冬眠の支度をするムーミン一家と、
しばらく離れ離れになる
スナフキンとムーミンの友情。
にぎやかが大好きな
ムーミン谷の住人、のうち、
孤独を愛するのはスナフキン、
…だけど、ムーミンもまた、
「一人になりたい時だってある。」
とか言ったり、悩み事の時は
一人で海に黄昏たりする。
今回は、ムーミンが、
冬の間は南の国を旅する
スナフキンに、
一緒に旅に連れて行ってくれ、
とお願いするが、
「僕は一人でいくよ。
この前も話したように、
僕は孤独になるために
旅に出るんだ。
長い間の孤独な生活から、
春このムーミン谷に
帰ってきた時の喜びは、
何物にも代えがたいものだよ。」
と断られるという話…。
フローレンとその兄が
ムーミンを元気づけようと、
兄の研究室に招待して
空飛ぶ船の制作途中を
見せてくれるが、その日の晩、
スナフキンと二人で
空飛ぶ船に乗ってるという
夢を見る。
その夢の中で、
スナフキンは、
「僕はおりたいんだ。
じゃ、サヨナラムーミン。」
といって飛び降りた…。
きっとムーミンにとって
スナフキンは、
大事な親友であると同時に、
自分の知らないことを
たくさん知ってる、
というあこがれの対象でも
あるんじゃないかな。
