映画・小説の感想棚

映画、小説、アニメなどの感想。作品によって文章量はまちまち。土日正午を中心とした不定期更新。

進撃の巨人 Seson3 1~6話 #50~#55

3重の壁に覆われ巨人から
身を潜めて生きていた人類だが、
5年前に突如やってきた超大型巨人と鎧の巨人に、一番外の壁に穴を空けられたくさんの巨人がなだれ込んできた。
人類が住む敷地が2/3になり、
エレン達調査兵団は、
街を取り戻すため、
空けられた壁の穴をふさぎに行く…!!

【ネタバレ】

これはだめだ、本当に!!!!!
もう、ヤバイ…!!!!
本当に本当に、
みんなずっと生きていてほしい!!!

ヤバイ、もうそれしか言えないんですけど。
もう本当に過酷で、過酷で、
残酷で、世界は残酷でした…!!

Season3ですが、アニメ自体は4期目。
アニ捕獲(多分1期)までは漫画で読んで、
2期(Season1)は
飛び飛びでしか見ていません。
なのであまり設定を把握していないんですが。
それでも今回はいろいろ
うわああああとなりました。

前回(Season2)のEDの最後で、
破壊された街の屋根にリヴァイ兵長
ミカサとエレンがいました。
呆然と涙するミカサとエレンに、リヴァイ兵長が、

「お前ら…、自分で何をやっているのか、
 わかっているのか。」

と静かに怒り、次の瞬間リヴァイ兵長
ミカサに襲われ殺されそうになるところで
終わっていました。
ただごとじゃないと気にはなっていたけど、
まさかの、予想のはるか上の展開でした。

はぁー、安定して作画はかっこよすぎる。
そして声優の方々も
みんな本当に迫力がすごい…!!

最初にびっくりしたのは、マルコの死の理由…。
初期ですが、エレン達の同期であるマルコは、
巨人化したエレンが壁の穴をふさぐ
という作戦で巨人に食われ死にました。
その死体が、顔の半分がえぐれとられてるという当時本当に衝撃的だった。
マルコが死んだ理由は、
ただ単に巨人に殺されたわけじゃない…。
ライナーとベルトルトとアニによる、
自分達の作戦の理由をきかれたからという、残酷な出来事によるせいだった…。
ただただ死を待つって怖いな…。
どんな気持ちだったんだろ…!!

自分たちの街を取り戻すため
巨人がいるであろう街に繰り出す調査兵団
敵の巨人たちも勢ぞろいし、
サルの巨人をリヴァイ兵長たちが、
超大型巨人(ベルトルト)をエレンたちが
相手をすることになる。
サルの巨人と、
その近くにいる普通の巨人を倒すために、
エルヴィン団長と
新米兵士たちがおとりになり、
とどめはリヴァイ兵長がするという作戦に。
新米兵士たちは、これから自分たちが死ぬ、
という自覚を持ち震え始める…。
鹿児島県の「知覧特攻平和会館」での
講義を思い出した。
特攻に行くと決まって、出兵前までは
近所の子たちと楽しく遊んでいるが
前日の夜は、宿舎で忍び泣く…。
進撃のあのシーンを見て、
知覧特攻平和会館」で感じた時と同じような
胸がぎゅーっと締め付けられる感覚になった…。

エルヴィン団長と新米兵士たちの
犠牲おかげで、リヴァイ兵長は普通の巨人を倒しながら
サルの巨人に近づいて戦うことができる。
その時のリヴァイ兵長のかっこよさ…!!
敵が把握する前には、足も眼もつぶしている。
犠牲の上に成り立ってるので、
こういう時に、キャラクターに、かっこいい、
って思うことをためらうんですが、
…でもかっこいい。
ユニバで、
進撃の巨人」のVRやってくれないかな。
絶対行くわ。

そして超大型巨人を相手している、エレン側。
超大型巨人の相手をエレンとアルミンが、
生き返った鎧の巨人(ライナー)の相手を
その他同期のメンバーがすることに。
メンタルは弱いが、
状況判断とカンが鋭いアルミンは、
超大型巨人をひきつけるために
自分が犠牲になる…。
元仲間である、
超大型巨人のベルトルトの
熱風を食らい続けるアルミン…。
アルミンは焼け焦げ犠牲になったお陰で、
巨人化したエレンはベルトルトを仕留めることができた…!!

仕留めれたが、屋根の上で、
エレンの目の前で倒れているのは、
焼け焦げたアルミン…。
ずっとずっと、
エレンとミカサとアルミンは、一緒だった…。
そのアルミンが人類を救うために死んだ…。
…が、よく耳を澄ますと、息をしている…。

サルの巨人を瀕死にしたが仕留め損ねた
リヴァイ兵長がエレン達のもとに戻ってきて、
普通の巨人になる注射を1本持ってきた。

普通の巨人になり瀕死の超大型巨人を食わせたら人間に戻って生き返らせれる。
そしてそこに、サルの巨人から
何とか生きていた新米兵士が、
死にかけのエルヴィン団長を背負ってくる…。
これからのためにもエルヴィン団長を
生き返らせたいリヴァイ兵長
新米兵士とハンジ。
アルミンのひらめきがあったから何度も
危機を乗り越えてきたと訴えるエレンたち同期。

ここの葛藤がえぐすぎる…。
エルヴィン団長とアルミン、
どちらを生き返らすか。
この場面が、前シーズンの、EDさいごのシーン。

「お前ら…、自分で何をやっているのか、
 わかっているのか。」

結局、エルヴィン団長を生き返らせることに。
生き返らせるには、
巨人化させなきゃいけないため、
リヴァイ兵長以外の人間はいったん離れる。
そして巨人化し生き返ったのはアルミン…。
リヴァイ兵長はエルヴィン団長に注射を打つ直前、

「先生… …に… いないって…
 …やって調べたんですか?」

と意識が伴っていないような声を聞く。
それを聞いて、エルヴィン団長の復活をやめる…。
エレン達が再びリヴァイ兵長のもとへいき、
なぜアルミンを復活させたか聞く。

「一度は地獄から解放されたこいつを、
 再び地獄に呼び戻そうとした。
 だがもう、休ませてやらねぇと…。」

もうこれ以上地獄(現実)で生きるのを
やめさせてあげよう、と…。
そしてエルヴィン団長は、息を引き取った…。

はぁー、悲しいなー。
今回、まだ6話しか見ていないけど、
犠牲がめちゃくちゃ大きい。
おかっぱの新米兵士も死んじゃったしな。

べルトルトは注射を打たれて
巨人化したアルミンに食べられたけど、最期食べられる時、
「アニ!!」って言ってた…。
切なすぎる…。

ライナーとサルの巨人はどうなんだろ。

リヴァイ兵長とジャンとハンジが
殺すのをためらっているせいで、
敵が仲間に連れ去られたとき、
うぁーーーってなった。

でも、ハンジが生きていてよかった!!
仲間に助けられて生きていたのか…!!
自分のために仲間が死ぬって辛すぎる。
本当にいろいろと紙一重なんだな。
ハンジは、「NARUTO」のテマリと
同じ声優でもあるから、
だんだん好きになってくる…!!

【ネタバレ・再視聴】

 

前回見た時、ユニバで進撃の巨人VRやってくれたら絶対行くって言ってたけど、めっちゃ夢かなっててちょっと笑った。

でも乗った時正直今ほど進撃の巨人はまってなくて、どんな乗り物だったかちょっとうろ覚え…。

私らが馬車に乗ってて、エレンやリヴァイたちが獣(サル)の巨人から逃げれるよう誘導してくれてた気がする。

でも結局獣の巨人にぶん投げられとんでもないスピードで地面?にぶつかったのは覚えてる。

ちゃんとしっかり進撃の巨人を読み込んで乗ればよかった…。

 

特攻した新兵の中にいたおかっぱのマルロ。

マルロは正義感故、自分の保身しか考えない先輩ばかりいる憲兵団から調査兵団に途中入団した。

憲兵団にいてたとき、まだ正体を隠していたアニとの会話が印象的。

 

マ「(憲兵団の)上に立つ以外ないだろ それまでの間は… 屑になってもいい… なんだってしてやる

 だが上にたったら給料分はきっちり働かせる 税をちょろまかしたり不当に土地を奪った奴らには相応の報いを浮けさせる」

ア「あんたはそれで 自分か身内がひどい目にあったりしたの?」

マ「……!…いいや?だがそれらの悪行は誰でも知ってる事実だろ?とにかくな死ねとはいわん だが恥を知ってもらう

 理性がないってことはところ構わず排便する動物と同じってことを… ただ普通の人間に戻す… それだけだ

 人本来の正しい姿に…」

 

そのあとマルロはアニから、「自分等は正しい人間ではないけど普通の人間」ということをいわれ、

 

マ(正しい人… か 全員が正しい人であることを前提とした仕組みに問題があるのなら 変わるべきは人じゃなくて… 仕組み… の方… なのか…?)

 

憲兵団の偉いさんになって仕組み変えるフラグ立ってるけど実際は調査兵団に途中入団し、獣の巨人の劣りになってあっけなく散る最期だった…。

マルロのいきすぎた正義感やくそ真面目な考えは共感できてたから死んだのつらい。

 

そしてリヴァイが獣の巨人を斬りこむシーンは何度見てもかっこいいな。

そこだけでも繰り返し何回も見た!

進撃の巨人」の戦闘シーンほんますごい。

 

あと、鎧の巨人(ライナー)を仕留めるために、ミカサ、ジャン、コニー、サシャの104期生が相手になるところの流れ好き。

4人の中では1番リーダーシップの取れるジャンの作戦で、みんな動くことになった。

作戦とは、雷槍がみんなのあわせて残り3本しかないから、まずジャンが体をはっておとりになって鎧の巨人をひきつけるところから始まる。

そして、コニーとサシャが雷槍一本ずつ両顎にぶち込み、その勢いで開いた口の中にミカサが最後の雷槍をぶち込み、鎧の巨人の中身ライナーをうなじから出すという作戦。

作戦はジャンがひきつけるところまでうまくいくが、サシャが雷槍の撃ち込みを失敗し、返り討ちにあってしまう。

口が開かずミカサは次の雷槍を撃ち込めずにいる。

しかし、やるしかない、と鎧の巨人に攻撃しようとするが、気を失ったサシャを抱えるコニーが雷槍の消費はもったいないし仕留めれる確率も少ないためミカサを止める。

が、

 

「いや、よくやった!」

 

と、死んだと思われていたハンジが突然立体起動装置で飛んできて、雷槍を鎧の巨人の右顎にぶち込む。

 

「ハンジさん!!」

 

鎧の巨人の口が開く。

 

「いまだ!!ミカサ!!」

 

ハンジの号令とともに動いたミカサは鎧の巨人の舌にのり、雷槍をぶち込む。

 

…このハンジの頼れる上司感ヤバイ。

104期生も希望がわいたというか引き締まったというか、うれしかっただろうな。

ハンジ自身戦闘能力はそこまで高くはない。

序盤で鎧の巨人を倒すためにミカサと2人で目ん玉を雷槍に撃ちつけるという奇襲作戦も、ミカサはピンポイントでできてたけどハンジは若干ずれていた。

だから、ミカサとリヴァイだったら完璧にできてたんだろうな、と残念に思っていたので、ここでハンジがちゃんと決めてきたのもなんかすごいうれしかった。

しかも作戦きいてなかったのにちゃんと理解してるのすごすぎる。