映画・小説の感想棚

映画、小説、アニメなどの感想。作品によって文章量はまちまち。土日正午を中心とした不定期更新。

アルフレートの時計台

市立病院の小児科医として幼少期を過ごした
イェーデシュタットに戻ってきた男クラリスは、
子どもの時より不気味なうわさが絶えない
時計台のある広場に訪れ…!!

【ネタバレ】

ルフレートのことより先に
時計台の情報が書かれてたから、
てっきり「夜市」的な、
場所がメインの話かと思えば、
そうじゃなかった。
ルフレートとの友情の話だった。
結局、
なぜあの時計台のなかでは
ときがおかしくなってるのかとか、
ペガサスの正体は何なのかとか、
舞台設定に関しては何もわからず。
もうちょっと、
あの時計台は何のためにあるのか、
という説明が欲しかったな。
3部作なのでもしかしたらほかの作品では
触れてるのかもしれないけど、どうなんだろ。
このシリーズは一つ一つ
独立した話のような気がする…!!

中学生のころ、
ルドルフとイッパイアッテナ」の作者だから、
と、このイェーデシュタットシリーズ第一弾
「ドローセルマイヤーの人形劇場」
読んでたなぁ…!!
読みやすかったのしか覚えてない。
最後どんでん返し的なのあるっけ?
今日読んだのとつながってるなら
また読みたい気もする。

とにかく、でも面白かったな。
落ちが、思ってたテーマと違ったけど、
不気味系で不思議なことが起こるから、
サクサク読める。
表紙もおしゃれ。
児童書のくくりなのかな?
全然大人向け。
シリーズを通して舞台となってる
イェーデシュタットは、たぶん、
イェーシュタットというドイツの街がモデル、
…だと思う。
調べると、
いい具合に田舎できれいな街でした。