映画・小説の感想棚

映画、小説、アニメなどの感想。作品によって文章量はまちまち。土日正午を中心とした不定期更新。

フリーター、家を買う。 5・6話

主演:二宮和也

 

誠治の父親は少しでも妻の寿美子に喜んでほしくて記念日のワインを買ってかえるが、酒のせいで寿美子は倒れてしまった。

誠治は酒がいけないこともしらない父を責め、父は良かれと思ってやってしまったことだけにショックを受け恥ずかしくなるが、プライドが邪魔してうまく弁解できなかった…!

その後、父親に不倫疑惑が発覚し、誠治の仕事場の人たちにもなかなか人には言えない悩みを持っていて…!

 

【ネタバレ】

 

真奈美は見た目が派手目だけど、わがままを言えないいい子ちゃん。

真奈美が大人になって父親が死んで、母親が再婚するけど、再婚相手にも慕うふりをしている。

好きになった上司は結婚してるけど不倫をしたいなんてわがままももちろん言えない。

だから、「不倫できる人がうらやましい。」という。

最終回には、このいい子ちゃん性格も少し変わるんだろうか。

 

誠治の父親は、若い女性と二人で会っている。

私は最初は、武家に内緒で隠し子がいてその娘に会っているのかと思ったら、違った。

誠一は会社で部下から軽蔑され、子どもたちにも反抗的な態度をとられ、妻は知らない間にうつ病になっていた。

誠一は、もっと頼ってほしかった、という。

そんな人間関係がうまくいってなかった中、喫茶店で会計士を目指している娘と出会い、交流を持つことになる。

勉強を教えるなど、誠一の中で頼られてる感があり、その娘と会えたことがとてもよかったそう。

 

最初誠一と娘が全くの他人ということにびっくりしたけど、誠一の心中を聞くと納得した。

人のやさしさやつながりに飢えてたら、そういう行動おこすんだな、みたいな。

能力うんのんの話じゃなく、生きていくのが不器用な、ただのかわいそうな人。

情けなくて切なくなった。