あやかしが見える男子高校生、夏目貴志は、
亡くなった祖母が残した友人帳から、
あやかしたちに名前を返していく…!!
【ネタバレ】
いいアニメを知った…!!
こんないいお話とアニメーションを
作る日本に生まれてよかったよ。
特に2話目のタオルの話…!!
完璧か。
友人も見終わった後、
「お見事!!」と心で拍手を送るほど、
話がとてつもなくまとまっていて、
かつとても面白い。
話がまとまっている物語はいっぱいあるけど、
=面白い、というわけではない気がする。
そして見ていて、とても心が洗われる…!!
洗われる理由は、
BGMやアニメーションや声優の部分かな。
キャラクター達も本当にやさしい…!!
あとは5話のもさあやかしのお話。
あれもやさしい…。
みんな、さみしいから相手を想うんやね。
そして切ない…!!
エメさんのEDもあってる…!!
夏目も、弱弱しいタイプかと思いきや、
あやかしに自分の思いをはっきり言うし、
5話で同級生のたきさんを守る姿、
すごくかっこよかった。
あやかしに何かされないよう、
力強く腕を引っ張るシーン。
来月末から劇場版が公開されるようなので、
見に行こうと思います。
メモとして脚本の構成に当てはめてみる。
1、日常。妖怪が見える夏目。
最初~。
2、事件。妖怪からタオルを受け取ってしまう。
3分~。
3、決意。妖怪の依頼タオルの持ち主を探す決意。
6分43秒~。
4、葛藤。妖怪とタオルの持ち主を探しに行く。
7分13秒~。
5、助け。持ち主の孫がわかる。
9分49秒~。
6、成長・工夫。孫に怒られつつ2度話を聞きに行く。
11分53秒~。
7、転換。タオルの持ち主の居所を知る。
17分09秒~。
8、試練。夏目、タオルの持ち主に会う。
19分05秒~。
9、破滅。持ち主、妖怪を覚えていない。
19分37秒~。
10、変化。夏目、持ち主から妖怪に渡すものをもらいに行く。
20分45秒~。
11、対決。夏目、妖怪に会いに行く。
21分27秒~。
12、排除。妖怪に持ち主からのタオルを渡す。
21分48秒~。
13、満足。妖怪、タオルを受け取り喜ぶ。
21分57秒~。
…あってるのかこのわけかた。
とにかく後半が怒涛の展開でずっと鳥肌。
丁寧な丁寧な丁寧なお話。
【再視聴・ネタバレ】
とてもよかった。
出だしほぼ毎回ホラーみたいで怖いんだけど、いい話ばっかり。
6話まで見て、やっぱり以前視聴したときと同じ2話と5話が心に響いた。
「夏目友人帳」の世界の妖怪は心のない怖いものもいれば、心優しい穏やかな妖怪もいる。
各話の中心になっているのはほとんど毎回、心優しい穏やかな妖怪ばかり。
ほかの話でもそうだけど、私が、好きー!となるのは、妖怪が人間に対していじらしい気持ちを抱えてるから。
なぜ妖怪たちはこんなにもいじらしいのか、2話の夏目のモノローグで納得した。
夏(人は、とても多くの人と出会う。たった一度の触れ合いに、胸を焦がすあやかしと違って…。出会いも、別れも、目まぐるしく…。)
なるほど。
一度触れた人との関係が大きすぎて、そこに一喜一憂するからか…。
5話の、多岐に優しくしてもらったもさあやかしもまさにそれ。
夏目と多岐のもとからもさあやかしが去り、その後黒板に残されたもさあやかしの気持ちを夏目が黙読する。
『迷った私を助けてくれた。連れてゆきたい。かなうならば…、美しき山を、美しき谷を、…ともに見たいと思ってしまった。この気持ちを、人は何と呼ぶのだろうか…。』
夏(……。それは…、それはまるで…。)
それはまるで恋だよ…。
切なすぎて優しすぎて、鳥肌やばい。
ここからの「茜さす」(ED)の入り方も天才で体中の毛が直毛する。
てか「茜さす」の入りは毎回完璧。
天才。