神楽が銀さんと星海坊主と新八に彼氏を紹介する329・330話、
ラーメン店主幾松が気にした客の行方と父親の正体が明かされる331・332話、
鉄子の仕事場に落ちていた天人の刀クサナギは嫁である鞘を探していた334~336話。
【ネタバレ】
神楽彼氏回。
漫画で一度読んでいるのに、声出して涙流して笑った。
ダイのお辞儀で星海坊主が床にめり込むところがやばかった。
銀さんも星海坊主もいろいろ必死すぎてたのがおもしろかった。
神楽もダイも銀さんも星海坊主もすべてをフォローしてたお父さんの眼鏡が一番大人だったけど、後半気持ちぶちまけてた。
さいごダイが嫌なキャラクターで終わるのかと思ったけど、ちゃんとそうならず、ギャグもありつつほっこりした終わり方なのもよかった。
幾松の父親回。
幾松がめちゃくちゃ美人に、桂もめちゃくちゃきれいに描かれていた。
幾松が店で話しているシーンも棒立ちではなくラーメンを作りながら話してて、作ってる最中の、具を切ってたり湯を沸かしている音もあってとてもとてもよかった。
内容は原作と基本的に変わってなかった。
足されているエピソードはなくセリフの一部は少し省かれたりしていた。
割とセリフが多い話だったので、アニメになって分かりやすかった。
あと相変わらずセリフでの見せ方が粋だった。
幾松の父親は川で溺れてる子どもを救ったため記憶障害になっていた。
それを知ってる幾松の旦那が、ホームレスになっていた父親に頭下げて、
「あなたの娘が元気にやっているところを見に来てあげてほしい それがあの時あなたに命を救っていただいた わっぱの願いです」
というセリフ。
銀魂でたびたび見られる倒置法で真実を見せるやり方が好き。
旦那は本当は真実を幾松に言いたかったようだけど、幾松の死んだ母親がそれを望んでなかったから、ずっと黙り通してたのかな。
幾松のことを考えたら早く言ってあげてた方が良かった気がするけど。
原作と微妙に変わっていたのは桂の表情。
「俺たちの出る幕など 最初から …なかったのかもしれぬな」
地下で義弟たちを相手に闘ってる最中銀さんに言うのところと、幾松のもとから去るところのラストシーン。
「家族としてラーメンは分け合えなくとも 仲間として 苦しみを分かち合うことはできる」
原作ではどちらもスンとした表情で言うが、アニメでは、少し眉をひそめて言っている。
想像だけど、例えばラストシーンは、片思いしている幾松に「仲間として」という発言が苦しかったのかと思った。
好きなんだから本当は、「一人の男として」と言いたいはずだけど、旦那が幾松と父親のことをどれだけ想っているか知ってしまったから入り込めないと思ったのかな、と。
「幾松殿の恋人になりたいなんて厚かましい」と考え込んでしまった、みたいな。
でも幾松を好きなのは続けてほしい。
EDのウェディングすがたの幾松がばちクソ可愛いくてばちクソ色気もあって、そら桂も惚れるわってなった。
刀の話、声優ネタめっちゃ笑った。
刀のクサナギの声は、エセ関西弁で、服部平治の声じゃない?と思ってたら次回予告でクサナギが「せやかて工藤!」と言い、銀さんも、「バーロー!」と言い、コナンっぽいBGMが流れていた…。
こんなん絶対笑う。
クサナギにかけて、SMAPパロディも面白かった。
当時めちゃくちゃジャニーズだったのに大丈夫なんや、と思った。