主演:ユアン・マクレガー
主人公♂の父はいつも
空想の話をし、
ついに死ぬときが来て…!!
やっぱお葬式は
その人をほんまに好きで
葬式後はその人の話で
盛り上がったりするべき。
社交辞令で
「一応顔出しとかな」
とかいう人には
来てほしくないよな。
お父さんの正体とか
巨人はどこからきたのとか、
疑問は残ったけど、
あんないろんな経験のある
生き方できたら
人生最高やと思う。
【再視聴・ネタバレ】
落ちの優しさが見たくて再視聴…。
良かった…。
死期が迫っているおじいさんが息子やその嫁に過去の自分の話を聞かせている。
魔女や巨人男やオオカミ人間の話。
息子は何度も聞いたことあるほら話でうんざりしている。
中盤おじいさんが過去を回想するときに語った言葉いいな。
『世間で嫌われる者や、悪い奴というのは…、単に孤独で礼儀知らずなだけだということだ。』
社会人である息子は当然っちゃ当然だけどおじいさんの過去話を本気にしない。
息子は、父が死ぬ前にどうしても本当のことを聞き出したくて、おじいさんに訴えかける。
息「父さん、あ…、僕にもすぐ…、子どもができる…。でもその子に理解されない父親だったら、僕はつらい…。」
父「……。…そうかつらいか。」
息「……。」
父「じゃあどうしろというんだ?私にどうしてほしい?」
息「自分を見せて。善人でも悪人でもいいから、本当の父さんを見せてよ。」
父「私は生まれてこの方自分を偽ってない。それが見えてないのはお前が悪いんだ。私じゃない!」
息「……。」
両社不毛で悲しい言い合いだ…。
これおじいさん嘘ついてないからなぁ…。
おじいさんの過去話に出てきた街を実際に訪れてみた息子、そこで住人の女性に話をきく。
過去話に信ぴょう性が出てきた。
きっと息子は本当に父親のことが大好きで尊敬していたのだろう。
おじいさんが死ぬ直前に話す息子の作り話は、おじいさんが語る過去話並みにクオリティが高いものだった。
そしてラストシーン、おじいさんの葬式で巨人の友人が本当に出てきて父の話が嘘ではなかったとわかる。
しかし中国人女性の造形は父の思い出話と異なっていたため、やっぱりところどころ盛っていたんだと思う。
細かい部分で「どういう設定?」というのはいくつか出てきたけど、とても優しい物語で視聴後の余韻もよかったです。