映画・小説の感想棚

映画、小説、アニメなどの感想。作品によって文章量はまちまち。土日正午を中心とした不定期更新。

ミステリと言う勿れ 1.2話

主演:菅田将暉

ある男子大学生が殺され同じ大学である久能整が疑われ、事情聴取されることになった。
しかし整の驚異的な観察力で刑事たちの生活や心、そして事件の真犯人も暴き出す。

【ネタバレ】

めっちゃ面白い。
菅田将暉菅田将暉っぽくなくきちんと久能整なのがすごいと思った。
源作漫画のビックリする表情とか、小さな喜怒哀楽をよく表現されてた。

真犯人である遠藤憲一さん演じる刑事。
刑事は、妻と子を殺され復讐のために男子大学生を殺したと言う。
奥さんが用意していたであろう腹巻きとレッグウォーマーを身に付けている刑事に向けボソボソいい放つ整の台詞にグッときた。

整「奥さんはあなたの無事を祈り、心配をしてた。あなたはそれをしたことありましたか?」
刑「……。」
整「奥さんが好きな花を、仏壇やお墓に飾ってあげてますか?お子さんが好きな食べ物を、供えてあげてますか?そもそも何が好きか知っていますか?…復讐じゃなく、そういうところに時間を使いましたか?」
刑「……。」
整「まずそれをしてみたらどうですか?今でも見つかるはずです。家のなかに、写真のなかに、お二人の好きなもの。」

音楽も相まってヤバかった。
この刑事は結果的に妻子を愛していたようだけど、結婚してても本当に家族に興味持てない人とかいそう。
整が、家族のために時間を作ることを、権利と考えるか義務と考えるかと言う話をしてたけど、べつに義務と考える人が悪いのではなくて、そういう人は結婚向いてないだけ。
それかそんなに好きではない人と結婚しただけだと思う。

バスジャック編でヒコロヒーさん出てて、普段バラエティでしか知らないけど演技が自然で良かった。