映画・小説の感想棚

映画、小説、アニメなどの感想。作品によって文章量はまちまち。土日正午を中心とした不定期更新。

進撃の巨人 画集 FLY

2009年に連載が始まった「進撃の巨人」、連載期間14年間のカラーイラストが詰まった美麗画集。

連載後の諌山先生のインタビューと、諌山先生×着色担当の中尾氏との対談もあり。

 

 

いやー、とてもよかった。

カラーイラストは線画が諌山先生、着色は別の作家がされていたそう。

画集が大きいので小さい単行本で見れていなかったところや、タイトルロゴが入っていたところを、「こうなってたんだ」って発見するのが面白かった。

知らないイラストもたくさんあって、見ごたえがあった。

 

わたしは本編のアクションシーンが躍動感があって大好きだけど、1枚イラストにもその躍動感はあった。

下からの構図で手前に人間、奥に巨人、というイラストはやっぱり迫力があって、動いているように見える。

人が立体機動を使っている絵や、馬に乗っている絵も動いていた。

 

インタビューや対談もよかった。

終始、着色担当の方に敬意と感謝を持ったお話のされ方をしててとても腰の低い先生なんだと感じた。

なんか勝手に、エレンみたいに、オラオラでイケイケな方かと思ってたw

先生は連載終盤はマンガ描くのしんどかったのかな…。

気力で描かれていたように感じた。

連載が終わってから今回描きおろしの35巻のエピソードが進まない中でのフランスの出来事。

フランスの男の子に気づかされそっからリヴァイの過去編にしようと決めて執筆っていう…。

いい話だと思いつつ、インタビューや対談を読んでいたら、もう諌山先生から進撃の巨人のイラストや物語は発表されなさそうな感じがあってさみしい…。

今は結婚して家族がいるらしく、とても幸せそうだった。

もし今の諌山先生が読み切り描いたら、ちょっと幸せな進撃の巨人の世界…、とかないかな。

 

ミカサのマフラーって原作設定では黒だったんだな…。

アニメの赤しか知らなかったからびっくりした…。

単行本の表紙改めて見返すと黒だった…。