン。
たまが以前銀さんに買ってもらったネジをいまだに髪につけてるのもとてもかわいい。
結局みんな銀さん(主人公)についていくことを決めたから、金時の脳波?に勝つことができた。
東条だけずっと脳操られてたの銀さんとの距離を感じれて面白かった。
リアルタイムで見てた時、この時のOPとED好きだったの覚えてるけど金魂篇の4回しか使われてなかったのか…?
もったいない…!
スズラン篇。
幕府の話難しい。
物語の序盤、茂茂(現将軍)の叔父である定定(元将軍)は現在の幕府について語る。
現在幕府は、茂茂を立てる一派と、一橋を立てる一派で分かれている。
定定も茂茂派。
要人暗殺?で一橋の犠牲者がたくさん出ているため、一橋は茂茂一派を疑っている。
見廻り組は、一橋の恩恵の厚い組織だから、茂茂の護衛というのはうわべで本当は茂茂たちを見張っている、と。
定定が茂茂派なのは、本当は自分の地位のため。
スズランの想い人‟爺や”奪還のために、万事屋と月夜はスズランにひどいことをした定定に戦いを挑む。
定定は銀時たちを、国賊と言い幕府と天道衆の力を持って排除しようとする。
しかし真選組や見廻り組も銀時たち”国賊”に加担して反撃する。
幕府に直接雇われている彼らは罪にはならなかった。
定定よりも地位の高い現在の将軍茂茂が、真選組や見廻り組に命令していたから。
茂茂は、定定の方が国賊である、という。
その後、茂茂は将軍職を降りる。
見廻り組はやはり一橋派とつながっていた。
定定と茂茂が一線を退いたので、一橋が新政権を樹立すれば見廻り組の地位も固いだろう、と。
しかし定定は高杉によって暗殺され、茂茂は将軍を続投することになった。
細かいところ間違ってるかもしれないけど、たぶんこういう流れ。
ある程度この辺の流れわかっておかないとこれからの長編楽しめなさそうだから、わかっておきたい。
見廻り組は高杉たちと手を組んでるのかな。
そことかよくわからない。
月夜は、パンツはいていないのかというくらいスリットが入っているのが気になる。
ダマリンスのくだりすごく好き。