映画・小説の感想棚

映画、小説、アニメなどの感想。作品によって文章量はまちまち。土日正午を中心とした不定期更新。

インクレディブル・ファミリー

スーパーヒーローの能力を持つパー一家、
街に出た強盗を捕まえようと奮闘した一家だが、
街の損失は大きく…!!


【ネタバレ】

我慢できず公開初日に行ってきました…。
前作の公開当時の年齢が
ヴァイオレットと同じ14歳。
あれから14年、
当時私と同じようにあの映画にはまった
14歳の少女が、もしかしたら現在、
ダッシュと同じ年の子どもを連れて観に来てたり
するのかなぁ、とか思ったりしました。

パー家のサポートの位置の

今作のお話は、
団結した一家が強盗に立ち向かうぞ!!
という前回のラストシーンから始まる。
前回のあの終わり方はかっこよかったな。
スーパーヒーローとしても家族としても
いろいろ乗り越えて、さぁ戦うぞ!!
とわくわくさせて終わる感じ。
どうなったんだろ、とは思ってたけど、
まさかあそこから始まるとは…!!
というわけで、
バイオレットの年齢は14歳のままです。
あと個人的に、
吹替声優が前回と同じというのも
とてもうれしい!!
ダッシュはさすがに違うかったけど、
全然違和感がなくてよかった!!

序盤、子どもたちの安全のことを考え
スーパーヒーローは表に出るべきではないと
考える母イラスティガール、
たいして、
自分の夢と野望を捨てきれず
スーパーヒーローとしてこれからも
注目されたい父インクレディブル…。
二人の意見どちらも分かるけどな、
この辺のやり取り、すごく大人向けな気がした。
でも、スーパーヒーローで活躍していた
過去にしがみついているインクレディブルは、
さぞ生きにくい性格だろうなぁ、と思った。
過去に縛られてる感じがする。
けどその気持ちもなんかわかるな。
私には光り輝いていた過去なんてないけど。

そこからは母中心の話。
列車のモニターに、
『おかえりなさいイラスティガール』
って出てたけど、
そこで違和感に気づけなかったのかな。
あのモニター、本人は見てなかったっけ?
それかもともとイラスティガール目当ての
犯人ってわかってた?

スーパーヒーローのデザイナー、
エドナも出てきてよかった。
ウィキで調べたらエドナは
ドイツ人と日本人のハーフと書かれていた。
確かに服は和装っぽくて、
髪形もコシノサンっぽい。

ヴァイオレットが前作から
ものすごく成長した気がする、精神面が。
個人的に、
母イラスティガールとヴァイオレットは、
守りでいてほしかったなー、と。
二人にはいやいや
スーパーヒーローをしてほしかった。
でもお母さんも結婚前は
いろいろあったんだろうな。
楽しく戦っていたのかな。
ヴァイオレットもしっかりしてて…、
まぁかっこよさは増したな…!!
ピンで敵と戦ってるところがすごく好き!!
ONE PIECEのロビンでもそうだけど、
サポートメンバーが一線で戦ってるのは
興奮する!!
こういう技の使い方するんだ、とか!!
やられたのにシールドをパッと出す
瞬発力な!!
あとやっぱり序盤の一家共闘のところと、
後半の子どもたちだけのところは
ものすごく好き!!
子どもたちのシーンだけ何回も見たい!!
いいよななんか、
頼りない姉弟たちが迷いながら
行動を起こそうとしてるの…!!
今回ヴァイオレットは
本当に頼りがいあったけど…!!

前作でもそうだけど、この作品は、
突出して強い人がいないから、
弱点を誰かの能力で補ってる、
というところがめちゃくちゃ好きです!!
ある意味みんなわき役というか、
普段は一般の人だから、心も、
誰かに補ってもらってるというか、
助け合っている。
だからスーパーヒーローが
家族の物語でよかった!!

ダッシュはもっと破天荒でよかった気がする!!
ジャックジャックが濃すぎたから
かすんだのかな…!!
結局ジャックジャックがよくわからなかったから、
また続編希望!!
本当に続いてほしいです!!
できれば今度は子供中心の話で!!

去年かおととしかな、
この続編が決定した時点で、
「あー生きててよかった!!」
レベルでうれしかったです!!
ピクサー大好き…!!

同時上映の短編映画は、
今回は微妙かなー、と思ってたけど、
最後ちょっと泣きそうになった!!
大人向けという感じ。

 

【再視聴・ネタばれ】

 

面白かった!

 

パー家のサポート位置の、氷を操るフロズンが好き。

いつもいざというときに頼りになるし、ヒーローとして目立つことにあまりがつがつしていないところがいい!

フロズンが父の車に「音声登録開始!」って叫んだから子どもたちを登録できたのも、瞬時の判断力がさすがすぎる…!

その頼れるフロズンが敵の仲間になったとき、うわあああってなったけどそこから子どもたちの活躍展開か!と興奮もした。

 

姉のヴァイオレットが前作と違いだいぶ冷静で頭の切れた動き方するのがとてもよかった。

ヴァイオレットが幼い弟二人連れて、両親を助けに行くため船に乗り込んでるところ。

敵に見つからないように、としながらも時間があるときジャックジャックのおむつかえてるシーン和んだ。

スーパーヒーローなのに人としての日常が垣間見れるところ本当にいい。

終盤、みんなが乗ってる船が町へぶつかってしまうから舵を変更しなければというシーンで、ヴァイオレットが、

 

「パパ…!この作戦うまくいくと思う。でも、もし失敗して衝突したときは、私のシールドで乗ってる人たちを守らないと。だから私はここに残る。ジャックジャックと一緒に。」

 

っていう発言、前作の気弱ヴァイオレットを知ってるだけに、かっこよすぎてジーンときた。

 

▼前作感想

misaki57754655.hatenadiary.com