映画・小説の感想棚

映画、小説、アニメなどの感想。作品によって文章量はまちまち。土日正午を中心とした不定期更新。

富士ファミリー 2017

富士山のふもとで小さいコンビニを営んでいる
富士笑子、姪の長女は結婚して出ていき、
次女は亡くなり、三女は家庭を持って出ている。
笑子ばあさんと一緒に暮らしているのは、
亡くなった次女の旦那と旦那の新しい妻と子ども、
バイトのプリオで…。

だんだん私はあらすじを話すのが
下手になっていってるな…。
まぁいいや…。

でもまさか富士ファミリーの続きを見れるとは
思っていなかったのでとてもうれしい…!!
以前見ていたの2016年のが
続編だと思っていたので、
こっちが続編だったとは…!!

今回もやはり、人と人の思いが交錯した、
複雑でめっちゃ共感できるドラマでした!!
こううまいこといろんな人の考えが入り混じって
エピソードが展開されていくところを見ると、
野ブタをプロデュース」の6~9話を思い出す。
6~9話を、計算じゃなく、
「とりあえず必死に制作した」
って言ってるんだから
本当に木皿泉さんはすごい方だと思う。
お手本みたいにまとまってないもんな。

私が、
あー木皿泉さんのこういうところ好きだわ!!
っていうエピソードが、
長女たか子が、昔の友達である
『100発100中の世界の預言者
に昔言われた言葉、
「2016年にたか子の人生が終わる。」
というものをずーっと気にするというもの。
旦那に、
「それでも年末年始に海外出張するの?」
と詰め寄るたか子。
大丈夫だって、と励ます旦那。

「で…。生涯後悔するんだ…、ね?」
「ハァ…。たかちゃん!!
 なんで俺じゃなくて、世間ていうか…、
 こんな雑誌に書いてある方を信じるわけ?」
「だって!!世界の100人だよ!?」
「そんな100人、
 顔も見たことないやつが決めたんだろ…!?」
「そうだけど…。」

この旦那の力強い言葉すごく好き。
私も予言というか、マヤ文明で2012年滅ぶとか、
信じて不安になっていたタイプなので、
旦那の言葉安心できるなぁ、と。
基本的に木皿泉さんは、
「ネットなどの投げつけられたコトバは
コトバではない」
ということを話されていたので、
その時勇気づけられた時と同じ感覚になった。
旦那の発言。
やっぱり、血が通っている言葉を信じたい。
視聴者の大半はたか子なんじゃないかな。
それで、自分がたか子だった場合に、
言われたい言葉をちゃんと言ってくれる。
木皿泉さんの話ってそういうのが多い。
みんないろんな価値観持っていて、
ちゃんと安心できる言葉や態度で救ってくれる。
ドラマや物語は、まぁ救ってくれるの多いけど、
木皿泉さんの場合は、
その救ってほしい悩みが
日常に密着していること。
恋愛や家族や将来や、
ってありきたりなものでなくて、
過ぎてしまえばどうってことない悩みを、
ちゃんと悩みとして取り上げてくれるところ。
そこが共感できて、
木皿泉さんありがとう!!ってなる。

3女月美が、息子と友達が家で遊んで、
友達が帰った後の部屋が
お菓子でぐちゃぐちゃになっていた時、
「お母さんあの子と遊ばない方が
いいと思うな!!」と怒ってしまった時もそう。
月美は、
つい自分の価値観で怒ってしまった言葉だけど、
あとから後悔してしまう。
そういう時、ちゃんと救ってくれる人がいる。

いいなぁ、だから富士ファミリー好きだ。
いろんなキャラクターがいるから、
いろんな価値観があって、悩みがあって、
それを救うのは今まで別のことで悩んでいた
キャラクターであったりとか。

日常の、生きる上で、大切なことを教えてくれる。
もう本当に、続編希望。