映画・小説の感想棚

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スターガール

ジェリー・スピネッリ

転校してきた
スターガールは、
他人のために泣いて笑う
不思議な女の子…。

高校生までに読んどく
べきやったぁー…!!!
面白くて2日で
読んでしまった!!
スターガールから
見える世界はどこにでもある
普通の道もキラキラ
してるんやろうなぁ!!!
他人の葬式に涙流したり、
敵味方関係なく
ゴールが入る度に
ぴょんぴょん跳び跳ねたり、
びっくりするほど純粋な
スターガールが、
私は大好き!!…って言葉じゃ
表されへんなにか!!笑
読み終わったあとも、
作者や作品について
めっちゃ調べまくったほど、
私に大きな刺激を
与えてくれた!!
もっともっとジェリー・スピネッリの
本を読みたい!!!

評判通り
すばらしい小説でした。

【再読・ネタバレ】

とっても素敵でいとおしい物語でした。

好きすぎて何から書いたらいいのか
わからないんですが…。

物語は、「スターガール」と名乗る
ウクレレを持った女の子が
高校に転入してきたところから始まる。
彼女は、
毎日昼食休みに生徒の誕生日を祝ったり、
他人の葬式にこっそり参列しては
涙を流したりする感受性豊かな子。
最初は遠巻きにしていた生徒たちも
次第にスターガールを好きになる。
が、博愛なスターガールは、
無敗だった大切なバスケの試合で、
相手チームをも応援し、
相手のけが人の介抱もする。
試合は負け、
それをきっかけに全校生徒はぶちぎれ、
スターガールは嫌われ者になる。
そんな中スターガールは、
本書の語り部であるレオに手紙で告白し、
もともとレオも意識していたため付き合うことに。
スターガールとのデートは、
スーパーで人間観察をしたり、
街中の掲示板を読んだり、
レオには新鮮なものだった。
レオは、学校でスターガールといると、
自分も周りから無視されていることに気付き、
いやな気持になる。
「普通になってほしい。」と遠回しにいい、
スターガールは本名のスーザンを名乗り、
今どきの普通の女子になった。
その後スーザンは…。

という話…。
好きな場面がいくつもある。

まずは、
スターガールがサボテンの生えた砂地で、
秘密の場所まで行ってしまった場面。
スターガールは砂地に座って目をつむり、
自分の感覚を消し、
何も聞こえず、宇宙と一体になる。
横にいるレオは、スターガールのいる
秘密の場所まで行けないことに嫉妬していた…。
…素敵なシーンだった。
静かで、幻想的で、
スターガールがかっこよかった。
たぶん、瞑想なんだろう。
私もすべての感覚を消してみたい…。

そして「普通になってほしい。」と願うレオが、
スターガールに集団生活の
大切さを教える場面。
これは、場面が好き、というより、
レオはちゃんと
大切な話をしているなぁって思った。

「ねえスターガール。
 何もかもを自分のやり方でやるって
 いうわけにはいかないこともあるんだよ。」

スターガール単体では魅力的だが、
集団生活となると、
どうしてもだめな部分が目立ってしまう。
みんながみんなウクレレで誕生日を
祝ってほしいわけではないこと。
プライバシーを冒してまで
人の葬式に参列してはいけないこと。
レオはやさしく静かに
スターガールに説明した。

『ぼくは答える。大事なのはね、
 同じグループに属する者同士は、
 同じような行動をするっていうことなんだ。
 グループの中でのルールを守るのは
 とても重要なことなんだ。
 みんながみんなルールに従うの?
 彼女が言う。ああ、ほとんどの人がね。
 ぼくは答える。刑務所の役割は、
 このルールを身につけさせることなんだと
 言ってもいいかもしれない。
 わたしも刑務所へ入った方がいいのかな?
 彼女が言う。みんなの中にいて、
 頑張ってみるべきだと思うな。ぼぼくは答える。』

「」使わない会話文が、
静かな雰囲気が出ていいなぁ。

レオ17歳?なのにしっかりしてる…。
私が初めてこの本を読んだのが
20歳前後だったかな。
その時は↑の通りスターガール最高!!!
って感想だけど、今読むと、
いろいろ考えさせられる。
スターガールが最高なことに変わりはないが、
生きていくには同調していかないといけない…。
同調できないから
みんなに煙たがられ、嫌われ…。
それでも最後は、集団生活云々なく
スターガール個人の魅力に引き込まれ、
好きにならずにはいられなくなる。

はぁー、本当に素敵な小説でした。
次は続編読みます。

絵を描いてみました。
これからもまた色々な絵を描けば、
UPしてみようと思います。