
リンの谷に住む心優しいローワンは、毒を盛られた母ジラーの代わりに、マリスの民の代表を選ぶ役に任命される。
ローワンは、ジラーを助けるため、候補者3人と、危険な島で解毒剤の材料を集める。
とても面白かった。
パーレンが、ジラーにお知らせを持ってくるとこから始まり、前作よりもスムーズに事が起きるので、サクサク読めた。
ローワンは自分のことをまだ弱虫だと思ってるみたいだけど、弱虫だったら母親を助けるためにあんなに危険を冒さない。
強い信念を持っているから、いろんな障害を乗り越え、選任役を務めたのだと思う。
敵のゼバックが殺されているところを直視できず「相手は敵だ」と言い聞かせてるところも優しくて好き。
【再読】
とても面白かった…。
本当にどうしてもっと有名になっていないのか…。
常にドキドキする展開が待っているし、ストーリーも分かりやすいので、マジでハリポタレベルの実写化を希望する。
絶対面白いよ…。
ローワンシリーズでは種族同士の関係があって、過去には大きい戦争もしているから、結構シビアな世界観。
だけど各巻のクライマックスでは、1巻では竜、2巻では人食い植物、この3巻ではおろちと、架空の生物が出てきた。
この設定の混ざり具合が上手だから唯一無二の世界観が出来上がってるんだと思う。
マジで続き読みたいんだけど未完…。
シリーズの最終巻はやっぱり、リンの谷・マリスの民・旅の人vsゼバック、でリンの谷らが勝利するハッピーエンドだと思うんだけどな。
だれかストーリー作ってほしい…。
ただ児童書だからか細かい風景描写が省かれていて、脳内で想像しづらかった。
たまにローワンたちがどこにいるのかもわからなくなって、ページを戻って読んだりしたのが何回もあった。
まぁそれでもストーリー展開が面白いからすいすい読んでしまうんだけど。