漫画「すーちゃん」の作者、益田ミリさんの、国内から外国まで幅広旅行エッセイ。
一人でヘルシンキに行くミリさんが本当に楽しそうで、読んでてこっちまで幸せになってくる。
ミリさんは英語が苦手らしいが、積極的に行動し、行きたいところや食べたいものなど、たくさん挑戦している。
「40歳を過ぎ、何かが解決したわけじゃない。ぼんやりとした不安が振り払われることもない。でも、だけど、瞬間の幸せを認められる力が備わった。ヘルシンキの街を気ままに歩いているときの私の『幸せ』は、完璧な形をしていた。私を惑わすものなど、何一つなかった。」
『瞬間の幸せを認められる力が備わった』、って大切だな…。
それができる人が本当に幸せな人なんだと思う。
高い目標を達成することや、人に認めてもらうことを幸せにしていたら、できなかったときとてもしんどい。
もちろん、そういう気持ちが0でもだめだと思うし、それを糧にして成功していくタイプもいると思う。
でも人として、『瞬間の幸せを認められる力』がないと、生きにくい気がする。
ミリさん素敵な女性だな。