映画・小説の感想棚

映画、小説、アニメなどの感想。作品によって文章量はまちまち。土日正午を中心とした不定期更新。

ONE PIECE FILM RED

滅ぼされた音楽の島「エレジア」から配信のみで活躍していた歌姫ウタがついに観客の前でライブを行うことに。

ライブを生で見ていた麦わらの一味だったが、ルフィはウタが子どものときに交流のあったシャンクスの娘であることに気づく…!

 

【ネタバレ】

 

映画を見た友達から、「Adoのライブやった」という事前情報があったので、Adoさんのライブのつもりで足を運んだら、想像以上にAdoのライブだった。

Adoさん好きだから楽しかった。

でも麦わらの一味好きでもあるので、事前情報あってほんまよかった。

 

話の内容も割りと分かりやすかった。

シャンクスに島を滅ぼされ見捨てられたと思っていたウタは自分の歌で世界平和を望む。

ただし、ウタの望む世界平和とは、自分のウタウタの実の能力で観客を幻の世界(ウタウタの世界)に閉じ込めてずっと幸せにしてあげるというもの。

ウタの歌をきいた人の体は本当の世界では眠ったまま。

ウタ本人が眠ればみんなはもとに戻れるが、ウタは、眠らなくならなくなるかつ大量に食べればそのまま死んでしまうキノコを大量に食べる。

私が死んだらみんなずっとウタウタの世界でいられるから幸せでしょ?というもの。

…怖い。

 

クレヨンしんちゃんなどこういうシリーズものの映画はどうしてもゲストキャラ中心に話が回る。

正直私はゲストキャラ中心の話は好きではない。

既存キャラが脇役に回るしゲストキャラに感情移入できないし感情移入できたと思ったらラストはお別れという落ちまで見えてるから。

しかも本編ではそのキャラはいないように話は進む。

せっかく感情移入して好きになったのに悲しいやん、みたいな。

でも、この映画は何度もいうように私のなかではAdoさんの歌をきく映画としてみたので、楽しめた。

ONE PIECE映画も何回もやってるし、こういう新しい感覚もいいね。

 

エンディング見たら、7曲歌ってた。

「新時代」に至ってはフルで歌ってたわ。

しかも、同じ曲を何回かきいたので、実際は10回くらい歌ってたと思う。

 

「ウタカタララバイ」「逆行」「Tot Musica」という曲の時かな。

バトルシーンやってめっちゃかっこよかった!

あのシーンもう一回みたいな!

曲も映像もかっこよかった。

しばらくリピートだわ。

 

ウタウタの世界から抜け出すために、麦わらの一味×ロー×海軍×ビッグ・マムの子どもたち、が協力しだしたところはちょっと興奮した。

過去の敵と協力する展開は好き。

オーブン兄さんがでんでん虫使ってるときだったかな。

ビッグ・マムも一瞬でてきたから、これはラストはビッグ・マム×シャンクス×ルフィ、というものすごいバトルが繰り広げられるのか!?と思いきや、ラストはAdoさんのものすごいきれいなアカペラで終わったわ。

まーさすがに映画でシャンクスとルフィの再会はないと思ったけど、うまいこと会わない展開で協力して戦っていた。

ウソップとヤソップの父子の共闘がじみに鳥肌たった。

ヤソップはシャンクスとウタの父娘のような関係をそばで見てて、息子のウソップのことはなにも考えてこなかったのか…?

ウタとウソップを重ねてたと信じたいわ。

 

エンディングの映像では本編での過去の脇キャラがでてきて嬉しかった!

 

ていうかAdoさん、配信ではブルックの持ち歌?「ビンクスの酒」を歌ってたから映画でいつ流れるのかと楽しみにしてたけど、流れなくて残念…。

ピアノを演奏するブルックの絵と共に、ウタとブルックのハモりききたかったわ…。

あと単純に「ウィーアー!」と「ウィーゴー!」歌って欲しい…!