映画・小説の私感棚

映画、小説、アニメなどの感想。作品によって文章量はまちまち。土日正午を中心とした不定期更新。

好きなことだけで生きる

著者:ドラ・トーザン

 

パリ生まれの著者は、日本に留学し、NHKの「フランス語会話」に5年間出演。

日本の神楽坂に家を借り、フランスに家を持ち、自由に生きる彼女が教える人生の楽しみ方。

 

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自分語り多め注意。

 

私は日本を出たことないから日本以外知らないけど、「日本人は我慢をしすぎ」っていうところめちゃくちゃ共感した。

 

「組織のために、いやな仕事もいやな上司のパワハラもがまん。その場の雰囲気を壊さないためにがまん。結婚生活がうまくいかなくても、セックスレスになっても、家庭生活を維持するためにがまん。親のため、子どものためにがまん。将来のためにがまん。がまん、がまん、がまん…!なぜそんなにがまんをしなければいけないの?私は自分ががまんするような事態に陥ったら、コミュニケーションをとって解決しようと試みます。フランス人ははっきり意思表示をします。そうしなければ相手にも真意が伝わりません。」

 

私が以前勤めていた会社は小さくて、有給がなく裏で文句を垂れていた女性がいた。

私は裏で文句を言う人に出会うといつも、「なんで直接言わないんだろう?」ってモヤモヤしてた。

で、私も新人だったので社長に「ここって有給ないんですか?」ってアホのフリして聞いてみると、「つけてつけて!」とそこから従業員に有給がつき取得率100%になった。

その他にも、休憩時間は私は眠りたかったので、みんなとワイワイ喋るテーブルでご飯を食べた後、絨毯がある部屋で寝転がって寝てた。

そしたらそばで「寝てるわ」って女性のちょっと嫌味が入った小言が聞こえてきたけどこっちは眠いので無視して寝てた。

でもだんだん食後に絨毯で寝る従業員が増えて、最終的にその女性も寝転びながらスマホでドラマを見てて、みんなゆるゆると休憩を過ごすようになった。

喋りたい時は食後もテーブルで喋ったり、気になる店ができた時は全員でランチに行ったりもして、休憩時間はその日その日で変えてリフレッシュできた。

だからなんか、ちょっと聞いてみる、ちょっと行動を起こしてみる、ってだけで今いる場所が心地良くなるのに、なんでみんな我慢するんだろう…、って思ってた。

私は有給も欲しいし(あの時は愚痴を聞き続けたくないって言うのが本音だったけど)、昼寝もしたいから…。

正直、行動も起こさずぐちぐち言う人の文句は聞いててしんどい。

私なりに考え抜いた意見を伝えても「ただの愚痴やから聞いてもらうだけでいいねん」ってわけわからん言い分でかえされるから、じゃあまじでなんなんこの時間?ってなる。

けど最近は、友達に、愚痴の聞き方なるものを教えてもらったので、程よくスルーできてると思う。

 

あとは、宝物を大切にするみたいな項目も、気づきがあって面白かった。

 

「自分にしかその価値がわからないもの、それが宝物。心の奥のとても柔らかくてあたたかくて、やさしいもの、と同じかしら。子どもの頃を思い出して。色とりどりのビーズ、布の切れ端、お人形の洋服…。『なぜこんなものが?』というものもあったかもしれない。」

 

作者の宝物は、亡くなったおばあちゃんの彫刻らしい。

私は、友人2人と3人でディズニーに行った時、1人がおそろいのキーホルダーを予約して買ってくれていて、園内でプレゼントしてくれた。

その子はミッキー、もう1人の子はミニー、私はチップとデール、で、キーホルダーには金属のローマ字で名前が埋め込まれていて、大きくて割と重量もあった。

とてもうれしかったので、帰ってから大切にしまっていた、んだけど実質箪笥の肥やしになって何年もたっていた。

でもこないだ、キークリップが壊れて、キーケースを買いたいなーと思いながら日々を過ごしていたらそのキーホルダーが出てきた。

で、カギにつけたらちょうどいい大きさとじゃらじゃらさで、ずっと気に入ってつけてる。

あのキーホルダーは私以外の人が見ても、「うれしい」「ワクワクする」っていう感情は持たないから、こういうのが作者の言う、宝物なのかな、って思った。