映画・小説の感想棚

映画、小説、アニメなどの感想。作品によって文章量はまちまち。土日正午を中心とした不定期更新。

スターガール

マーチングバンドに所属している男子高校生リオの高校にスターガールという個性的なファッションの女子が転校してきた。

スターガールは人目を気にせずウクレレでリオの誕生日を祝ったり、負傷した敵選手の手を握ってやるなど、自分が正しいと思うことをまっすぐ行う女の子で…!

 

【ネタバレ】

 

私の大大大大好きな小説がディズニープラスで実写化されてた…。

感動、ありがとうございます…!

 

小説は、2000年に発行されたもので、実写化されたのは2020年…。

なぜ今スターガール実写化なのかはわからないけど、とにかく私が若かりし頃、とてもあこがれた女の子スターガールが3次元で見れると。

 

まずファッションがかわいかったな。

小説の私のイメージはふわふわロングヘアで、ロングのふわふわ白ワンピ、ヒマワリをしょってウクレレを手に肩にはネズミ(ハムスター?)がいるというファッション。

映画では、ふわふわボブヘア、柄×柄のカラフル奇抜ファッションでヒマワリとウクレレとネズミがいるスタイル。

最初イメージと違ってびっくりしたけど、これはこれでとてもスターガールっぽい!

スターガールの奇抜さを目立たせるためか、周りの生徒たちのファッションがことごとく黒や茶系の地味なものばっかりだったのなんか笑う。

柄×柄はまねできないけど、カラフルな服は私も着てみたいな。

気持ちが明るくなりそう。

 

小説では、スターガールがほかの生徒から「好かれる期間」「嫌われる期間」がはっきりしてたけど、映画でははっきりせずに進んでいく。

好かれても嫌われてもないけどなんかちょっと変な転校生、みたいな。

あんまスターガールの魅力出てないなと思いながら見てたけど、校内放送でスターガールがゲストに呼ばれたとき明らかな事件が起きた。

スターガールは以前ある少年が中古に出した自転車を修理してそっと少年の家に自転車を戻したことがあった。

善意でしたその行動について校内放送で少年の姉に責められた。

中古に出した自転車は少年にはまだ早かったけど父親が勝手に買ってきたもので、少年は事故して二度と自転車に乗れない状態になった。

なのに自転車が戻ってきた…。

 

「あんたが人のためだと思ってやってることはどれも自己満足でしかない。」

 

ウクレレの誕生日祝いも、敵選手の手を握ることもそうなんよな結局。

校内放送での自転車少年の展開はオリジナルだった。

にしても姉のセリフ、グサッとくるなぁ…。

私もちょっと心当たりあるかも…。

 

ちなみに、スターガールがいなくなってからのラストの学校の様子。

みんな着てる服がカラフルになってるんですよね。

スターガールと対比させる必要がなくなったっていうのもあるけど、もともと暗い雰囲気の学校からいろんなことが起こって活気が出てきたっていう表現の意味もあると思う。

生徒の表情も全然違う。

 

実写なので、好きなシーンが抜けてたり思ってるイメージと違うところもいくつかあったけど、ハデハデではなくてとても見やすい映画でした。

 

▼小説「スターガール」の感想

misaki57754655.hatenadiary.com