主演:オードリー・ヘップバーン
ニューヨークに住む若い娼婦ホリーはたくさんの男性に気を持たせながら金持ちの生活にあこがれている。
ある日ホリーが住んでいるアパートの上にポールという売れない青年作家が引っ越してきて…!
「ティファニーで朝食を」というタイトル名と冒頭シーンがとてもいい!
ティファニーは高級ジュエリーブランドでティファニーブルーという共通のブランドイメージカラーもある。
さらに冒頭では黒いドレスを身に着けたきゃしゃで可憐な女性が、早朝のニューヨークの大通りティファニーの店舗前でクロワッサンを食べるっていう…。
タイトルと冒頭シーンだけで品のある唯一無二な世界観を展開するこの映画。
まさに、映画って感じ。
作中内で流れる「ムーン・リバー」も本当に素敵な曲。
ただ個人的にはホリーの人間性がな、と…。
常に情緒不安定で周りに迷惑かけてるのに、ポールに惚れられてるのが、意味わからんかった。
結局かわいいからかよってなる。
確かにホリーの美貌はマジでリカちゃん人形かなくらいかわいい。
まつ毛バシバシで少し動くたび本当に見惚れてしまうくらいきれいで、何着ても似合うし、お水感というか下品さもなくとても上品!
…だからこそ人物像の設定に魅力がない。
オードリー・ヘップバーンだから見てられるというか、ほかの普通の女優だったらイラっとして終わりだったと思う。
良いように言えば、「オードリー・ヘップバーンの魅力が詰まった映画」なんだけども。
まぁホリーはいつもニコニコしてるし14歳の時におじいさんみたいな人と結婚して兄のこともいつも気にかけてるので、我慢する性格なのかなとも思ったらあの人間性も仕方ないのかもしないけど。
内容よりも雰囲気を楽しむ映画だと思う。
タイトルと冒頭シーンは唯一無二なので。