映画・小説の私感棚

映画、小説、アニメなどの感想。作品によって文章量はまちまち。土日正午を中心とした不定期更新。

果てまで走れ! 157ヵ国、自転車で地球一周15万キロの旅

筆者:小口良平

 

自己嫌悪に悩む長野県生まれの筆者は、自転車で世界一周の旅をしようと1000万円をため、覚悟を決める。

そしていよいよオーストラリアのケアンズからスタートし、8年半をかけてアメリカのニューヨークでゴールする。

 

─────────────

 

【ネタばれ】

石田ゆうすけさんの「行かずに死ねるか!」が面白すぎたので似たような装丁とタイトルのこの本を購入。

筆者が石田ゆうすけさんをリスペクトしてオマージュしたのかと思ったけど、本編中で名前が出てくるわけではなく、普通にパクリじゃない?と思ってしまった…。

 

筆者の経験自体はものすごいものなのに、旅中の内容がとても浅かった…。

どこの景色に感動したのか、誰と出会って喜んだのか、どの食べ物が特別おいしかったのか、読み終わって印象に残っているものがほぼない…。

たぶん文章というか構成が、「こんなことがおこった。次は○○に入国。」みたいなテンションで進んでいったからだと思う。

事故にあったとか入国審査が厳しかったとかのエピソードも被ってて、「またこの国でも?」ってなった。

なぜ省かない…!

けど、カンボジアの警察が、「ここは危険だからテントを張るな!」って叫び筆者が疲労故反抗してて、でも無理やり自分の家に招待してくれた話は優しすぎて鳥肌立った。

あれくらいのボリュームで1つのエピソードを語ってほしかった。

石田ゆうすけさんと比較して申し訳ないけれども、やっぱり「行かずに死ねるか!」は一緒に旅をさせてもらった気分になったので、あの感覚にまた浸りたかった。

もやもやしながら読み進めているうちに、世界一周が終わっていた。

めちゃくちゃ期待して読んだので残念だった。

 

日本に帰ってきてからの話のほうが面白く読めた。

本当にこの方は人のことが好きで、行動力お化けなんだなと。

石田ゆうすけさんの時も思ったけど、筆者も現地の言葉を積極的に使っているよう。

「こんにちは」「ありがとう」「おいしい」これと笑顔さえあればコミュニケーションはとれるとのこと。

このはつらつとした明るさと素直さで、世界の人から好かれ、応援されてきたんだろうな。

人生を逆算して設計たててるのも尊敬する。

20代から、30代はこう、40代はこう、って考えられる人ってどれくらいいるんだろうな。

40代の執筆当時、「あと人生は36年」とおおよそ死ぬ年齢を予想して、逆算して、また夢を追ってるの本当にすごい。

 

 

 

 

リバース

作者:湊かなえ

 

社会人男性の深瀬の彼女のバイト先に、「深瀬和久は人殺しだ」という1文が届き、深瀬は凍り付く。

彼女にはすべてをわかってほしくて、大学時代にゼミ仲間5人の間で起こった交通事故の真相を話し始めるが…。

 

─────────────

 

【ネタばれ】

広沢は高校時代までみんなに愛されてたな。

私が死んでも、私の話で盛り上がる人達なんていないと思うのでうらやましい。

 

谷原はわかりやすいクズで、村井も浅見も自分ほしんの天然汚い人間性なのは分かったけど、全く責められていない広沢に違和感を感じてしまった。

お酒を強制され、運転しなければいけない流れになっても、飲酒運転は犯罪だから、たとえ友情が壊れても、その場の空気が地獄になっても、絶対に断らなければならない。

でも、「俺、行くわ」と最終GOを出したのは広沢自身。

これ広沢が死んだから被害者として深瀬は見てるけど、事故を起こさず普通に戻ってきた場合、事故をして人を殺してしまった場合ではまた見方変わるんだろうな。

この世の中、「断れない人」が”優しい人”とした見方をされているけど、普通に断るすべを持っておかないと犯罪者になったり死んだりしてしまうことになる。

もちろん飲めない人にお酒を勧めたり運転をさせる方向にもっていった谷原、村井が1番悪いのは大前提として。

 

序盤は面白くて一気に読んだけど途中中だるみになって4分の3ぐらいのところで我慢できず、最終章から最後まで読み、そのあとネタバレサイトを見た。

その時は落ちを見て、「フーン、そんな衝撃?」って思ったけど、落ちを知ったうえで最後まで読むと、これまでの流れがあったので、「おぉ…」ってなった。

まぁでも結局、どの程度のアレルギーを持ってるのか描写されてなかったし、直接死につながる証拠もあったわけじゃないので、深瀬は必要以上に背負いすぎな気もした。

ていうか深瀬も文が届いたことがきっかけで本気で「広沢のこと知りたい」となったけど、そもそも事故から葬式と法事だけでしか愛媛行ってないしね。

つまり、法事以外で墓参りをしていない。

向き合う時に向き合わず、背負わんでいい業を背負ってる感じがイライラした。

けど、本編中の一連の流れを通じて本気で広沢のことを好きになったんだと思うし、墓参りするかは置いといて今後はちゃんと広沢のことを思い、向き合うはず。

 

各キャラクターに対していろいろ言いたいことはありつつも、続きが気になって仕方がない小説でした。

 

 

 

ハリー・ポッターと賢者の石

主演:ダニエル・ラドクリフ

闇の魔法使いヴォルデモート卿に
殺された夫婦の子ども、ハリー・ポッター…、
生き延びてから人間界で
過ごしていたハリーは大きくなって、
魔法学校ホグワーツに入学することになる…!!

 

─────────────

両親を知らずずっとおば家族にいじめられて
生活していたハリーが、
自分が願っているものが映る鏡に
映る両親を見たいため、
何度も夜に鏡のところに足運んでるのが切ない…。
幻と分かってても夢みたいんやろうな…。
一番感動したんが、落ちこぼれ生徒ネビルが
人知れず仲間の危険を止めようとして、
止めれないんやけど、あとで、大々的に、
ネビルの勇敢さが評価されたところ…!!
何をしてもどんくさいネビルやからこそ、
見返りを求めない勇気ややさしさが
評価されたのがすごくうれしかった。

 

【再視聴・ネタばれ】

割と何回も見てるのに理解できていない映画。

今回はさすがにもうあらかじめストーリーを分かったうえで見てるので、最初から各キャラクターの行動の意味も分かって面白かった。

序盤にハリーとハグリットが行ったグリーンゴッツ魔法銀行で、ハグリットが、「ダンブルドアに頼まれたから」と言い金庫からとったもの。

あれが賢者の石だったんだな。

 

ハグリットが卵からかえしたドラゴンは、次作以降に出てくる「ヒッポグリフ」だと思ってたけど全然違うかった。

ドラゴンの卵は、ヴォルデモートに憑依したクィレルが黒マントをかぶってハグリットに、賢者の石を守っているケルベロスを眠らせる方法を聞くために渡した。

これ、ハグリットはそんなつもりなかったとはいえ、あのあとダンブルドアから処分受けることはなかったの?

 

あと以前視聴した時は、ネビルの勇敢さが評価されたところがよかったと書いているけど、よくよく考えると、あの場面は誰が見てたんだろうな…。

談話室に、監視カメラ的な魔法がかかってたの?

 

 

 

医療奴隷

作者:吉野敏明

 

「歴史上、医者の本来の仕事は『○○』だった」「明治から現代まで、病が増え続けた構造の正体」…、「なぜ、新たな病気が増え続けるのか?」の答えがこの1冊に詰まっている。

─────────────

 

「また、ある人種が別の大陸へ渡ったとき、移住してきた人種はすでに抗体を持っている病気でも、現地の先住民が抗体を持っていないために感染が拡大してしまうことや、その逆も起こりました。(略)これらの感染症は、人工的に起こした疾患ではなく、もともとその土地にしかなかった病気が、人々が動き出して新大陸を探索したり、シルクロードを使ったりすることによってもたらされました。」

 

知らなかった。

現代でも、飲み水1つで、この人種は飲めてもこの人種は飲めないとかあるもんな…。

今は人類みな平等みたいな風潮だけど、体質っていうのは生まれながらに決まっているもんなんだろうな。

 

麻酔の原型がコカインというのも知らなかった。

コカインの気持ちよくなったり中毒になったりする部分を取り除いたキシロカインというのが、麻酔らしい。

 

あとは、薬を売って金もうけするために病気を作っていくという話も怖かった。

でも本当に病気は作られている感じる。

昔は、こんなに精神疾患の種類が多くなかった。

ネットでも、「私ももしかしたら○○かも」って不安になって、「一人で悩まずに医療機関へ」って流れさす記事が多すぎる。

もちろん本当に精神疾患の人は、ぜひ救われてほしいけど、そうじゃない人が診断されて自分の能力や環境のせいにして文句ばっかり言う人を見るとなんだかなぁって思う。

30代半ばになった今思うけど、どんくさい人間はどんくさい人間なりにいっぱい失敗していろんなこと経験したら、普通の人間並みになるっていうパターンが大概なのにな。

性別障害のことも、種類が多くて何がなんやら…。

なんかこれ読んでたら、昔の人のほうが心身ともに健康だったんだろうなと思った。

 

 

いちばん危険なトイレといちばんの星空

作者:石田ゆうすけ

 

自転車で世界一周を達成した作者が、「世界一危険なトイレ」「世界一不気味な宿」「世界一うまいビール」「世界一美人の多い国」「世界一の星空」など“マイ世界一”の数々を紹介。

 

─────────────

 

この作者の「行かずに死ねるか!」がとっても面白かったので、前知識なく購入した本。

タイトル的に、世界の変なトイレばっかり特集したニッチな本なんだろうと期待せずに読んだけど、実際は作者的世界一の○○を集めた内容で、すごく読みごたえがあった。

たくさんの旅エピソードがあったので、前作で書ききれなかった「未公開集」みたいな感じ。

そう考えるとタイトルもだけど、表紙イラストもなぜあれにしたのか意味わからん。笑

便座(?)を見て涙流してる絵で何を伝えたいんやこれ?w

 

私は、この作者の、人に対する見方が好き。

本書も、人の優しさを丁寧に描写しtたエピソードが多かった。

アメリカのユタ州でモーテルを運営するおばさんや、旧ユーゴスラビアで作者がテレビ出演を果たすきっかけとなった若夫婦や、ペルーで強盗に合った後泊めてくれた一家など。

本書でも書いていたけど、田舎のほうが、観光地ずれしてる人がいないので、みんな純粋で優しいんだとか。

とはいえ、この作者も人に対して失望する目にもあっている。

ペルーで強盗に合い身ぐるみはがされたり、様々な国で「チンチョンチャン(中国人をあざける言葉)」と吐かれたり。

それでも、次の国に行くときはワクワクする、と楽しんでいるんだから強すぎる。

そういうところも好き。

 

ベトナムと中国の屋台料理の雰囲気もよかった。

安くて、衛生的にきれいじゃなくて、店も客も態度が適当な感じ。

昔は大阪もそういうたこ焼き屋がたくさんあって、小学生が自転車でいける範囲に3~4軒はあったけどなぁ…。

今はたこ焼き屋も大阪市内か大型スーパーに行かないとないし、「屋台」自体が観光地化してるので、地元の人のための屋台があるのが、とてもうらやましいと思った。

 

あとアイルランドのパブの雰囲気もよかった、ていうかあこがれる。

ケルト音楽の生演奏を聞きながらビール飲むとか素敵すぎる!

ギネスというビールも飲んでみたい。

 

石田ゆうすけさん、マジで、街録ch出てくれないかなー!

絶対面白い。

すいか 1・2話

主演:小林聡美

東京にあるシェアハウス「ハピネス三茶」に住む、
50代?の大学教授、
27歳エロ漫画家きずな、大家のゆかちゃん、
と出会う主人公の34歳独身の基子。
4人を中心とした、様々な人間模様。
2003年放送のNHKドラマ。

 

─────────────

【ネタばれ】

いやもうこれは何回も観ているドラマ!!!
心が疲れた時に復活剤として
毎度使視聴している。
だけど、何気に感想書いていなかった。

人生は疲れるねー。
将来の不安とか人間関係とか。
でも、ほっと一息というか、
せかせかしていない世界に行きたいときに、
見ると本当に幸せになる。

そしてやはり、
脚本の木皿泉さんは複数の人間の思いを
交錯させるのがめちゃくちゃお上手。
序盤の小さい伏線を後に持ってきたりして。
そういうのが何度も繰り返して、
進んでいくドラマ。
だから平坦な進み方ではあるけれども、
まったく飽きなくて面白い!!

一話は、主人公の基子の同僚、馬場ちゃんが、
勤めてる銀行の3憶円を横領する、という話。
それまで二人は
平凡な会社員生活を送っていた。
中堅であるのに、その待遇の悪さに、
お弁当を食べながら、
ぐちぐち言い合ったりとかして。
馬場ちゃんが3憶を横領し逃走し、
上司は基子に、普段二人は
どんな会話をしていたか聞いていた。

「どんなことでもいいからさ、
 思い出してくれないかな。」
「…………。」
「ねぇ…?」
「…………。うちの会社の制服は…、
 女子高生みたいで嫌いだって言ってました。」
「…………。ほかには?」
「……最近入社してくる社員の質が
 悪すぎるんじゃないか。
 融資にケバい女が集まるのは、
 小川部長のもろ趣味なんじゃないか。
 仕事ができない課長に、
 女の子って言われるたびにむかつく。
 私ら34だっつの。
 何が悲しくてお昼の弁当電気もつけられない
 部屋で食べなきゃなんないのか。
 節電っていうけど、
 支店長室は電気ついてんじゃないか。会社は、
 私たちのことを粗末に扱ってんじゃないか。
 そのことがとても悔しい、14年間!!
 粗末に扱われることに慣れようとしてきたけど
 それでも、慣れなかった私が悪いのか!!
 ……ただ、まっとうに、
 人として扱ってほしいと思うのは、
 そんなに悪いことなのか。
 ……今思い出せるのはそんなところです。」

ここすごく好き。
よおいうた基子!!って感じ。
上司ってなかなか部下の気持ち
わかってくれないもんね。
いくら福利厚生ちゃんとしている会社でも、
細かいことは泣き寝入りというか。
お互い当たり前になってしまっている。
でも部下側は本当はストレスたまっている。
だけどなかなかそういうことを直接言えないから、
基子がストレートに言っている姿を見て
ざまーみろと思った。

馬場ちゃん役の小泉今日子さん、きれいな。
声もとても好き!!

『泥船』という呑み屋で、
基子と大学教授と大家のゆかちゃんが
飲んでいるシーン。
漫画家のきずなは現在の所持金83円のため
仕事をしないといけないから早く帰っている。

基「83円!!?
 あっ、でも、銀行にはあるんでしょ?」
ゆ「甘い!!あの人に限ってそれはない。」
基「えっ、
 だってどうやって暮らしてくんですか83円で!!」
ゆ「うーん、それが不思議なんですよねー。
 んーまー、うちで付けで食べてますけどー、
 そのほかはどうしてるのか…!!
 謎ですよねぇー…!!」
基「…………。」
教「…………。あなた、
 この世にそんな女がいるとは信じられない
 って思いましたね今。」
基「はい…。」
教「それは違います。いろいろいていいんです。」
基「…………。
 私みたいなもんも、…いていいんですかね。」
教「…いてよし。」

いいなぁ、温かいなぁ、教授の言葉。
このドラマで一番有名なセリフだと思う、
「いてよし。」
ちなみに脚本のほうでは、
「いてよしッ!」と強めだけど、ドラマでは、
「…いてよし。」としっとりしっかりな言い方。
教授は厳しいことを言うけど、
個人個人を大切に思っているというか。
自分が学生の時からずっと独身で
「ハピネス三茶」にいるという
変わった生き方をしているからかな。
冷たい人間ではない。
むしろ、
安心するような温かい言葉をよくかけてくれる。

2話。
基子が実家を出て
「ハピネス三茶」に暮らすことになる回。

メディアの人間から基子に、
「馬場まりこの写真を1枚5万円で売ってほしい。」
と交渉をされる。
名刺をもらい家に帰ると、母が1万円で、
基子と馬場ちゃんの写真を売っていた。

ハピネス三茶で基子は、
きずなに話を聞いてもらっている…。

「……母親の何に腹が立ったかっていうと、
 1万で売ったからで、
 ほんとは5万で売れたものをなんで勝手に
 1万で売るかって、ッ4万も損したじゃんって…、
 頭ン中んもー4万の損4万の損ってんもー
 ぐるぐる回っちゃって許せなくって…ッ、それって…、
 結局私が一番せこいってことなんです。
 …私は、みんなから、軽蔑されても、
 文句の言えない女んです…ッ!!」
「えぇ…!?泣くことないじゃん!!」
「だって…、みんなに軽蔑されるんでしょ…!?」
「いえいえ誰も軽蔑してないって。」
「でも…、4万の損って思ったんですよ私は。」
「いやーうーみんなそんなの思ってるって。」
「いやでも気休めはいいよ。」
「ほほほ、ほんとだよ?
 …あ、あ、あたしだって売っちゃうもん
 5万って言われたら。んもーすぐ売っちゃう!!
 ほほ、ほんとだよ。」
「……ほんとに?」
「うん…。あたしらえらいよ。だって…、
 自分が最低だって知ってるんだから。
 それって、めちゃめちゃラッキーだよ?」
「…………。」
「また同じこと繰り返すかもしれないけどさ、
 でも…、自分が最低だって言って泣くのは、
 いいことだよ…。」

あー、もうどうしよう、好きが止まらない。
基子の気持ちがわかるからこそ、
きずなの言葉がダイレクトにしみる…。
こんな最低な私でもいいんですね?という。

そこから間々田さんや響一などと出会い、
基子は無事実家から離れ、
「ハピネス三茶」で暮らすことになる。
夕食後、響一が置いていったケーキを
囲っている基子と教授。

「私ー、
 34歳までにしておかなければならないこと、
 …何一つやってこなかった気がします。」
「人間には…、年齢なんてないのよ。
 エディプス期を通過した者と
 そうでない者とがいるだけなんです。」
「…は?」
「あなたは今日、
 エディプス期を通過するための一歩を
 踏み始めました。違いますか?」

「エディプス期」=性器に心的エネルギーを
向けられる3~6歳ごろまでの時期、と…。
わからぬ…。
男の子の母親離れがどうの、
と書いていたので、親離れのことか…?

教授の、「年齢なんてない。」という言葉好き。

はー、止まりません、感想。
本当に内容に古さを感じない。
イタい言い方をすればむしろ、私の居場所だ。
辛かったらここへ戻ってこればいい。
そう思えば、生きるのも少し明るくなる。

 

【再視聴】

 

ちょっと前にこのドラマを友達に勧めたら、友達から、「すいかがアマプラでやりだしたから見るね」と連絡が来て、「!!!?」となり視聴。

今もしメンタル沈んでたら、もっとグサッと来たんだろうけど、ドラマも何度も視聴し、脚本も何度も読んでいるというのもあるからか、普通のドラマとして見れた。

 

夏の雰囲気がとても好き。

ハピネス三茶にうちわとかおいてあったけど、令和を生きてるともう使わないもんな…。

年ねん気温は上がって行ってるけど、われわれ人間の暮らしはだいぶ過ごしやすくなってるっていう…。

あとゆかちゃんと絆のファッションがかわいすぎてキュンキュンした。

キャミソールの重ね着とかめっちゃあこがれた。

平成のファッションは見てて元気になる色使いが多かったな。

 

前回の感想でも書いていたけど、私の居場所っていうのはそうだなと思う。

もしまたメンタルやんだら、すいか見て、元気もらうんだろうな。

 

3年Z組銀八先生 1~6話

銀魂高校3年Z組には、アイドルオタク、ゲロイン、ストーカー、マヨラーなど癖の強い生徒が集まっている。

そんなクラスをまとめるのは、死んだ魚のような目の坂田先生で…、大人気アニメ「銀魂」のスピンオフ。

 

─────────────

とっても良かった!
なんかオープニング曲のさびの映像が、新八はお通ちゃん親衛隊だし、神楽と沖田は喧嘩してるし、おたえと九兵衛は変態どもを返り討ちにしてるし、土方はマヨネーズ好きだし、さっちゃんは銀さん好きだし、うわああああってなった!!
そうそうこれこれ!って超ドはまりしてた中高生のころに脳みそが戻った。
30歳くらいの時にも銀魂再熱してて、あの時は桂にキュンキュンしてたけど、今になってキュンキュンするのは中高生の時に好きだった沖田だった。
いや沖田のどこにキュンキュンするんだ?って脳内では冷静に突っ込んでるけど、沖田のかわいい顔を見て、うわあああああとなんかいろいろよみがえった。

メインの声優がそのままなのもめちゃくちゃうれしい。
先日コナンのらんの声優が突然なくなられて、自分が子どもの時から見てたアニメの声優が今も現役である保証はないんだって思い知らされたからな…。
メインキャラたちの声を聞いた瞬間、ありがたいってなった…!

 

月夜が生徒じゃなくて先生なのがいいね。
白衣とミニスカ姿は、色気半端なかった。


あと、銀魂本編でゲストキャラとして出てきた攘夷浪士3兄弟が本作にも出てて、本作のオープニングのテロップで、「この3兄弟覚えてますか?ね?おじさん?」って銀魂世代の視聴者をあおってくるの声出して笑った。

 

銀魂本編はもうまとまって終わったから、復活を望まない声も多いけど、個人的には声優がご健在の間に、銀魂本編の新作みたいな…。

 

 

猫語の教科書

作者:ポール・ギャリコ

 

ある編集者のもとに暗号のような原稿が届けられ、その原稿を受け取った筆者は解読し、驚く。
原稿の書き手はねこで、そのねこは、全ねこが人間と快適に住む手引書を書いていて…。

 

─────────────

 

ねこが原稿を書く、って物語はルドルフとイッパイアッテナ思い出す。

しかし、ルドルフとイッパイアッテナはねこが冒険する物語だったけど、これはねこによるねこのための手引書だったので、人間である私はどういう感情で読めばいいかよくわからなかったのが本音。

 

この書き手であるねこは、ねこという種族が、自分自身が、めちゃくちゃ優美である自覚があるようで、すごい自信家。

これまでわれわれ人間がねこにかまってあげてると思ってた行為が、実際は、ねこがわれわれ人間をかまってくれてるみたいだった。

これからねこに対して見方が変わるわ。

 

そして人間である私は、このねこ様のように気高く生きたいと思った…。

 

 

 

森見登美彦の京都ぐるぐる案内

森見登美彦作品の舞台である京都市内の場所を、森見作品の文章を引用しながら写真とともに紹介。

作者が学生時どのような文学作品にかかわってきたか、また本作品の取材に関しての書き下ろし随筆も。

 

─────────────

 

京都の写真がとってもきれい!

早朝を思わせるさわやかな冷たい空気感で、過去に京都に4年間住んでいた身としてはすごく懐かしい気持ちになった。

京都のいいところって緑が多いところだよなと写真を見て改めて感じた。

鴨川とか木屋町とか、観光地ど真ん中でもちゃんと緑がある。

そしてその観光地ど真ん中から東を見ればすぐ大文字山だし、北を見ても山がある。

良いね。

でも私的に1番良かったところって、森見作品に影響されて、行くとこ行くとこすべてがファンタジーに見えたところ。

このお店の奥には何があるんだろう?この石は狸なのかな?と、見るものすべてが森見作品の世界に変換されて京都市内を歩いていたな。

本当に京都は楽しかった。

またあの世界に浸りたい。

 

最後のページに、2011年時点の森見作品がずらっと紹介されていた。

もちろん全部読んでる。

表紙が中村佑介さんのイラストの「夜は短し歩けよ乙女」はやっぱり令和に見てもパッと目を引くしおしゃれ…。

「宵山万華鏡」のイラストも水彩カラフルでかなり好き。

あと「有頂天家族」って確か3部作って聞いたんだけど、最終作はちゃんと発表されるのかな。

ずっとずっと待ってます。

 

森見作品大好きすぎて、過去に作ったマップ。

 



 

 

夏目友人帳 ニャンコ先生とはじめてのおつかい

ニャンコ先生は、迷子の男の子と女の子の兄妹に遭遇し、悪態をつきながらも目的地まで送り届けようとする。

しかし兄妹が言っている言葉が何を意味するのか分からず、様々なあやかしの手を借りる。

 

─────────────

 

夏目友人帳の、あやかしと人間の関係を描いている切なくもあたたかいストーリーに慣れていたので、この話は微妙だった。

子どもっぽいギャグ?みたいなノリが何度も繰り返されており、絵もストーリーも制作する時間がなかったのかなと思ってしまった…。

夏目友人帳が、てかニャンコ先生を無茶苦茶好きな人は好きな話なんだろうな。