映画・小説の感想棚

映画、小説、アニメなどの感想。作品によって文章量はまちまち。下部よりタイトル検索可能。

銀魂2 ー世にも奇妙な銀魂ちゃんー

主演:小栗旬

 

宇宙からの天人が襲来した江戸に住む坂田銀時が主人公の漫画「銀魂」…。

銀時とその周りの日常を実写化、「眠れないアル篇」「土方禁煙篇」「いくつになっても歯医者はイヤ篇」。

 

 

動乱編はアクションがとても迫力があってかっこよかったけども、ギャグ3本は微妙だった。

 

銀魂キャラが焦ったり突っ込んだりするとき特有の、「オ”イ”イ”イ”イ”!!!」ってセリフが、「オイーーーー!!!!」になってて、見てて気持ちが入っていけなかった。

具体的に言うと、歯医者の時の銀さんと土方さんのモノローグ。

「オ”イ”イ”イ”イ”!!!」の方が、焦ってんだなってすごく伝わってくる。

でも実写は「オイーーーー!!」って言ってて、「あぁ、『オ”イ”イ”イ”イ”!!!』って言いたいんだな。」と思って興ざめしてしまった。

やっぱり声優ってすごいわ。

 

あと福田監督特有のギャグの間。

ヨシヒコはとても好きだけど、銀魂のスピード感ある時のギャグに間はいらんやろって思った。

ボケ終わると同時にツッコミはいる、みたいなスピード感がない。

実写の土方さんと銀さんのツッコミがあまり好きじゃないのかもしれない。

歯医者とズルズルボールが面白くなかったな。

 

実写と原作は別物と割り切ったらいいんだけども、あそこまで世界観を原作に寄せてるので、やっぱり登場人物も、3次元という目で見てしまう。

 

神楽の話は、神楽のイントネーションがアニメとほぼ同じで、入り込みやすくて面白かった。

 

神楽、沖田、さっちゃん、マダオがメインの話実写みたいな。

すごい組み合わせだし短編ギャグでパッと思いつかんけど。

 

幸せのちから

主演:ウィル・スミス

 

妻子がいるクリス・ガードナーは医療器具の販売をしているがうまくいかない。

ある日、高級車に乗った幸せそうな男に職業を尋ね、自分もその一流証券会社で働こうと動き出す。

 

【ネタバレ】

 

夫婦喧嘩、税金や家賃の督促、ホームレス、逮捕など、とてもしんどい場面ばかりだった。

なのでさいごインターンの社員採用が決まって主人公のクリスが泣いた時、報われたのがうれしくてとても鳥肌が立った。

さいごまで見てよかった、と。

 

実話なので、モデルのクリス生い立ちも調べてみた。

実話は、証券会社のインターンに入る前に、話しかけたフェラーリ男をきっかけに証券会社に入社の話が出ていた。

しかしクリスを採用したマネージャーはその前の週にクビになっており採用もなくなったという。

さらに、ホームレス期間は1年間だと。

 

映画の方がシンプルに作られてると思った。

テーマが、息子のために戦う父、だったのかな。

 

 

ペット

ニューヨークで住む一人暮らしの女性ケイティに大事に飼われている小型犬のマックス。

ある日、ケイティは保健所からデュークという大型犬を連れて帰ってくる…!!

 

【ネタバレ】

 

明るくなる良い映画だったけど、どうしても「トイ・ストーリー」とかぶらせてみてしまう…。

この映画の話の筋としては、「友達を救う」だと思うけど、マックスもデュークも、飼い主との関係をとても気にしている。

デュークが以前の飼い主のところへ訪れるがもういなくて喪失感に襲われるという場面も、「トイ・ストーリー」で見たな、みたいな。

トイ・ストーリー」は徹底的に人間にばれないようにおもちゃたちは動いている。

しかしこの映画は動物たちがタクシーを運転してるのも街の人に見られていたり、設定より「ノリ」重視で描かれていることが多いように感じた。

だからなんか、明るくはなれるけど何か心に響くものはなかったかな。

 

マックスに恋する白い犬のギジェットがとてもかわいかった。

声優(沢城みゆきさん)の力なんだろうけど、かわいい声で子どもみたいな声にになるところが良かった。

 

 

 

 

銀魂 217~222話

万事屋がバイトするプールに現れた将軍(217話)、一杯のかにをめぐって争う万事屋(218話)、神楽が出会った殴られ屋というおっさん(219話)、茶吉尼族に江戸の銭湯を教える万事屋と真選組(220話)、九兵衛が将軍家から預かった猿の名前を決める万事屋たち(221.222話)

1~2話完結のギャグ。

 

 

 

このころの話が平和で面白くて好きだな。

やっぱり銀魂は重い話より1話完結ギャグが良い。

重い話があるから、平和なギャグをより楽しめるのかもしれないけど。

 

【ネタバレ】

 

九兵衛が将軍家から預かった猿"寿限無”の話がとても好き。

猿が逃げ出し、捕獲に協力してもらうよう銀さんが知り合いに片っ端に電話するが、猿の名前が長すぎてなかなか相手に伝わらない。

伝えられない銀さんに変わり、新八が伝えるも、やっぱり伝わらずイライラしだす。

 

「いやだから違うんです 『めだかかずのここえだめめだか』です!! …いやそうですけどこれはさっきのめだかとは違うめだかで… 違います 『ぺ』が一個足りません ぺぺぺぺぺ… って伝わるかァァァァァァ!!」

 

ここで電話ぶち壊すの声出して笑ったわ。

さらに猿の名前の中に新八のうんこがついてるついてないの情報が入っているため、

 

「ほとんど僕のパンツにうんこついてた連絡網じゃねーかァァァ!!つーかこんな長ェ名前正確に伝えられるわけねーだろ!!」

 

って叫びだす。

めっちゃ笑った。

原作が面白いのももちろんだけど、声優の力ってすごいわほんま。

普段丁寧なしゃべり方の新八が切れたりツッコミするとき言葉汚くなるのもすごい笑う。

 

あと電話した順番。

銀さんの仲良し度と猿を捕まえてくれるという信頼度が反映されてるんだろうな。

桂→長谷川→沖田→月夜

桂に一番に電話かけたのがうれしかったり、長谷川さんに猿の捕獲期待してるのが笑えたり。

さっちゃんに早い段階で電話かけてあげたりよと思ったり。

 

銭湯の話も笑った。

茶吉尼族がいたいたしくてかわいそうだけどな。

万事屋と真選組が足引っ張り合う系の話ははずれないわ。

さいご勘のいい沖田は走って逃げだそうとするが、滑って転んでしまう。

普段イケメンなのに、ここダサくて本当好き。

ED、ガンガン「神田川」流してて、そこも笑った。

 

十二人の死にたい子どもたち

主演:杉咲花

 

自殺の意思がある十一人の少年少女たちが、実行するために廃病院に集められた。

主催者含め十二人で死ぬつもりだったが、会場にはすでに一人の死体があり、この死体が何なのか解決するまで自殺の実行はしないということになり…!!

 

【ネタバレ】

役者の演技と脚本と演出がとても良い映画。

舞台は廃病院だけで、登場人物も12人(+1人)だけなのに、二時間飽きさせない映画!!

面白かった。

ホラーっぽいカメラワークや間と、人物の表情の間。

間のタイミングや表情がとても良いので、すごくドキドキしながら見た。

緊迫した登場人物の中に、ギャルの女の子がとてもかわいく、癒しだった。

 

さいごが少し物足りなかったかも。

みんなと時を共有するにつれて生きる意志を持ったっていうのももちろんわかるけど、全員その意志持たなくてよくない?

そこまでハッピーエンドにしたいの?

アンリとメイコは死にたい意志固そうだったので、死んでほしかったというか。

もうちょっと生々しさ欲しかったかも。

こんなハッピーエンドで終わられたら、本気で死にたいと思ってる人に失礼と思ってしまった。

アンリは、「次も参加するわ。」という本気で死にたい意味の言葉を残してその場を去ったけど、本当に死にたかったら一人で自殺できるだろ、と思って。

少なくとも、『次回』まで生きる気満々。

 

 

 

ソーイング・ビー2 17~最終話

イギリス中から集められた裁縫自慢10人、3つの課題をこなすごとに1人脱落していくスタイル。

いよいよ決勝戦へ、優勝者が決まる…!!

 

【ネタバレ】

 

よすぎて「ソーイング・ビー」ロス…。

後半に残れば残るほど、出場者たちの個性がわかり好きになってくるので、脱落が惜しかった。

 

アンジェリン…きれいな服を作るのが得意なきれいなお姉さん。

ルマーナ…デザインセンスがとても良い性格控えめなイスラム美人。

トレイシー…作業がとても速く、仲間の脱落に毎回涙する気のいいおばちゃん。

ジョイス…裁縫の技術がとても高く自信に満ちた気高いおばあちゃん。

ジェイド…いろんな技法にチャレンジする笑顔がかわいい18歳。

シャーロット…デザインセンスも裁縫技術も高く、仲間にとても優しい女性。

 

人生にこういう経験が一度は欲しいな。

自分の実力を競い合うという。

そういう場で自分の実力を発揮出来たら、その後の人生の自信になりそう。

って思ってるうちはだめなんやろうな。

自分から、そういう場に赴かないと。

人と競うチャンスは探せばいっぱいあるんやから。

自分が、「ソーイング・ビー」でいう出場者になるとなると、難しいな。

 

決勝は本当に互角だったんだろう。

審査員2人ともとても頭を悩ませていた。

 

EDで、出場者のその後が描かれているのが良かった。

ロンパースとか夫のボタンとか、出場者の過去の発言や行いをいじってるの笑った。

出場者に対しても愛ある番組だったな。

 

 

君の名は。

いなかに住む女子高生みつはと東京に住む男子高生タキはある日から一週間に2.3度入れ替わることに…。

なぜ入れ替わるのか、それはみつはの命と街に対する警告だった…!!

 

【ネタバレ】

 

映画館で見た時は、「思ってた新海誠映画と違う。」という印象で楽しめなかった。

内容を知ったうえで改めて見てみると、意味が分かってとても楽しかった。

 

冒頭のタキとみつはのモノローグは、映画後半の隕石が落ちた後の世界の2人のモノローグだった。

大人になって、お互いがお互いの存在を忘れてしまっているけど、でもなんとなくお互いを探しているときの心境。

 

み「朝、目が覚めるとなぜか泣いている。そういうことが…、時々ある。」

タ「見ていたはずの夢はいつも思い出せない。ただ…。」

み「ただ、何かが消えてしまったという感覚だけが、目覚めてからも長く、のこる。」

タ「ずっと何かを、誰かを…。探している。」

み「そういう気持ちにとりつかれたのは、たぶん、あの日から。」

タ「あの日、星が降った日。それはまるで…!!」

み「まるで、夢の景色のように、ただひたすらに。」

「「美しい眺めだった…!!」」

 

映画観た後OP映像観ると、割とネタバレしてたのがわかって面白かった。

音楽もとてもよかった。

 

タイムトラベルの遠距離恋愛は、新海誠作の「ほしのこえ」を、すごく時間がたって二人が再会するシーンは、「秒速5センチメートル」を思い出した。

 

みつはの方が3才ほど年上になるのかな。

結ばれればいいと思った。

ハッピーエンドっぽく終わって良かった。

 

ナミヤ雑貨店の奇蹟

主演:山田涼介

 

敦也たち青年の3人は強盗をおかし逃げた先の空き家である雑貨店で身をひそめる。

雑貨店の外から手紙が投函され、3人はそれを読むがそれは1980年のもので30年以上前のものだった…!!

 

【ネタバレ】

 

原作が長いのか、いろいろ詰めすぎてる印象。

「あの人あれからどうなった?」というのが多かった。

ラストシーンも着地はせず、青年たちと女社長がこれから対峙するというところで終わっている。

EDで青年たちの未来が見えたから、ハッピーエンドだなとほっとしたけども。

青年たちと女社長がどのような話をしたのか見たかった。

結局店主もどのタイミングで死んだのかわからずじまいだった…。

店主の息子が実際ネットにナミヤ雑貨が復活することを告知する様子も見たかった。

店主の遺言書に書いてあったから、息子がきっとしたのだろう、と思うけど、そういう視聴者の想像力にゆだねるところが多かったかな。

 

こことここがつながるのかという感動はとても大きかった。

役者の演技がうまいということもあり、泣き顔はすべて感情が伝わってきた。

青年3人が30年前の手紙の返事を書いたミュージシャンの話つらかったな。

ミュージシャンは手紙のやり取りをして数年後、施設の慰問で演奏に行くがたまたま火事になり男の子を助けて死んでいく。

助けられた男の子の姉が火事の時歌ってくれたミュージシャンの歌を歌い、その歌をそばで聞いていた3人の青年…。

つながり方に鳥肌。

 

いろいろなぞは残ったが、とても見ごたえのある映画だった。

 

 

青天を衝け 1~4話

主演:吉沢亮

 

よくしゃべり好奇心旺盛な渋沢栄一が生まれ育った武蔵国・血洗島村は、藍玉づくりや養蚕を生業としている。

子どもから青年になり、父の仕事を少しずつさしてもらう栄一、商売のおもしろさに魅了されていく…!!

 

 

2話まで子ども時代の話。

子どもとてもかわいかったな。

常に自らの頭で考え動き、そのよく通る声で、おかしいと思う大人たちの事情に意見を言ってきた。

 

数年たって青年になっても性格は変わらない。

栄一は、父の名代で聞きに来た、年貢とはまた別の御用金の額に疑問を持つ。

金額を言い渡されたその場で利根に口答えするが、結局支払うことになった栄一。

栄一は悔しい思いをする…!!

 

歴史を知らない私のとって、幕府の登場人物が多く難しいが徐々に点が線になってくると信じ、頑張って見続けてみようと思う。

帝一の國

主演:菅田将暉

父の厳しい教えにより、総理大臣になり自分の国を作ろうと決意した海帝高校の一年生、赤羽帝一。
そのためにまずは海帝高校で会長になることを目指し、1年生である帝一は2年生の会長候補氷室ローランドに取り入るが…!!

 

【ネタバレ】

 

原作は漫画。
古谷兎丸さんの絵は、小説表紙でレトロな感じと知っていた。
映画を見た印象は、シュール狂気。
この世界観にギャグ強くしたら、映画「飛んで埼玉」という印象。

 

こういうエリート・金持ちぞろいの権力争いの物語だったら、一人だけ貧乏だけど人望があり誰にも流されないダンを主人公にする物語が多いはず。
だけど、ダンはあくまでわき役で、相手を蹴落としてでも自分が上り詰めてやるという野心を持っている帝一が主人公。
だからこそ、この狂気は出てるんだと思う。

 

なかなか帝一を好きになれなかったけど、中盤で帝一の本音が明かされる。
なぜ総理になって自分の国を作りたいのか…。
おかっぱのライバルにも同情。
帝一もライバルも、高校に入って蹴落としあいの日々だけど、元をたどれば、お互い父親のコマとして動いていたストレスが原因。
ラストシーン、同情はするが、やはり帝一らしい頭の働き方を見せつけ、終わった。

 

まぁ、笑えるところもあり、面白かったのかなんなのか…、不思議な映画だった。