南極で行方不明になった母の遺品を見つけるために南極に行くと豪語し、有言実行したシラセ。
南極に到達したシラセやキマリたち女子高生4人は、ご飯の下ごしらえや掃除など雑用係として働く。
【ネタばれ】
とても面白かった。
シラセが南極に行くもともとの目的は母親の遺品を見つけに行く、だった。
でも、母親が行方不明になって3年もたった本人の心情的には、「南極にいけないと馬鹿にした周りの奴らを見返す!」のほうが強かったんだろうな。
南極に来てからは、シラセ自身も、目的は達成したと言っていたし。
そして現地で3年前までシラセの母親が使っていたノートパソコンを発見したキマリたち。
シラセが一人きりでメールボックスの中見るの切なかったな。
行方不明になってから日本からメールを送り続けていたシラセ。
ノートパソコンのメールを送受信し、自分が送っていた1000以上もあるメールがどんどん届きだす。
やっぱりお母さんには届いていなかったんだと再確認し、涙があふれ、気持ちが抑えられなくなる。
つら…。
こういう気持ちをセリフにしてないシーンにグッとくる…。
でも、シラセが号泣するのはもちろんわかるけど、部屋の外で3人が号泣するの意味わからんくてそこでちょっと冷めてしまった…。
制作サイドの演出感が見えた、みたいな。
ここで友情も見せといたろ、みたいな、盛り上がるやろ的な演出感。
欲を言えばもっと南極っぽい生活が見たかったかも。
雑用なら雑用の大変な部分ややり切った部分とかあるはずだから、もっと南極らしいエピソード見たかった。
状況説明のさらっと言葉で説明する部分は多かったけど、実際その中でキマリたちがどう大変な目にあったかとかいうがっつりしたエピソードはなかった…。
前半期待していただけにそういう部分もっと見たかった。
オーストラリアから南極に行くまでのとんでもない船酔いの部分はめちゃくちゃリアルで、こっちまで酔った気分になったから、そういうの期待してた。
最終話でキマリたちが感じる4人の団結力とか日本に帰ったら何でもできそうな気持ちになるのはわかるな。
私は修学旅行だったけど専門学校の時にフランスに行ってさして仲良くない子たちと班になって、4人でいろんな経験して帰国する前に同じようなことを思った。
たかだかフランス旅行でそう感じたのだから、キマリたちはもっと強いものを感じたんだろうな。
4人が素敵な大人になることを願うわ。
シラセは南極観測隊員になってほしいな。
原作が漫画や小説ではなく、アニメのために作られた話なので、13話でしっかり終わって視聴後もさわやかな気分になったのがよかった。