京都の下鴨神社に住む狸の矢三郎は、師匠である天狗の赤玉先生の息子と出会い新たな事件に巻き込まれていく。
一方兄の矢一郎は片思い相手の南禅寺の玉蘭のために将棋大会復活のために動いており…!
矢三郎の、天狗界に顔がきいたり人間界に顔がきいたりするの面白いな。
知り合いがいっぱいいる。
いろんな人からいろんなことを頼まれ、事件に巻き込まれてる。
シャレにならない事件もあるけど、また別の人と引き合わせてくれたり、不思議な体験をいっぱいするのがいい。
今回も京都の街並みの絵が細かくてとてもよかった!
二代目が泊まっているホテルや矢三郎が住んでる神社が実際にあるので、空気を感じれてうれしかった!
にしてもこの世界の京都人は、急に化け熊が出たり、五山の送り火の夜は船が飛んで撃ちあいしてたり、大変だな。
でもそこまで大事に思ってなさそうなのが良い。
金曜倶楽部の人たちはじめ、人間界のんき。
兵庫の有馬もよかったな!
浴衣来てアイス食べて歩いて温泉はいって…、とにかく背景が細かいので自分もそこにいる気になる。
街並みを歩いてるシーンもっと見たいくらい。
▼小説「有頂天家族2」の感想