将軍の命が狙われているため手厚い守りとともに京へ逃げることになるが、襲われてきて…。
将軍暗殺篇。
【ネタバレ】
スズラン篇のロッテン舞蔵が生きていてよかった。
以前のあの終わり方だと、スズランとともにあの約束の場所で死んだと思ったから。
でもそよ姫や将軍のすぐそばで仕えるなら、いい義手つけてもらった方がいいんじゃないだろうか。
両腕がないから、将軍(影丸)やそよ姫、また神威と戦ったあとの沖田を起こすこともできなかった。
義手は本人が嫌がったのだろうか。
源外に頼めばめちゃくちゃ正能いい義手作ってくれそう。
将軍とお庭番衆たちの過去はぐっと来たけど、ロッテンが言う影丸を助けた際にできた体の傷とはどこにあるんだろう。
将軍はギャグ回で全裸になることが多くモザイク以外はすべてさらしていたけど、傷は見当たらなかった。
よく見ないとわからない手術跡みたいなものか。
高杉が銀さんを狙う理由も明らかになった。
攘夷戦争で松陽先生がつかまった時、松陽先生を殺すか生徒(銀さん、桂、高杉)を逃がすかという判断に迫られた。
銀時は先生の意思をくんで、自分の手で先生の首を斬り、自分たちの命を救った。
高杉の眼帯している左目は銀さんが先生の首をはねた直後、銀さんに向かって叫んで行っておぼろにやられたものだった。
伊賀の里で銀さんとさしで戦った高杉、血まみれで倒れた姿で話す。
高「この左目に…、さいごに映ったのは、お前のツラだった…!この目に焼き付いた敵(かたき)が幕府1つであれば、どんだけ楽だったか。
俺たちの敵は、俺たち自身だ。俺たちは…、あの人を救うために闘ったにもかかわらず、その弱さ故、あの人の弱さを踏み台に生きちまった。
お前にその咎を背負わせて…。この目に焼き付いたお前のツラを思い出すたび、傷がうずき、わめく。
『なぜ、先生の敵を討たねぇ…!!その胸に刃を突き立てれば、すべて終わるはずだろう…!!』とよ。
その通りさ、俺たちは、生き残るべきじゃなかった…。なぜ、俺たちを救いに来た…。なぜ、俺たちを見捨て、先生を救わなかった…!!
お前ならきっとできた。あの時、約束したのに。
お前こそ、誰よりあの人を、救いたかったはずなのに。なぜ、なぜ…!!俺たちなんぞを選んだ銀時…!!」
銀「もしあの時、お前が俺でもそうしたさ。だからお前は俺に刃を向けるんだろ?己ではなく、もう一人の己に刃を突き立てるんだろ?
自らを斬るより、よっぽどいてぇ敵を…!!討とうとしてんだろ…!!」
松陽先生が殺されたのを機に、銀さんと高杉の考え方と生き方は変わった。
高杉は壊すために、銀さんは大切なものを護るために、それぞれ強くなり力をつけてきた。