主演：有村架純
偏差値30のギャルさやかが
先生と父親を見返すため、
慶応大学の合格を目指す…！！
【ネタバレ】
「ダメな生徒などいないと思うんです。
ダメな指導者がいるだけですよ。」
坪田先生すごいいいこという。
ここまで生徒と先生の関係を中心に
描いた作品って少ないんじゃないかな…。
「ドラゴン桜」や部活系のお話ならともかく、
マンツーマン…、しかも男女の組み合わせ、
というのが初めて見た気がするなぁ…。
「NARUTO」の師弟関係を思い出した。
あれはいいなぁ。
ガイ先生、カカシ先生、アスマ先生…、みんな、
それぞれの生徒をそれぞれの形で信じている。
師弟関係というのは、
家族のように絶対的なつながりではないし、
恋人のように、甘ったるい関係でもない。
だから本当に先生が生徒を信じていない
と崩壊する。
「ビリギャル」の坪田先生も、
ちゃんとさやかを信じてたところが、
さやかのやる気につながったというか…。
家族の関係も丁寧だった。
大人を見返したいさやか、
さやかを応援したい母、
長男に自分の夢だった野球を押し付ける父、
父におびえ野球をする長男、
家族の崩壊をそばで見てる中学生の妹。
そしてさやかの苦労…。
模試での成績が全然伸びない…！！
途中の日記すごくわかるなぁ…。
『E 絶望 つらい 寂しい 苦しい
友達に会いたい 休みたい 眠りたい
泣きたい』
夢を追っている途中の人なら
絶対共感できるな、ここの部分。
塾で坪田先生にも叫ぶ。
「さやかはこの一年！！！毎日！！
毎日毎日踏ん張ってきたの！！！！！」
「目標を下げたら、
どんどん低い方へと流れていくよ？」
「別にいいんじゃね？
もともと低いところを流れてた人間だし。
先生みたいにいつも前向きじゃ
いられんもんでさぁ！！」
精神的に勉強もできない状態だが、
野球をやめて不良のパシリになって、
やけくそになってる弟にさやかが叫ぶ。
「てめーと一緒にすんなよ！！！！
さやかは違う…！！さやかは！！！！
あんたとは違うから！！！！！」
これで自分の気持ちを吐き出せたからかな。
さやかは実際に慶応大学に足を運び、
学校の雰囲気を体感し、
改めて慶応に合格することを誓う…！！
素晴らしい映画だった…。
分かりやすくてありきたりかもしれないけど、
うまく家族関係も組み込まれ、
見終わった後消化不良とかないから、
本当に見てよかった。
夢に向かって頑張ってる人には、
必ず何か刺さる映画。
頑張るってかっこいいな…！！
