映画・小説の感想棚

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我愛羅秘伝

作者:岸本斉史小太刀右京

 

砂のテマリがシカマルと結婚をする少し前、風影の我愛羅に結婚の話が持ち上がる。

そのころ砂隠れの里では平和によって手柄を上げる機会がなく忍として厳しい生活を送っている若者たちは、豪華な席でお見合いをする我愛羅に不信感を抱くようになっており…!!

 

【ネタバレ】

 

この話を書いた小太刀右京さんは、BORUTOの原作者。

BORUTONARUTOより硬いイメージがあったので(あまりおふざけにページを使わない印象)、文章もそんな感じだった。

静かな淡々とした文章。

我愛羅が主人公だから余計そういう淡々とした文章なんだと思うけど。

 

なんか、こうして我愛羅のエピソードを丸々読むと、やっぱり我愛羅も主人公の器だと改めて思わされる。

カカシ先生も、シカマルも、NARUTOのキャラクターはわき役もみんな主人公している。

やっぱりNARUTOのキャラや世界観のすごい。

 

我愛羅の術とかアクションとか、すごかった。

私の理解力不足で想像が十分できなかったけど、我愛羅はやっぱり別格なんだな。

 

テマリの戦闘シーンが描かれていたのが良かった。

テマリは敵の糸で全身を縛られるが、左腕だけ少し動かせるからと、相手こちらへ引き寄せてから、左肩を外した。

肩を外すことによって糸が緩み袖に仕込んでいた爆発用の府を取り出し、自分にあてた…!

焼けつくような痛みを受けつつも糸から解放され、左肩を元に戻し、反撃にでる…。

いや、かっこよすぎる…。

これをくノ一がしてるっていうのがかっこよすぎる。

テマリの年代のくノ一でここまでできるのは、サクラくらいかな。

もうすこし上の年代だと、綱手やメイはもちろんできそうだけど。

紅ですらそこまでできなさそう。

機転の速さ、覚悟、実行力、決断力、どれか一つでも欠けてたらできない。

 

以前、SSのオナロウにはまっていたので、カンクロウが強いのはいちいち笑う。

我愛羅に不信感を抱く若い忍たちがカンクロウを風影にと持ち上げてるのがまた、オナロウに近い展開で笑ってしまった。

思えばカンクロウは、3姉弟の中でもそこまで性格が変化しなかった人間だと思う。

我愛羅はナルトによって性格変わり、テマリは変化していく我愛羅によって性格変わっていった。

テマリは性格変わったっていうより、物語が進むにつれ、弟2人に対する愛情と我愛羅に対する忠誠心を強く感じるようになった。

だけどカンクロウは、初登場時からほぼ何も変わってない気がする…。

ある意味初めから自分を持っていたのは、カンクロウなのかもしれない。

だから、「この人はぶれない」と、後輩たちからも慕われているのかなと思った。

戦争の時も頼りがいあったしな…!

 

私には設定とか難しくていろいろ理解できてないところもあったけど、面白かった。