ヒロシとみさえの前に、「あなたたちの本当の子どもはこの子です。」と子どもを取り違えたという産婦人科の医者としんのすけの実の母という女とその息子だという少年が現れた。
2人は受け入れられないが、翌日、女としんのすけは消えていて、傀儡の医者を発見する…!
【ネタバレ】
面白かったのかな…?
可もなく不可もなくという感じ。
ところどころ子どもを持つ人ならグッとくるんだろうなというシーンはあった。
両親と引き離され忍者の里に連れてこられたしんのすけは眠りながら回想のような夢を見る。
生まれた時からハイハイできた時、友達と遊んでた時やひまわりと遊んでた時…、そんなしんのすけを、「しんのすけ」と何度も繰り返し呼ぶ、ヒロシとみさえの声。
どんな状況でも、2人は自分を呼んでいる。
ずっとずっと、愛されながら呼ばれた名前で目を覚ますが、一人ぼっちだった。
なんか、オトナ帝国のヒロシの回想を思い出した。
オトナ帝国ではヒロシが自分の人生を順を追って回想をしていた。
今回しんのすけも5年間の人生を回想していた。
ヒロシの回想もしんのすけの回想も、共通することは、目が覚めたら「今自分が一緒にいたい人たちがいる」ということに気づくこと。
そしてそのために行動すること。
この辺のテーマがしんちゃん映画みを感じた。
忍者の息子珍蔵は後継ぎのプレッシャーもあり、わがまま一つ言わず育ってきた。
一刻も早く地球のへそを防がなければと緊迫するなか、しんちゃんたちカスカベ防衛隊が踊っていたのでみさえたちが呼び戻す。
楽しそうに踊っている姿を見た珍蔵は、自分も混ざりたいあそびたいとどんどん欲があふれ、わがままを言い、泣きわめく。
今までおとなしかった珍蔵が異常なほどのわめき姿だったので、今までどれだけ我慢してたのだろうとうるっときてしまった。
さいごに、今この映画のwiki見てたらキャラクター項目に面白いのあった。
「ハライチ
カスカベ花火大会の前説で漫才を披露する芸人。」
ちゃんとしんちゃんの世界観の人物として扱われてるの受ける。
ボケ「カスカベの~」からずれていくのが面白かった。
ネタも岩井さんがしんちゃん映画ように作ったって言ってたしな。
最後までちゃんとネタ聞きたかった。