順は幼いころ母親に、「山の上のお城からパパが出てきた。お姫様はママじゃなかったけど。」とラブホテルで見たことを意味も分からずそのまま話す。
両親は離婚し、父に「お前はおしゃべりだ。全部お前のせいじゃないか。」と言われ、順はその後しゃべれなくなる…。
【ネタばれ】
うーん…。
面白くなかった…。
10代女子を主人公にした学園物でも、アメリカの物語は映画でも小説でも、とても読みごたえがあった。
それはたぶん現代の私たちが生きる上で、リアルなところがあるから。
でも日本の10代女子を主人公にした物語って、「キャラ設定」が濃く、ファンタジー設定がなくても、現実離れしたファンタジー要素を感じる。
これはもちろんターゲット層が違うのかもしれないけど…。
まぁだから30代の私には面白く感じなかった…。
骨折中の孤高の野球部エースが実行委員に参加する展開も、バラバラなクラスがミュージカルに前向きになる展開も、「そんなわけないやん」って心の中で突っ込んでしまう。
アニメ的ご都合主義展開。
順のことも最後まで好きになれなかったな。
交流会の当日に逃げ出すとか責任感なさすぎじゃない?
坂上が自分のことを好きじゃないというのを盗み聞きしてしまっても、盗み聞きしたことは坂上には知られてないんだから、本番は来たらいい。
来て、態度がそっけなくなるとかだったら共感できる。
もし百歩譲って当日休むとしても、「風邪で休みます。すいません。」みたいな気の利いた嘘の連絡くらい入れろよ!
なのに順は無断で当日欠席した上に、
「ごめんなさい。ヒロインできません。調子に乗ってました。本当にすいません。」
とだけ坂上にメッセージ送って坂上は慌てて電話をしてもつながらない、ってなんやねん!
どんだけかまってちゃんやねん!
ってイライラしまった…!
こうなったらほかのことにもイライラしてしまう。
主人公の母親役の声優が吉田羊さんで、演技が下手なのもいちいちイライラした…。
キャラの表情以上に声のトーンが陰気で、ぼそぼそしゃべる感じ…。
10代の時に見たら面白かったのかな?
すさんだ心の30代には何も引っかからなかった。
久しぶりに藤原啓治さんの声を聞けたのはよかった!