主演:エディ・レッドメイン
1920年代、魔法動物の研究のために世界中を旅する魔法使いの青年ニュートは、ニューヨークにたどり着く。
しかし人間の世界でニュートのトランクから魔法動物が飛び出し、さらに人間のトランクと入れ替わり、大変なことになる…!!
【ネタバレ】
分かりやすくて面白かった。
「ハリー・ポッター」シリーズでは人間の呼び名がマグルだったけどそれはイギリスでの呼び名らしく、アメリカではノー・マジと呼んでいた。
魔法の世界を何も知らない人間が主要メンバーに入っていたのが良かったな!
キャラも画面映えする子どもじゃなくて、さえないおっさんなのが良かった!
いろいろ共感できた。
さえないおっさんジェイコブはひょんなことからニュートに巻き込まれ魔法の世界を知ってしまうが、魔法の世界を嫌がるでもなく拒否するでもなく割と早い段階で、夢としてではなく現実の世界として受け入れていた。
初めて見る魔法動物に対しても物おじせずそろそろと向かって行ってた。
そして怪我をさせられた得体の知らない魔法使いニュートのためにも魔法動物を探すのを手伝う。
ニュートから、
「君みんなに好かれるだろ?」
と言われるほどのやさしさを持っている。
実際、魔女のクイニーからも好意を持たれることになる。
ジェイコブはその後ニュートたちと一緒の時間を過ごし、魔法界の決まりとして最後は記憶を失うことになる。
が、魔法の世界のことをうっすら覚えているのか、店で出すパンは魔法動物の形をして、客としてきたクイニーを一目見て惹かれた描写で、映画は終了した。
…実質ジェイコブが主人公みたいになってる。
ただの人間が魔法の世界に踏み入れ、人間の世界に戻ってきたけどうっすら記憶残ってヒロインとのこれからをにおわせて終わり、みたいな。
まー、敵を倒したのはニュートなので主人公はもちろんニュートなのだけど。
良いキャラだった、さえないおっさん。
ニュートもいい青年だったから映画が面白かったというのもある。
魔法動物に対してとてもやさしかった。
自分が逮捕されても動物のことを一番に考え、「危険じゃないから傷つけるな!」と訴えていた。
動物のことを一番に考えるから、周りの人間は二の次でごたごたに巻き込んでしまうという欠点はあるんだろうけど。
中盤の、ニュートとジェイコブがトランクの中で動物と触れ合うシーンが良かった。
きれいだし迫力があった。
ユニバのアトラクションになってくれないかな。