映画・小説の感想棚

映画、小説、アニメなどの感想。作品によって文章量はまちまち。下部よりタイトル検索可能。

銀魂 329~336話

神楽が銀さんと星海坊主と新八に彼氏を紹介する329・330話、

ラーメン店主幾松が気にした客の行方と父親の正体が明かされる331・332話、

鉄子の仕事場に落ちていた天人の刀クサナギは嫁である鞘を探していた334~336話。

 

【ネタバレ】

 

神楽彼氏回。

漫画で一度読んでいるのに、声出して涙流して笑った。

ダイのお辞儀で星海坊主が床にめり込むところがやばかった。

銀さんも星海坊主もいろいろ必死すぎてたのがおもしろかった。

神楽もダイも銀さんも星海坊主もすべてをフォローしてたお父さんの眼鏡が一番大人だったけど、後半気持ちぶちまけてた。

さいごダイが嫌なキャラクターで終わるのかと思ったけど、ちゃんとそうならず、ギャグもありつつほっこりした終わり方なのもよかった。

 

幾松の父親回。

幾松がめちゃくちゃ美人に、桂もめちゃくちゃきれいに描かれていた。

幾松が店で話しているシーンも棒立ちではなくラーメンを作りながら話してて、作ってる最中の、具を切ってたり湯を沸かしている音もあってとてもとてもよかった。

内容は原作と基本的に変わってなかった。

足されているエピソードはなくセリフの一部は少し省かれたりしていた。 

割とセリフが多い話だったので、アニメになって分かりやすかった。

あと相変わらずセリフでの見せ方が粋だった。

幾松の父親は川で溺れてる子どもを救ったため記憶障害になっていた。

それを知ってる幾松の旦那が、ホームレスになっていた父親に頭下げて、

 

「あなたの娘が元気にやっているところを見に来てあげてほしい それがあの時あなたに命を救っていただいた わっぱの願いです」

 

というセリフ。

銀魂でたびたび見られる倒置法で真実を見せるやり方が好き。

旦那は本当は真実を幾松に言いたかったようだけど、幾松の死んだ母親がそれを望んでなかったから、ずっと黙り通してたのかな。

幾松のことを考えたら早く言ってあげてた方が良かった気がするけど。

原作と微妙に変わっていたのは桂の表情。

 

「俺たちの出る幕など 最初から …なかったのかもしれぬな」

 

地下で義弟たちを相手に闘ってる最中銀さんに言うのところと、幾松のもとから去るところのラストシーン。

 

「家族としてラーメンは分け合えなくとも 仲間として 苦しみを分かち合うことはできる」

 

原作ではどちらもスンとした表情で言うが、アニメでは、少し眉をひそめて言っている。

想像だけど、例えばラストシーンは、片思いしている幾松に「仲間として」という発言が苦しかったのかと思った。

好きなんだから本当は、「一人の男として」と言いたいはずだけど、旦那が幾松と父親のことをどれだけ想っているか知ってしまったから入り込めないと思ったのかな、と。

「幾松殿の恋人になりたいなんて厚かましい」と考え込んでしまった、みたいな。

でも幾松を好きなのは続けてほしい。

EDのウェディングすがたの幾松がばちクソ可愛いくてばちクソ色気もあって、そら桂も惚れるわってなった。

 

 刀の話、声優ネタめっちゃ笑った。

刀のクサナギの声は、エセ関西弁で、服部平治の声じゃない?と思ってたら次回予告でクサナギが「せやかて工藤!」と言い、銀さんも、「バーロー!」と言い、コナンっぽいBGMが流れていた…。

こんなん絶対笑う。

クサナギにかけて、SMAPパロディも面白かった。

当時めちゃくちゃジャニーズだったのに大丈夫なんや、と思った。

 

銀魂62~67話

鬼兵隊と紅桜を倒し志村邸で療養している銀さんを山崎が偵察に来る62話、

忍者の服部全蔵が未来が見える少女をさらう任務を与えられる63話、

攘夷浪士桂小太郎をとあるテレビ番組が一日密着取材した64話、

沖田にペットのフンコロガシを殺されたと怒る神楽が万事屋で強いカブトムシを採りに行く65話、

銀さんがよく通う団子屋の客が近くのスイーツ店にとられそのスイーツ店と団子勝負する66話、

風を感じていないと死んでしまうのり子ちゃんの話とさっちゃんがナースで任務をこなす67話。

 

どれも短編ギャグ。

 

山崎が志村邸乗り込んだ話のラストは、原作のスローの見せ方にだいぶ笑ったけど、アニメでも涙だすほど笑った。

みんなあほすぎて。

この時の話のOP、DOSE「修羅」の曲に合わせて紅桜編まとめたのかっこよかった。

銀魂の闘ってるシーンは、DOSEかスパイエアーがよく合う。

 

マッハのり子の話は、アニメになるとスピード感がプラスされててすごい笑った。

のり子のハスキー声もとても好き。

通販のマリリンと同じ声で、一瞬しか出てなかったけどあの声も好きだったから納得した。

天人募集企画でのり子を応募した「東京都の斎藤さん」が、のり子に言われたりOPのキャプションでいじってもらったりしててうらやましかった。

源外も面白くて好き。

 

 

銀魂 38~43話

ネオアームストロングサイクロンジェット砲じゃねーか完成度高ェなおい、と冬に打ち上げる花火の38話、

桂が真選組に追われとあるラーメン屋店主にかくまわれた39話、

神楽の父が現れ万事屋から連れて帰ろうとする40~43話。

 

【ネタバレ】

 

冬の花火回はゲストキャラメイン回で一番好きな話!

こんなに心が温かくなる話が、15分アニメできれいにまとまっているのがすごい。

漫画にすると、たった18ページ…。

冬×花火×年寄り、という要素も粋でおしゃれ。

作中、認知症のじいさんと床に臥せてるばあさんは同じ部屋にいても直接会話するシーンはない。

後半ばあさんが入院することになり離れてしまう二人。

病院に行く途中でばあさんはじいさんが打ち上げた花火を見る。

ほかの人たちは、「きれいな花火」としか思わなかったけど、ばあさんにだけは「約束の花火」という違う意味を持っことになる。

こういう、もの(または出来事)に意味を持たすストーリーがとても粋で好き。

すべて事情を知っていて、

 

「冬に花火とは粋なものもいたものですな。」

 

と知らないふりをするお手伝いさんのセリフも粋。

あと、ボケても長年培ってきた腕や癖は消えないという認知症の描き方もとても生々しくてリアル。

このじいさんに限ってはばあさんのことも分かっていたから認知症の度合いがよくわからないけど。

ばあさんのこともどの程度わかってるのかもわからないし。

銀魂」は高齢者をきれいごとに扱わず、老いることをきちんと描いている。

ボケるのも身体が言うことをきかなくなるのも仕方がない。

でもそれぞれ一本自分の筋を通しながら最後まで生きていこう、と。

自分の筋を通す生き方は若いメインキャラクターたちにも言えるけど。

 

幾松初登場回。

原作では18ページ分を、アニメでは30分で放送。

オリジナルエピソードがふんだんに入れ込まれていた。

 

原作では幾松が旦那や店を大事に思っていることで幾松というキャラが見えてくるが、アニメでは幾松と桂の交流をメインに幾松のキャラが描かれる。

もちろん大吾云々のくだりも出てくるが、正直桂幾色が強すぎて、幾松の重い設定忘れるくらい。

ある夜、桂は布団で仰向けになっていたがふすまが少し開いていたので隣の部屋を見てみた。

すると鏡台に向かって着物全開のまま髪の毛をとく幾松の姿があった。

おっぱい隠れてる長谷川さんの服、の状態。

さすがにそんなシチュエーションないやろと思い、アニメの画質を上げ静止した状態でガン見したけど、やっぱり全開でしかもブラジャーもしてないっぽい。

桂の寝ている位置からだと幾松のしぐさとタイミング次第では鏡越しにおっぱいを見ることができる。

 

(信用…、しすぎじゃないのか。)

 

隙まみれな幾松に、桂は心の中でそう言い天井を仰ぎ目を閉じた。

まぁ桂は武士なので、「真剣を持った武士に背中を見せるとは俺が斬らないと信用しすぎじゃないのか。」という意味もあるかもしれんけど。

 

原作での幾松は、旦那の店を「このまま」残していくという印象だったけど、アニメでは、「このままでは駄目だ」と何やらラーメンの味が足りないというオリジナルエピソードが挟まれていた。

味が足りていないことは桂も気づいていた。

足りない味=亡くなった旦那、という比喩なのは明白。

それは桂が旦那の代わりを務めるフラグなのかとも受け取れる。

後日、桂の密着取材回で、幾松のラーメンを「味に深みが出た。」と桂が評するオリジナルエピソードがあり、何気に伏線回収されてて面白かった。

幾松の心に桂が埋まったのか?

 

星海坊主初登場回。

神楽に対する男3人の気持ち。

銀時:家族はきっと一緒にいた方がいいから親父と帰れ。

星海坊主:夜兎の血に勝てない俺と同じようにしたくないから一緒にいくぞ。

新八:誰よりも銀さんと万事屋を愛しているんだから残ってよ。

3人とも、「神楽にはきっとこれが一番だろう」と憶測で動いているけど、一番神楽を理解しているのは新八だった。

星海坊主と帰る神楽を追いかけているときの新八の回想で、神楽が出てきた。

破壊された万事屋で、記憶喪失の銀さんをずっと待っているときの神楽が。

神楽が銀さんと万事屋を大事に思っていることと同じくらい、新八も大事に思っている。

だから新八は神楽が考えていることが1番わかるし、理解もできたんだろう。

この話の終わり方も良かった…。

すべてが終わり、銀さんは星海坊主と分かれて、一人で歩きだす。

 

銀「細けぇことはよくわからねーや。けど…、自分を想ってくれる親がいてほかに何がいるよ。俺ァ欲しかったよ。アンタみてーな家族が。」

星「お前…。」

銀「皮肉なもんだな。本当に大事なもんってのは持ってるやつより持ってねーやつの方が知ってるもんさ。だからよ、あいつのこと、大事にしてやってくれよな。」

 

歩いていく銀さんに後ろから泣きながら近づいてくる新八。

 

銀「ん?」

新「言っとくけどねェ…。僕は万事屋にずっといますからね。家族と思っていいですからね!」

 

一度万事屋をやめると言っていた新八だったがここで戻る宣言をする。

…好きだ、万事屋。

このころの話は、難しい設定はなくキャラクターの心情がわかりやすい話が多いから好き。

あとこの時の「遠い匂い」というOPも好き。

 

 

銀魂 253~261話

主人公坂田銀時が万事屋へ帰ると坂田金時と名乗る男が主人公をしていた253~256話、スズランというばあさん花魁と長年の想い人を会わせるため万事屋と月夜が幕府に乗り込む257~261話。

 

重めな長編が2つ続いた。

 

【ネタバレ】

金魂篇。

シリアスシーンの中村悠一声で、きんたまきんたまいってるの笑った。

設定自体はふざけててギャグも多いけども、仲間が全員敵になるという割と重たい設定。

新八と神楽とお妙は銀さんの仲間として描かれ、桂と長谷川さんは友として描かれている。

さっちゃんと月夜と久兵衛はヒロイン枠として描かれているように見える…。

獲物(銀さん)を殺るのは私だ、と言いながら銀さんを取り合ってるハーレムにしか見えない…!!

でも金魂篇の真のヒロインは、たまだったと思う。

 

「銀時様?やっぱり、銀時様は何があっても銀時様なのですね。ここから逃げ出すと言ったら、私が怒ると思いましたか?…怒りませんよ。私も一緒に連れてってくれるのなら。」

 

ラクリだから初めから銀さんの正体を分かっており、信じてついていき、なおかつ「自分が何とかしなければ」と単独で行動するのも、もうマジでヒロイン。

たまが以前銀さんに買ってもらったネジをいまだに髪につけてるのもとてもかわいい。

 

結局みんな銀さん(主人公)についていくことを決めたから、金時の脳波?に勝つことができた。

東条だけずっと脳操られてたの銀さんとの距離を感じれて面白かった。

 

リアルタイムで見てた時、この時のOPとED好きだったの覚えてるけど金魂篇の4回しか使われてなかったのか…?

もったいない…!

 

スズラン篇。

幕府の話難しい。

物語の序盤、茂茂(現将軍)の叔父である定定(元将軍)は現在の幕府について語る。

現在幕府は、茂茂を立てる一派と、一橋を立てる一派で分かれている。

定定も茂茂派。

要人暗殺?で一橋の犠牲者がたくさん出ているため、一橋は茂茂一派を疑っている。

見廻り組は、一橋の恩恵の厚い組織だから、茂茂の護衛というのはうわべで本当は茂茂たちを見張っている、と。

 

定定が茂茂派なのは、本当は自分の地位のため。

スズランの想い人‟爺や”奪還のために、万事屋と月夜はスズランにひどいことをした定定に戦いを挑む。

定定は銀時たちを、国賊と言い幕府と天道衆の力を持って排除しようとする。

しかし真選組や見廻り組も銀時たち”国賊”に加担して反撃する。

幕府に直接雇われている彼らは罪にはならなかった。

定定よりも地位の高い現在の将軍茂茂が、真選組や見廻り組に命令していたから。 

茂茂は、定定の方が国賊である、という。

その後、茂茂は将軍職を降りる。

 

見廻り組はやはり一橋派とつながっていた。

定定と茂茂が一線を退いたので、一橋が新政権を樹立すれば見廻り組の地位も固いだろう、と。

 

しかし定定は高杉によって暗殺され、茂茂は将軍を続投することになった。

 

細かいところ間違ってるかもしれないけど、たぶんこういう流れ。

ある程度この辺の流れわかっておかないとこれからの長編楽しめなさそうだから、わかっておきたい。

見廻り組は高杉たちと手を組んでるのかな。

そことかよくわからない。

 

月夜は、パンツはいていないのかというくらいスリットが入っているのが気になる。

ダマリンスのくだりすごく好き。

 

我愛羅秘伝

作者:岸本斉史小太刀右京

 

砂のテマリがシカマルと結婚をする少し前、風影の我愛羅に結婚の話が持ち上がる。

そのころ砂隠れの里では平和によって手柄を上げる機会がなく忍として厳しい生活を送っている若者たちは、豪華な席でお見合いをする我愛羅に不信感を抱くようになっており…!!

 

【ネタバレ】

 

この話を書いた小太刀右京さんは、BORUTOの原作者。

BORUTONARUTOより硬いイメージがあったので(あまりおふざけにページを使わない印象)、文章もそんな感じだった。

静かな淡々とした文章。

我愛羅が主人公だから余計そういう淡々とした文章なんだと思うけど。

 

なんか、こうして我愛羅のエピソードを丸々読むと、やっぱり我愛羅も主人公の器だと改めて思わされる。

カカシ先生も、シカマルも、NARUTOのキャラクターはわき役もみんな主人公している。

やっぱりNARUTOのキャラや世界観のすごい。

 

我愛羅の術とかアクションとか、すごかった。

私の理解力不足で想像が十分できなかったけど、我愛羅はやっぱり別格なんだな。

 

テマリの戦闘シーンが描かれていたのが良かった。

テマリは敵の糸で全身を縛られるが、左腕だけ少し動かせるからと、相手こちらへ引き寄せてから、左肩を外した。

肩を外すことによって糸が緩み袖に仕込んでいた爆発用の府を取り出し、自分にあてた…!

焼けつくような痛みを受けつつも糸から解放され、左肩を元に戻し、反撃にでる…。

いや、かっこよすぎる…。

これをくノ一がしてるっていうのがかっこよすぎる。

テマリの年代のくノ一でここまでできるのは、サクラくらいかな。

もうすこし上の年代だと、綱手やメイはもちろんできそうだけど。

紅ですらそこまでできなさそう。

機転の速さ、覚悟、実行力、決断力、どれか一つでも欠けてたらできない。

 

以前、SSのオナロウにはまっていたので、カンクロウが強いのはいちいち笑う。

我愛羅に不信感を抱く若い忍たちがカンクロウを風影にと持ち上げてるのがまた、オナロウに近い展開で笑ってしまった。

思えばカンクロウは、3姉弟の中でもそこまで性格が変化しなかった人間だと思う。

我愛羅はナルトによって性格変わり、テマリは変化していく我愛羅によって性格変わっていった。

テマリは性格変わったっていうより、物語が進むにつれ、弟2人に対する愛情と我愛羅に対する忠誠心を強く感じるようになった。

だけどカンクロウは、初登場時からほぼ何も変わってない気がする…。

ある意味初めから自分を持っていたのは、カンクロウなのかもしれない。

だから、「この人はぶれない」と、後輩たちからも慕われているのかなと思った。

戦争の時も頼りがいあったしな…!

 

私には設定とか難しくていろいろ理解できてないところもあったけど、面白かった。

 

NARUTO 木ノ葉秘伝

木ノ葉隠れの里の英雄ナルトが、ヒナタと結婚をすることに。

ナルトやヒナタの仲間は、彼らの結婚祝いに何を贈るかそれぞれ考える…!!

 

【ネタバレ】

 

この番外編の小説シリーズは表紙のデザインがかっこいい。

原作者の下書きっぽいイラストと、くすんだカラーが縁取りに配色されている。

今回の木ノ葉秘伝は、ガイ、リー、テンテン、チョウジ、シカマル、テマリ、サクラ、いの、キバ、シノ、が描かれている。

 

話の流れとしては、読んだことないけど、「桐島、部活やめるってよ」みたいな、主人公は出てこないけどわき役たちが主人公を想い行動するパターン。

桐島、部活やめるってよ」の解釈あってるかな。

こういうパターンなんて言うのかわからない。

要は、群青劇。

1つのテーマに対して、それぞれの登場人物が思う、みたいな。

 

・リーとガイ

・テンテン

・シカマル

・テウチ

・いのとサクラ

・イルカ先生

・キバとシノ

 

個人的に好きだったのが、テンテンかな。

テンテンは特にナルトやヒナタに思い入れあるようではなく、ただ自分のことを見つめなおしていた。

武器マニアになっている自分は結婚祝いに巨大クナイを贈るなんて、年頃の女としてどうなのか、と…。

こういうモノローグでグダグダ考えるのは、とてもNARUTOっぽいと思った。

NARUTO外伝のサラダも父親(サスケ)のことをグダグダ考えていた。

少年漫画なので、事件性やアクションはあったものの、NARUTOのキャラクターが悩んでいることはいつもリアルで生々しい。

そういう、原作っぽいところが今回のテンテンの話に引き継がれていた気がする…。

テンテンの話では事件性がなかったので、ただただ本当にグダグダ考えていただけだったけど。

それでも、私は好き。

結局、”そのまま”な自分を選ぶテンテンも、テンテンらしいし。

 

一番気になっていたのがシカマルとテマリの話。

テマリが好きだからアニメでこの話を見ていたが、やっぱり小説も微妙だった…。

もともとテマリは分析力も高くできる女なはずなのに、シカマルが、「(ナルトとヒナタの結婚祝いの)新婚旅行について考えてるんだがよ…。」で、なぜ自分とシカマルの新婚旅行と勘違いしてしまうのか。

そもそも、付き合ってもないのにすぐ相手の男と新婚旅行を考えるものか?

NARUTOは付き合う期間が短くすぐ結婚に結び付く世界観とか?

だとしても、脳内が暴走しすぎている。

アニメオリジナルや小説で描かれるテマリは、頭悪そうな描写が多くて本当に残念。

暴力振るう描写も多くて、それも頭悪そうな印象を与えてしまう…。

 

全体的にはとても面白く、サクサク読めた。

もとのキャラクターが個性的というのもあるだろうけど、あほな感情が賢そうな文体で語られると、声出して笑うほど面白くなる。

 

シノの話も、事件性としたら弱く、「これで終わり?」と拍子抜けだったが、それでもシノの心情が細かく描写されていて読み応えあった。

8班は原作の中でも一番活躍具合が描かれていなかたったので、楽しく読めた。

 

一楽ラーメン店主のテウチ目線の話も面白かった。

テウチを主人公にするって発想がすでに好き。

毎日ラーメンを作って出す人が、忍にラーメンを出すことに複雑な感情を抱いているとか、想像したことなかった。

一般人は一般人で忍とかかわるの辛いな。

 

イルカ先生の話も好き。

イルカ先生普通にいい人と結婚できそうだけども。

 

NARUTOはナルト以外も魅力的なキャラクターであふれていることを再確認させてくれた小説だった。

 

 

 

木皿食堂

「すいか」野ブタ。をプロデュース」の脚本を手掛けた木皿泉さんのインタビューやエッセイをまとめた本。

 

 

読んでよかった。

木皿さんは、ドラマも好きだけどエッセイも好き。

 

「みんな日常はつらいからフィクションを欲してる」と語っていたのが印象的。

木皿さんの物語は甘めなのが多いそう。

私が「すいか」の脚本を読んだときは、ただただリアルと思っていたけど、今思えば確かに甘い。

まず悪人が出てこない。

さらにきずなたちみたいな自分を受け入れてくれる人たちが周りにいて、その人たちと食卓を囲む人生なんて、今の時代少ない。

あるにはあるが、家庭や人間関係が良くなくて、そういう温かい人とのかかわりをおくれている人が少ないんだと思う。

だから、ファンタジーじゃないけどファンタジーのような物語の「すいか」を求める人が多い。

 

あと、20代の時に夜中に噴き上げる噴水が自分のようだ、と語っているのも印象的。

「書きたいものは山のようにあるけど認めてもらえないから吐き出すしかない」、と。

 

木皿さんは、結婚や化粧など女として決められた道を歩むのが嫌いだったよう。

だから木皿さんが感じていることが反映されまくっているドラマやエッセイが私は好きなんだと思う。

周りはどうであれ自分がどう幸せに感じるか、という生き方をされている印象を受ける。

 

 

 

銀魂 209~215話

映画「紅桜」篇がヒットしたことにより次の映画予告も放送した209話、

一人の女の子によってかぶき町4つの勢力が崩れていく210~215話。

 

【ネタバレ】

 

209話アニメとしてひどかったけどどういうことだろ。

もともと用意していたけど差し替えなきゃいけなくなって急遽作ったとか?

シーズンのとても中途半端なところで、すごい変なの持ってくるやんと思った。

あれを放送するくらいだったら、割と詰め詰めだったさっちゃんの眼鏡の話を3話に分けてやってほしかったくらい。

まぁでもこの放送が許されるのが銀魂か…、と納得させてしまうアニメ銀魂はやっぱりすごいか。

 

ずっとみ見たかった、四天王篇を見れてよかった。

長編で一番好きかも。

銀さんがお登勢さんを大事にしてるシーンを見るとグッとくる。

めちゃくちゃ孝行男子というか、マザコンというか。

お登勢さん傷つけられたら本当に夜叉みたいにぶちぎれていた。

 

銀さんとキャサリンのけんかも印象的。

お登勢さんがやられ、戦争が本格化しそうになって銀さんは、神楽、新八、キャサリン、たまに、かぶき町を出ろという。

キャサリンはそんな弱腰な銀さんの胸倉をつかみ、壁に押しやって叫ぶ。

 

キ「テメェ!!オ登勢サンコンナマネサレテ、店マデツブサレテ!!シッポ巻イテ逃ゲルツモリカァァ!!」

銀「戦えってのか?冗談よせよ。次郎長一人でもこのざまだってのに…。」

キ「オ前ガソンナタマカヨォォ!!アホノ坂田ァァ!!出テクナラ!!テメェダケ出テイキナ!!私ハ!!私ハァァ!!」

銀「ババァが何で一人で行ったかわかるか?」

キ「ンッ!?」

銀「俺たち…、護るためだよ…!!それでも死にてぇんなら、勝手に残って勝手に死にな。どうせ万事屋もババァの店もたたむんだ。もう俺たちァ赤の他人。それぞれ好きにやりゃあいい。俺も好き勝手やらせてもらうぜ。」

 

…銀さんがキャサリンやたまを赤の他人と思っていなかったのがやっぱりうれしかったな。

 

ピラ子の心境も切なかった。

かぶき町をめちゃくちゃにしてまで、お父さんに見てほしい、という。

ある意味子どもらしい、ストレートなわがまま。

 

ラストのED「サムライハート」の演出も鳥肌だった。

ED後の次郎長とピラ子の再会も…。

 

かぶき町の話だから、真選組や桂が出てこなかったのも良かった。 

天人とか攘夷とかではなく、かぶき町という一つの街の問題。

だから、出てくるのは、やくざやおかまやキャバ嬢やホストなど侍ではない人ばかり。

かぶき町に住む人たちが、争っていた。

狂死郎がおかま軍団切っていくの面白かった。

ロボット引き連れてくる源外も戦力高すぎて笑った。

でもさすがにピラ子にはすぐ切られてた。

 

結局春雨がかかわっていたので一つの街の問題では終わらなかった。

だけど、かぶき町住民が街を愛する気持ちをすごく知れて面白かった。

職業やついていく頭は違っても、みんなかぶき町という街が好きだった。

 

銀魂 202~208話

新八が万事屋に行くとみんな2年後の姿になっていた202・203話、

銀さんに届く大量の年賀状と一つも届かないバレンタインチョコ204話、

山崎があんパンを食べながら密偵の仕事をする205話、

キャサリンが結婚しスナックお登勢を出る206話、

瀕死のさっちゃんを万事屋と全蔵が護る207・208話。

 

【ネタバレ】

 

2年後の話、土方があほすぎて声出して笑った。

たまにある土方とお妙のペアが好き。

2人とも黒髪だし、ビジュアル的にはとてもお似合いに見える。

桂と久兵衛のペアも好き。

久兵衛は何とも思ってなさそうだけど桂が一方的に、「キャラがかぶっている!」とけんかを吹っかけている感じ。

さっちゃんや月夜のいぼ世界も見て見たかったな。

 

206話、原作では1話分だけどアニメでは30分に放送してくれてうれしかった。

スナックお登勢関係の話は好き。

スナックお登勢は居場所も従業員3人も銀さんが大切に思い、“護る”存在だし、華のあるキャラには出せないあのアナログな世界観も良い。

キャサリンの声優のグラデーションがとても好きで、何回もそこだけ再生した。

ちょっとかすれてる声がとても好き。

 

さっちゃんの眼鏡の話も好き。

全蔵の魂のこもったツッコミ本当に笑う。

さっちゃんをおそいに始末屋がやってくるぞ、という緊張感のなか、トランシーバーで万事屋に連絡とったらドン・キホーテの曲が流れてくるもん。

 

「オイぃぃぃ 一人完全にドン・キホーテいってたよォォ!!ふざけんじゃねーぞ!!」

 

そら怒るわ。

ドン・キホーテのくだりアニメも漫画も声出して笑った。

 

 

 

 

銀魂 244~252話

土方が問題児の小姓を抱えるバラガキ篇244~247話、

マダオが1,000万円を目指してクイズにちょうせんする248話、

万事屋と外道丸がサタン祭りに迷い込む249話、

お年玉が欲しい神楽と上げたくない銀さんの250話、

人を怠惰にしてしまうコタツの251話、

問題作まみれの2期最終話252話。

 

【ネタバレ】

 

土方が妾の子というのは初めて知った。

正確には、このアニメ一度見てるので知ってたはずなんだけどすっかり忘れてた。

 

なんか、よく知る人の意外な過去を知った感じでとても切なく感じたわ。

やっぱり、結婚・離婚という制度は大切だと思った。

「妾の子」の人生を考えると。

新キャラ鉄が中心の話ではあるが、鉄をきっかけに暴かれる土方の過去や思いの方が気になってしんどかった。

いなかで家族がおらず一人ぼっちのところから、今じゃ江戸で剣を振り回して公務員してるんだからすごい。

“壁”にきちんと向き合い乗り越えてきたんだろうな。

メンタル強すぎてかっこよすぎる。

 

土方は同じような生い立ちの鉄を想い佐々木に書いた手紙にもぐっと来た。

そりゃ鉄も土方についていこうとするわ。

土方優しすぎる…。

自分の厳しさを他人に押し付けるだけの頭カッチカチ人間ではなかったんだな。

 

マダオネアの話も好き。

インドの元ネタが重すぎるから、マダオ仕様に昇華されてるのが本当に笑う。

マダオの人生も相当重いけど、マダオだから軽く見られるのが好き。

 

タツのバーコードの話は、相変わらずひどい。

お妙さんは、竜宮篇でも年を取った姿見せなかったし、性別入れ替え篇でも男の姿にならなかったから、ビジュアルを崩さないこだわりがあったのかと思ったけど、普通にバーコードはげになってた。

月夜は、こういう頭悪そうなギャグ回に入ってこない気がする。

やっぱり吉原と歌舞伎町は位置的に遠いのかな。

銀さんと、そんなしょっちゅうあってるイメージもない。

 

EDが最高すぎる。

「仲間」という曲自体もいいけど、絵が、今まで出てきたキャラクターを流す形。

ゲストキャラが大きく描かれているとうれしくなる。

スタッフから大切にされているな、と思って。

エリザベスが序盤で描かれていなかったのでなぜかと思ったけど蓮蓬篇で、お登勢さんが四天王篇で描かれていて、そこも愛を感じた。