映画・小説の感想棚

映画、小説、アニメなどの感想。作品によって文章量はまちまち。土日正午を中心とした不定期更新。

ワンピース ワノ国編 988~993話

ビッグ・マムと鉢合わせするウソップとチョッパー、そしてモモの介をカイドウのもとへ連れていくカン十郎。

ルフィは飛び六胞との戦いに苦戦している途中鬼瓦の面をつけた大男に助けられる…!

 

 

うーん…、この辺あんまり夢中になって見れてないかな…。

こないだ昔のONE PIECE見てて今でも本当に夢中になれた。

それはやっぱりアラバスタ編ではビビが、エニエス・ロビー編ではロビンが主人公になって頑張って動いている様子が丁寧に描写されているから。

だけど一人ではどうにもならなくてそこでルフィたち麦わら海賊団が助けてくれるからら、感動する。

観てる私はルフィたちへの応援はもちろん、ビビやロビンの心情考えたらうああああああ!ってなるし、そこが良かった。

でもワノ国編には、おでんの仇のために戦う赤鞘の侍たち、お玉のことを想って戦うルフィたち、自分や仲間のプライドのために戦うキッド、カイドウを倒すルフィと同盟を組んだロー、と主人公がたくさんいる。

さらに新しく鬼瓦大男のヤマトというキャラクターも登場した。

ヤマトの目的はワノ国を開国することとDV父カイドウから解放されるためカイドウを倒すこと。

敵も多く、ワノ国を支配しているオロチ、オロチと手を組み実質ラスボスのカイドウ、これからカイドウと手を組んでいくビッグマム…、とややこしい。

そして強い。

だからどこに感情移入すればいいかわからない。

感情移入したらすぐ場面切り替わるし。

 

最近のONEPIECEを好きな人って、頂上決戦編が好きな、いわゆる強い戦いを見たい人たちが多いのかな。

あと難しい考察が好きな人。

私みたいにキャラの心情に寄り添ってアニメや映画を見る人間には不向きかも。

 

でもこれから面白くなるのかなとは思う。

今みんな潜伏状態だから。

イゾウと赤鞘の侍たちとの合流は熱かったしな!

かっこいい。

イゾウは白ひげ海賊団の16番隊隊長だから、イゾウと肩を並べて戦う赤鞘の侍たちもそれくらいの戦力なのかな。

侍たちの強さがいまいちわからん。

 

 

ワンピース ワノ国編 982~987話

鬼が島では宴会が始まっており、カイドウが飛び六胞に「息子を連れて来い」と命令をする。

ルフィたちも上陸し潜入するが、ルフィとゾロが潜入できるはずもなく、さらにキッドとキラーと合流し暴れだす…!

 

 

なんか、前々から思ってたけどロビンに対するフランキーの態度が生々しいな…、と…。

麦わらの一味だと、サンジ、ウソップ、ブルックが女性の裸を見た時など漫画的な『男』のリアクションを取る。

わかりやすいギャグっぽい感じ。

でもフランキーは、基本そいうのに興味なさそうだけどロビンに対してはなんか女としてみてるのかなと思える。

ナミよりも先にロビンのこと名前呼びしてたし、さらっと「いい女」と言ってたし。

今回鬼が島に潜入する際フランキーが造った「クロサイFR-U4号」という乗り物にノリノリな感じでロビンを誘う。

 

フ「後ろ、のってくか?」

ロ「のれるの?うれしい!」

フ「いくぜぇ!」

 

後ろにすでにのってるブルック。

 

ブ「じゃ、お願いしますー…。」

フ「っておめぇかよ!」

ブ「男の友情もいいでしょ。ヨホホホホホホホ!」

フ「んん、まぁいいか…!」

 

明らかにテンション下がってるフランキー…。

これがサンジなら全然違和感なく受け入れられるんだけどこのフランキーはもう、ロビンのこと女としてるやんみたいな。

 

てかサニー号のソルジャードッグの中身の乗り物がコロコロ変わりすぎて全然わからない…。

変わったんじゃなくて増えただけ?

ミニメリー号はまだあるかな。

あれが一番好き。

 

キラーがSMILEの副作用で笑い顔になってるのつらいな。

でも、キッドもルフィもローも、自分の仲間のために怒ったり戦ったりするのいい。

結局この3人は似てると思う。

 

ビッグ・フィッシュ

主演:ユアン・マクレガー

主人公♂の父はいつも
空想の話をし、
ついに死ぬときが来て…!!

やっぱお葬式は
その人をほんまに好きで
葬式後はその人の話で
盛り上がったりするべき。
社交辞令で
「一応顔出しとかな」
とかいう人には
来てほしくないよな。

お父さんの正体とか
巨人はどこからきたのとか、
疑問は残ったけど、
あんないろんな経験のある
生き方できたら
人生最高やと思う。

 

【再視聴・ネタバレ】

 

落ちの優しさが見たくて再視聴…。

良かった…。

 

死期が迫っているおじいさんが息子やその嫁に過去の自分の話を聞かせている。

魔女や巨人男やオオカミ人間の話。

息子は何度も聞いたことあるほら話でうんざりしている。

中盤おじいさんが過去を回想するときに語った言葉いいな。

 

『世間で嫌われる者や、悪い奴というのは…、単に孤独で礼儀知らずなだけだということだ。』

 

社会人である息子は当然っちゃ当然だけどおじいさんの過去話を本気にしない。

息子は、父が死ぬ前にどうしても本当のことを聞き出したくて、おじいさんに訴えかける。

 

息「父さん、あ…、僕にもすぐ…、子どもができる…。でもその子に理解されない父親だったら、僕はつらい…。」

父「……。…そうかつらいか。」

息「……。」

父「じゃあどうしろというんだ?私にどうしてほしい?」

息「自分を見せて。善人でも悪人でもいいから、本当の父さんを見せてよ。」

父「私は生まれてこの方自分を偽ってない。それが見えてないのはお前が悪いんだ。私じゃない!」

息「……。」

 

両社不毛で悲しい言い合いだ…。

これおじいさん嘘ついてないからなぁ…。

 

おじいさんの過去話に出てきた街を実際に訪れてみた息子、そこで住人の女性に話をきく。

過去話に信ぴょう性が出てきた。

きっと息子は本当に父親のことが大好きで尊敬していたのだろう。

おじいさんが死ぬ直前に話す息子の作り話は、おじいさんが語る過去話並みにクオリティが高いものだった。

 

そしてラストシーン、おじいさんの葬式で巨人の友人が本当に出てきて父の話が嘘ではなかったとわかる。

しかし中国人女性の造形は父の思い出話と異なっていたため、やっぱりところどころ盛っていたんだと思う。

 

細かい部分で「どういう設定?」というのはいくつか出てきたけど、とても優しい物語で視聴後の余韻もよかったです。

 

言の葉の庭

人には言わないが将来
靴職人になりたい高校一年生のたかお、
生徒たちとの問題で学校に行けずにいた
27歳の古典教師のゆきの…、
それぞれの悩みを抱えたまま
二人は雨の日、公園で出会う…!!

お互い悩みを抱えつつも、
偶然出会った年齢も職種も違う相手に
惹かれて行く話って非日常で、
すごく好き!!
たかおはゆきのには将来のこと話せるし、
だけどゆきのはたかおに自分のこと
打ち明けないところとかは、
男の人ってこういう少しミステリアスな女性が
好きなんかなーって思った。
でも、梅雨が明けお互い会えない時が続き、
たかおは靴作ったり靴の学校行く学費を
ためるためにバイトしたりしてるのに、
ゆきのは相変わらずビール飲んで
ただたかおを想ってるのが、なんか、
彼女に取ったらどん底かもしれんけど、
27歳やねんから…、ってつっこみたくなった…。

ゆきのの元カレとか、
たかおの夢に出てきたお母さんの靴とか、
あれどういうことやったんやろ
っていうところがいくつかあった。

【再視聴・ネタバレ】

 

以前わからなかったゆきのの元カレは奥さんがいる同じ学校の先生だった。

つまりゆきのは不倫相手だった…。

ゆきのは生徒にいじめられてすでに学校をやめることになっていた。

 

「上(学校側)には俺から伝えとくよ」

「うん…、別れた後でも面倒かけてごめんね。」

 

この会話からして男はゆきのを厄介払いできてよかったんだろうな。

汚いなぁ。

汚いというか、男の器が小さいんだろうな。

それか男から見てゆきのはそこまで手をかける必要のない女だったか。

何にしてもゆきのは男に見下されてたんだろう…。

 

単純にチョコレートと缶ビール持ち歩いているのあこがれる。

うらやましいな。

 

 

 

Ado 全国ツアー2023 「マーズ」日本武道館公演

2023年6月から8月にかけて行ったAdo全国ツアーの日本武道館のライブを、AbemaTVが一夜限り無料配信。

シルエットで登場したAdo本人は「踊」に始まり「私は最強」「フリーダム」「阿修羅ちゃん」と次々にヒット曲を歌い上げ会場を盛り上げる…!

 

 

コンサートライブの感想です。

最高でした…。

今現在、ていうか今まで生きてきた中で私がここまで熱くなってる歌手ってAdoさんだと思うのですが…、そのAdoさんのライブ配信

スタート時、約8万人の視聴者。

8万人と時間を共有しているというのもすごくよかった。

ライブが始まり、ご本人は舞台上にいるが照明の関係で顔はうまいこと見えないようになっていた。

しょっぱなの「踊」の時点でくそ盛り上がってかっこよくて、「私は最強」「フリーダム」「阿修羅ちゃん」も続けてくそかっこよくて日本酒のみながら飛び跳ねてペンタブケース振り回してた!

本当に語彙力死ぬまで楽しんだのはどれくらいぶりだろう!

歌、体の表現、演出、演奏、パフォーマンスすべてに引き込まれ没頭して楽しんだ!

Adoさんは、表情が見えないため体全体で曲を表現していた。

盛り上がる曲には熱く強い動きで、バラードには美しくてきれいな動きで。

友達にラインで、表現力浅田真央っておくったらめっちゃ共感してくれたw

それくらい指先まできれいで体の動かし方も完ぺきだった。

スタイルとてもよかったし!

演出もとても豪華で、曲に合わせてとても同じ場所とは思えないくらい背景や照明がころころ変わっていって素晴らしかった。

余計な事一切考えず、Adoさんのライブだけを見て楽しんだという感じ。

 

こういう感覚が久しぶりすぎてとてもよかった。

自分の体にいいことしている気がした。

 

Adoさんはがなり声が特徴の歌が多いから1曲1曲とても聞きごたえがある。

ある意味音源通りじゃないというか。

その分1曲1曲に魂こもってるように聞こえて、中盤の「アタシは問題作」「Tot musica」「うっせぇわ」あたりで、もうこの子休ませてあげてってちょっと冷静になったりもした…。

この辺りが一番息遣い荒かったかも。

てかこれで全国ツアーやってるって本当にすごいな。

歌ももちろんだけど、先ほどの踊りというか体の動きもそうだし。

覚えることやクオリティをあげなきゃいけないことが多すぎる。

 

いやー、よかった。

ライブ終了時点で視聴者100万人超えてた。

さすがAdoさん。

 

グランド・ブダペスト・ホテル

主演:レイフ・ファインズ

 

とある小説家が訪れた「グランド・ブダペスト・ホテル」はかつて栄華を極めた高級ホテルだった。

しかし今その面影はなく、小説家は現在の高齢オーナーから当時の話を聞くことになる…!

 

【ネタバレ】

 

この映画の監督はウェス・アンダーソンという男性。

以前ネットニュースで「ウェス・アンダーソンすぎる風景展」というのが東京で行われていたのを知っていた。

ウェス・アンダーソン作品に出てくるようなおしゃれな風景写真を集めて展示しているという展示会。

私はウェス・アンダーソン作品を見たことなかったけどニュースを見て、すごいセンスのいい監督がいるんだな、という認識で興味を持っていた。

 

で、初めて見たウェス・アンダーソン映画。

物語に没頭したいと思いつつマジでほぼ一点透視の左右対称な画作りで気になって気になって仕方がなかった…。

「ここきれいに見せようとしてるんだな」という裏方の思いが透けて見えてなかなか物語に集中できなかった。

でもやはり、左右対称できれいということもありおしゃれはおしゃれ。

グランド・ブダペスト・ホテルの外観はピンクでかわいいし出てくるお菓子もとてもカラフル!

ウェス・アンダーソンすぎる風景展」もこの映画をイメージしてピンク基調にしたのかな。

 

本編の舞台は1932年のヨーロッパ。

まだまだ高級ホテルとして大繁栄していたときのグランド・ブダペスト・ホテル

当時コンシェルジュのグスタヴが愛した絵画「少年とリンゴ」は相当な価値があり様々な人が追い求めていた。

やがてグスタヴは死に、秘書のように働いていたベルボーイのゼロが遺産を受け継いで、大富豪になった。

が、数十年たち、グランド・ブダペスト・ホテルは衰退。

テルマンの質は悪化し、「少年とリンゴ」はフロントに傾きだれにも興味を持たれない状態でかけられている…。

ゼロは資産のほとんどを国にわたし残ったのはもはや「グランド・ブダペスト・ホテル」だけ。

最後が切なかったな。

 

 

 

ワンピース ワノ国編 976~981話

おでんの死から20年後…、キンエモンたちは熱い思いを胸にオロチとカイドウを倒すため鬼が島を目指す。

しかし海はあれ仲間は来ず、おまけに苦楽を共にしたカン十郎はオロチのスパイだと自白して…!

 

【ネタバレ】

 

おでんを慕っていた傳ジローが狂四郎という男になりにくき敵のオロチに潜り込み、20年間オロチのために働くのつらかっただろうな。

キンエモンたちに正体明かすところ鳥肌!

あと傳ジロー自頭いいのにキンエモンがそこまで賢くないの見抜けなくて面白い。

 

ジンベエも麦わらの一味に正式加入!!

ジンベエはルフィと麦わらの一味に入ると口約束していたけど仁義を通すためとすぐに仲間に入らず別行動をとっていた。

そして今回ルフィたちのピンチに表れ正式加入!!

 

ジンベエのこれまでのエピソード、回想してくれるの復習できてありがたい。

たぶんアニメオリジナルかな。

以前兄のように慕っていたエースを失ったルフィがずっと泣きべそかいてて、そこでジンベエが放った言葉、

 

「今はつらかろうがルフィ!それらを押し殺せ!!失ったことばかり数えるな!!ないものはない!!お前にまだ残っておるものは!なんじゃ!!!」

 

が本当に好き。

自分が私生活で病んでる時もここのセリフ思い出す。

「失ったものばかり数えるな、残っているものは何だ」というところ。

これを思い出しては、『私はないものも多いけどあるものを自信にかえて前へ進んで行けよ』って言い聞かせてる。

ジンベエほんま親分。(器でかいという意味w)

 

あとはやっぱりルフィも好きだな。

先ほど記述したジンベエが後で麦わら一味の仲間になるとしばらく離れることをルフィに告げ、その時ルフィがジンベエにかけた言葉。

 

「忘れんな…、ジンベエ…!お前の船長は!もう俺だぞ!!」

 

こいつも器でかいんよーーー。

ルフィは自分の中での物差しがあって何に対しても好き嫌いが結構はっきりしてる。

だからルフィの物差しに、「そこはルフィもっと相手の気持ちくんだってよ!」と思うときもたまにあるんだけど、でもルフィという人間として筋は通ってるしぶれてないところがかっこいいんよな。

どっしりしてる。

ジンベエもそうだけど海軍も海賊ももう強い人ばっかり出てきてるから、やっぱり強い人って人間性がどっしりしてるんよな。

筋通ってるし生き方がぶれてない。

あ、いい地位ついてるのに人間性がブレブレなのはバギーか。

逆にバギーはよくあんなブレブレのままこの海渡ってこれたなって感じするけど。

それはそれで一周回ってブレてないんかなw

ミステリと言う勿れ

主演:菅田将暉

 

大学生の整は一人で広島日帰り観光に行くが、女子学生につけられていることに気づく。

女子学生は整に「遺産相続の件で命と金が危ないから私を守って」とボディーガードをお願いする…!

 

【ネタバレ】

 

このエピソードは原作漫画で読んでいたけどすっかり忘れていたので初見の気持ちで楽しめた!

2時間越えで十分理解できて面白かったな!

 

忘れていたといっても犯人と最後の整君のセリフは覚えていた。

最後の整君のセリフというのが、女子学生のしおじに言うセリフ。

もともと中盤あたりで整君は、別の子どもを利用しようとしていた大人に、「子どもの脳は固まっていないコンクリートみたいなものだからそこで傷つけられたら固まった状態のまま大人になってしまう」と言っていた。

そして終盤しおじが幼いころ、自分の父親を殺した犯人に知らず知らず父親の情報を与えていて犯人が、「しおじちゃんのおかげだよ」と淡々というところ。

しおじは「自分が父親を殺したの?」と責任を負い震えだし、しかし整は、「悪いのは100%犯人だ」とはっきりかばっていた。

そこの流れはしっかり覚えてたな。

「ミステリと言う勿れ」はほかのエピソードでも中盤の推理部分を忘れていても整君の哲学的なセリフはめっちゃ覚えていたりする。

自分の中でずしんと響いてるんだろうな…。

生きる上でなるほどと思う部分が多すぎる。

 

終盤で、ドラマの時の主題歌「カメレオン」を挿入歌として流れるの粋すぎて鳥肌立った。

サントラもドラマと同じで本当によかった。

劇場で泣き声もちらほら聞こえてきてた。 

孤独のグルメ シーズン4 1~6話

個人輸入商を営む井之頭五郎は一人でおいしいものを食べるのが大好き。

仕事の合間や終わりに気になる店があればそのまま入り店内や客の雰囲気を見てどう注文しようか迷い出てきた食事を楽しむ…!

 

 

初めて見たけど面白かった。

1話ごとに話が終わるのでどこから見ても楽しい。

 

話に出てくる店は実際にあるのでドラマ内の町も本当にあるもの。

私的に「この店には入らんな…」というきれいではない外観の店でも五郎さんは入っていくので、「こういう店なんだ」と疑似体験ができる。

やたらメニューの多い定食屋とか、文鎮で換気扇のスイッチを押す焼き肉屋とか、美術や設定ではなくすべて本当のものと思えばなんか人間味があっていとおしさを感じる。

 

五郎さんの食事の感想やドラマ内のメニューの説明文に、おやじギャグが入っているのも、おっさんたちが作っているドラマなのかな…、と想像してほっこりする。

 

各話が終わってからの漫画原作者の久住先生がモデルの店に赴き食事するロケも好き。

おしゃべりがお上手というのもあるし、店員がドラマの役者と雰囲気一緒なので答え合わせを見ているようで面白い。

 

 

ワンピース ワノ国編 970~975話

20年前のワノ国では、国王の息子である光月おでんが海賊王の船で大冒険をし、帰国していた。

帰国後のワノ国は王の座にオロチがついて国を支配ていて、おでんはオロチとある約束を交わす…!

 

【ネタバレ】

 

10年ぶりにONE PIECEのアニメ見た!

昔よりも作画が原作寄りになってるし、BGMやCM前後のアイキャッチのルフィのメロディーは変わってなくてうれしかった!

懐かしいー。

動画速度は相変わらずほかのアニメに比べ遅かったな…。

基本私はアニメも映画もじっくり見たいから倍速はしないけど、このアニメに関しては1.25倍でちょうどいいっていう。

あと白黒のマンガでは読んでて脳内でキャラの整理をするのが大変だったけど、アニメは奇抜な色が髪の毛に使われているので、すぐに何のキャラか記憶できてよかった!

 

おでんは最終的に死刑を言い渡されかまゆでの刑にさらされることになる。

かまゆでの刑にぎりぎり耐えるが、せこいオロチの罠にかかる…。

その時に部下である9人の侍たちにワノ国の未来を託し、最期は部下たちのいないところで自分の芯を通し笑って殺された…。

これ…、ベルメールさんやドクターヒルルクとめちゃくちゃ状況が似ている。

ベルメールさんやヒルルクも愛する娘や友達を守るために最期は自分の芯を貫いて笑って殺された…。

だからなんか、ワノ国の国民や9人の侍が泣くほど「おでん様ー!」とはならなかったな…。

こちらももうグランドラインの冒険いっぱい見てきてるんで、器のでかい人間はいっぱい知ってるんで。

ONE PIECEの過去編の主人公=最期かっこよく笑って死ぬ、みたいな方程式が、刷り込まれてるかな。

もちろんONE PIECEの序盤にこのエピソード入れられたら、うわーーー!って鳥肌やばいだろうけど。

大好きなONE PIECEにこんな感情をもってしまってちょっと残念に思った…。