映画・小説の感想棚

映画、小説、アニメなどの感想。作品によって文章量はまちまち。土日正午を中心とした不定期更新。

時をかける少女

高校生3人の、
時空をいろいろ飛び回る
主人公の話。

主題歌と夏の雰囲気が
良かったから、
ずっと気になってた映画。
私的に内容は好きじゃない。
でもそんなん
気にしないくらい
高校生らしい感じも出てて
すばらしい!!

何回も観たくなる映画。


【再視聴・ネタバレ】

やっぱり真琴のキャラクターは
好きになれないなぁ。
強引にもほどがある。
消火器の彼に対してもそうだし、
コウスケを好きな後輩たちにもなんか…。
いくら年下で善意だとしても、知ったかぶって、
「いいことをしてあげてる!!」雰囲気を
出しながら行動に移すのは本当に不快。
基本的に上から目線というか。
~したってる。みたいな。
好きになれん。

タイムリープも、始め場面転換がわからなくて、
どこでタイムリープして
いつから戻った場面なのかわからなかった…。
途中からなんかもう、
細かく考えたらだめだ、とあきらめた…。
内容的には難しかった…!!

でも、女×男×男の構成って、
女が主人公でも男が主人公でも、
素敵なバランスが取れるなぁと思った。
少女漫画の三角関係も女男男だし、
万事屋しかりNARUTO小隊しかり。
個性が発揮しやすい組み合わせなのかな。

最後は結果的に、別れ、
という悲しい落ちだったけど、
最後の最後でやられたわ。
千昭がばっと来てからの、「未来で待ってる…」。
あれは予想していなかっただけに、
おおおおおってなった。
のだめの千秋先輩の、後ろハグ思い出したな。
あんな密着するようなキャラだと
思っていなかったので、よかった。
そういやのだめも土手のシーンだったな。
まぁとにかく千昭の抱きしめと前向きな台詞で、
かろうじてハッピーエンドに終わったな。
千昭がいる未来は遠い遠い未来なので
真琴が生きてる間は
会うことはないんやろうけど、
それでも真琴が千昭のために、
美術館の絵を残そう、と思ったりしたら、
それはやっぱりハッピーエンドだと思う。

コウスケの声がよかったな。
ゾロみたいな、低いけど安心感のある声。
奥華子さんの歌はさすが。
好き。
ちょっと気になったのが、
真琴たちがいつもキャッチボールを
しているのは学校とは別のグラウンド?
校門を出てグラウンドに行ってたから
多分そうだろうけど、
どこの運動部も使っていなかったから
違和感があった…。
そんでグラウンドで遊ぶなら、
帽子してないと熱中症になるんじゃない?
と、少しに気なった…。
とはいえ、
青い大空とか、セミの声とか、薄着とか、
夏はいいなぁ、と思わせてくれる映画。