少女を題材とした9人の作家による短編集。
児童書ではなく普通の大人の読み物?は、
物語に起伏がなくてつまらなく感じるな。
でも解説でも言ってたけど、
「女の子とはこういうものなんだ」という、
内面の描写が深く描かれているので、
そういう楽しみ方をするんだろうな。
中田永一さんの「宗像くんと万年筆事件」と
村山由佳さんの「イエスタデイズ」が好き。
分かりやすいハッピーエンド。
宗像の軽快な事件解決も面白かったし、
スーくんの、こことつながってるんだ!!
という伏線もまんまと騙された。
いっつも私はこういう伏線に騙される。
でも騙された方が物語は楽しく感じるから、
それでいいのかなと思う。