音が聞こえなくなった
天才ピアニストの公生は、
天真爛漫なバイオリニスト宮園と出会い、
音を取り戻していくが…!!
漫画も11巻で終わる、まさに、
あの場面を描くために作られた作品、
という感じがする。
音が聞こえずどん底の公生だが、
宮園と触れ、中盤、
死んだ母の呪縛から解放され、
ガラコンで素晴らしい演奏をする。
が、宮園の容態がよくないことを知り、
得た幸せを失ってしまう悲しみ、
という最大のどん底を味わう。
もうね、最後のシーンの、
「一つだけうそをつきました。」で、
涙がじわ…ッ!!
マンガ読む前は、
「ピアノの話」という
情報だけしかなかったので、
挫折した天才ピアニストの
サクセスストーリーかと思ったけど、
公生という「ダメな部分」を持った
人間の、葛藤と成長を
王道に描いた成長物語やった…!!