主演:チェ・ウシク
半地下で暮らす貧乏なキム一家(両親・兄・妹)だったが、ある日兄のギウが経歴を詐称してお金持ちの家庭教師を任されることになる。
奥さんに気に入ってもらったギウは、息子さんの美術の先生として経歴を詐称した自分の妹を紹介し…!
【ネタバレ】
悲しかった…。
でも前半は結構笑った。
兄と妹のみならず、父は運転手に、母は家政婦になりキム一家はお金持ちの家のパラサイトになる。
一家が仲がいいので見てて面白かった。
お金なくても家族があんなに仲いいって本来は素敵な家族なんだと思う。
屋敷の主家族が外に出てる時キム一家が好きかってするシーンが好き。
兄は日の当たる芝生で本を読み、妹は泡ぶろに入り、父はソファで爆睡し、母は庭で砲丸投げをする。
母が砲丸投げをして、「バリン!!」って音がなって絶対どこかを破壊してるにキャッキャしてる家族が面白かった。
その後夜になり4人はお酒を飲む。
うまくいってたパラサイト生活だが、地下に旦那をかくまっているという元家政婦の登場によっておかしくなっていく。
キム一家は自分たちが今の生活を続けたいがために、地下の旦那とその奥さん(元家政婦)を地下に閉じ込めておく。
そして父が気にしていたもやもやがどんどん募っていく。
それは、お金持ちの主がたびたび口に出していた、「におい」のこと。
主自身何のにおいかわかっていないようだったけど、父ははっきりわかっている。
自分たち家族からは、半地下に住む、お金持ちにはわからない汚いにおいが出ているということ。
一家4人とも気にしていたけど、大黒柱のプライドか、父が一番「におい」について敏感だった。
だから主が無意識にそのにおいを嫌悪する姿を見て、耐えられなくなった…。
自分たち半地下に住む人間とお金持ちの格差を見せつけられて…。
差別されたような気分になった…。
兄も格差を気にしてはいた。
だからこそ好きな教え子を放っても地下に向かった。
てか主、ナイフ持った男ともみ合ってる人まだいるのに失神した息子を病院に連れて行くから車の鍵貸せって相当冷たいよな。
人間っていざっていうときそういうもんなんかな。
ラストは切なかったな。
兄の手紙の内容がかなう保証はどこにもない。
あの一家が今後がどうなったか視聴者にゆだねられてるのがまた悲しかったな…。