中学生の時に壮絶ないじめを受けた美心は、女子高に入るといじめはなくなったが友達はできず、いつもクラスのあまりもの。
卒業式直前、担任から告げられるデスゲームに美心含むクラスメイト27人は強制的に参加させられる…!
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めっちゃ面白かった。
平日にもかかわらず、通勤時間、昼休憩、帰ってからと1日で一気に1冊読み切った。
本当に次の展開が気になって気になって中だるみもなく、手が止まらなかった。
頭の中が本の世界に没入していた。
軽音部のエピソードが切ない…。
私もそういえば、あなたのこと好きなんだけど本当はこの子としゃべりたいのにと思いながら一緒にいる子いたなとかこれ読みながら思いだしてしまった。
そしてそう思ってしまったことに罪悪感を抱いた。
もう高校卒業してから20年くらいたつのに。
言語化ってある意味怖い。
本書のクラスのようにクラスを1~3軍に分けた場合、私は3軍の中~上にいた。
あの頃クラスでは3軍下~2軍中までぐちゃっとしたグループになっていた気がする。
馬鹿話できる友達は何人かいて休日は8人くらいでカラオケとかいったりして、すごい笑っていた思い出がある。
しかし今その中で連絡を取って定期的に遊んでいるのは、1人だけ。
大人になってからのほうが格段に、「友達は選べる」と感じるようになった。
高校の時は友達関係で閉塞感を感じていたってことなのかな。
でも馬鹿話や休日の長電話に救われたこともたくさんあったから、当時には必要な友達だったのは確か。
この作品では「見えないいじめ」をテーマに、生徒もそれぞれそれについて考えている。
だけど難しいと思う。
美心がつらいと感じた体育の「二人一組になってください」の号令も、30代の私でかつ席が近かったら声をかけてるかもしれないけど、高校生の時には絶対無理。
半径3mくらいまでのことしか見えてなかったし、すごい人見知りだったから。
だからそれを「いじめ」として考えろっていわれたとき、当時の私はどう思うかな。
まあやっぱり、自由にペアを作らせる体育教師が1番悪い。
この作品は、「こうだったね」とか俯瞰してみるんではなく、一人一人のキャラクターに自分のどこかを重ねながら読んでいた。
ムカつくやつも何人かいて、そのたびに感情がかき乱された。
読み終わった後も余韻が抜けず、漫画アプリでコミカライズを読んだり、ユーチューブで作者インタビュー見たりした。
設定が細かいの本当にすごい。
MCのでかみちゃんがみた、「リサが実は○○」って設定なんだろう…。
実は親から愛情を注がれていないみたいな何かかわいそうな一面か、弱み系だろうとは予想できるけど。
まだ余韻抜けないのでコミカライズも紙の本で買おうかな…。