主演:三浦春馬
巨人によって開けられた穴を修復すべくエレンたち調査兵団は作業に向かうが大量の巨人に遭遇したくさんの仲間が食われてしまう。
ピンチな中エレンは巨人になり、仲間を食おうとする巨人を倒していくが、ほかの人々からはエレンは巨人か人間かと裁かれることに…。
「進撃の巨人」実写映画の後半。
【ネタバレ】
前半のストーリーや設定ががっかりだっただけに後半はちゃんと物語としてまとまっててよかった。
「進撃の巨人」というタイトルだけど結局設定もキャラも原作と全然違ったな。
原作では壁内の人間は巨人になれてしまう民族で、壁外の人間は巨人の正体を知っているのでそんな壁内の人間たちにおびえている、という設定。
壁内の王が造った壁自体も巨人をびっしり詰めて硬化という材質でつないでいるのでつなぎ目がない。
これらのことはすべて壁内の人間には内緒にしている。
しかし映画の設定では壁内はもともとやたら文明が栄えていて人間が開発した薬で民族関係なくだれでも巨人化してしまう、と。
時はたち、薬は使われなくなったっぽいけど、人間の中で遺伝子?が暴走しその中でだれが巨人になるかはわからず、人間同士疑って殺しあって、滅んだ、と。
これらのことは壁内人類には内緒にしている。
壁はすっごい人工物。
中盤になると、映画の中での「進撃の巨人」の世界がだいたいわかってきてオリジナルキャラの立ち位置もわかってきた。
前回嫌悪感を抱いたシキシマというキャラもやっぱり嫌な奴だった。
嫌な奴なりに信念は持っていたけど…、まぁ悪役だったな、と。
そんなこと思いながら、「そういえば前半の序盤に『超大型巨人』登場したよな」と…。
原作で『超大型巨人』の正体と言えばベルトルトという男子で、めちゃくちゃ重要な部分。
だけどベルトルトは映画に出てきていない。
で、ラスト、「『超大型巨人』の正体あんただったのかw」と判明したシーンは見ごたえあった。笑
ストーリーとしてまとまっていたというか。
あと普通に『超大型巨人』のCGがすごかった。
まとまってはいたけど、まぁ、このストーリー見るなら普通に原作に忠実なストーリー見たいわなw
原作の雰囲気残してたのハンジとジャンだけだったんじゃないかな。
主演の三浦春馬さんはエレンというか、そのビジュアルと演技力にただただ見入ってしまった。
美術もすごいと思ったのでいろいろともったいないと感じた映画でした。