映画・小説の感想棚

映画、小説、アニメなどの感想。作品によって文章量はまちまち。土日正午を中心とした不定期更新。

ワン チャンス

主演:ジェームズ・コーデン

昔から歌うこととオペラが大好きだったポッツ、
しかし小さい時からいじめられていて
自分に自信を持てなくて…!!

いじめられっ子で何も持っていない人間が
徐々にスターに上っていく話いいなぁ。
夢がある。

序盤は主人公、うっとうしかったな、
恋愛に対して。
女性が自分を心配してくれているときは
電話に出なくて、
自分の気持ちが落ち着いたら
そこから粘着的に追いかける…。
女性が拒否しても無理やり
仕事先まで会いに行ったりして。
あと女性を一目見て恋をするのも、
「この人なら自分でも手に入りそうレベルの
かわいさじゃね?」みたいに思ってしまった。
別にあの女性じゃなくてもよかったんじゃないか
と思った。
初デートでそこまで特徴のない女性を
一目見てそこまで好きになるか?と。
まぁそれまでメールでのやり取りで
好きになっていたのかもしれないけど。

その後ベネチアの学校で、有名オペラ歌手に、
才能がないから一生オペラ歌手にはなれない、
と言われていたけど、それは、
「緊張しているから舞台に立つ根性がない。」
という理由で、
歌の技術面に関しては何のコメントもなかった。
だから本当にちゃんと歌えていたら、
いい評価をされていたんじゃないかな。
…一緒に審査してもらった女性の
その後も知りたかったな。

この話は実話をもとにしているので、
本当のオーディションの様子も
YouーTubeで見た。
本当のオーディションの審査員の反応を、
映画で使っていたんだな。
映画内で審査員の反応のシーンだけ
浮いてて、おかしかったから、納得した。
審査員、本当に涙を流してた…。
本物のポッツの歌も、素人の私が聴いても
マチュアレベルじゃなかった…。
スーザン・ボイルを思い出した。
こういう物語を知れてよかったな。